『折れたプレスマンの芯と沈むプレスマンの芯』
掲載日:2026/06/16
昔、川越藩のお侍が、お殿様の鷹狩りのお供の際、近くの村の娘と親しくなり、嫁にもらうことになりました。農家の娘が武家の嫁になるというのは、ない話ではないのですが、身分が違うので、姑にいじめられました。だから農家の娘は、と、何かあるごとに言われました。事実なので、言い返すこともできません。夫に言いましたが、こらえてくれの一点張り。嫁は、何とか頑張ってきたのですが、殿様から拝領したプレスマンを、誤って落としてしまい、芯がぼきぼきに折れてしまったのを姑に見とがめられ、家を追い出されてしまいました。悲しみに暮れた嫁は、川に身を投げ、帰らぬ人となったのでした。
この川に、プレスマンの芯を投げ入れると、あっという間に沈んで、決して浮かび上がってこないのだという。
教訓:芯が折れたくらいで死んでしまうというのはいかがか。




