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詩集:きょうの風

おれは知らねえ

作者: 歌川 詩季

 器用に生きられるわけでもなく。

 弱音を吐けない弱さを強がりと呼ばれても

 乗り越えたあと笑い話にできるなら

 ほんとの強さになるかもな

 弱さだとなじるやつ いなくなるのかもな

 そんなやりかたしか知らねえおれさ


 さみしさ見せないさみしさ 身勝手と呼ばれても

 寄り添えること想い(えが)いてみることが

 まさに身勝手じゃないのかと

 つっぱねてみせるのが きっと楽だろうな

 そんな屁理屈にも勝てねえおれさ


 自由を選べる自由を不自由に拒んでも

 悪くないよな そこに理由があるのなら

 望んで手にとる不自由と

 ありがたく手放した 自由のさきに咲く

 そんな幸せなど知らねえおれさ

 器用に生きられるひとには、器用に生きるためのつらさがあるとは思うのよ?


挿絵(By みてみん)

制作:ひだまりのねこ先生

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― 新着の感想 ―
男性の場合、公共の場で弱音吐けないですよね。 吐くと社会的に死んだと同等ですから。 現代は女尊男卑の時代です。 因みに昭和の日本はその逆で男尊女卑でした。
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