その光に泣く時

彼女との出会いは俺こと『カゲル』が男児ならば誰もが憧れる『騎士』に就く前日のことだった。すぐに貴族の仲間入り、金も名誉も手に入ると浮かれていた俺の前に現れた美少女『ヒカリ』
やがて引かれ合う二人だがヒカリは騎士団団長の娘で…！？
そんな中、都市に迫るゴブリンたち。その数は凄まじく近辺の村を全て食い尽くすと予想された。

「ゴブリンに喰われた者は骨も残らない」

そんな言葉が俺の頭をよぎり思わず剣を強く握りしめた。
彼の英雄譚、その第一章が始まる。