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第2章 全てがステータスによって決まる世界 ④


 「よし」


 

 人形劇の準備は整った。


 脚本、人形、小道具。


 手元にあるものを全て地面に広げ、公園のベンチの上からそれらを眺める。


 まず、脚本は商店街通りにあった本屋ーーーー雇ってもらうの断られてもう一度行くの気まずかったがーーーーに行き、絵本を買ってきた。


 中身は、何の変哲もない、勇者が魔王を倒してお姫様を救うポピュラーなもの。


 さっきの道化師がやっていたものと近い内容だが・・・・まぁ、どこにでもある話だし、問題はないだろう。


 そして次は人形と小道具。


 勇者役のレゴムには小さい短剣を買い与え、お姫様役には中古の人形をドールショップで安く購入してきた。


 けれど、こっちにはひとつ問題点があってだな・・・・。


 「この人形、顔が怖すぎるだろ・・・・」


 まるで映画の死霊館にでも出てきそうな風貌のフランス人形だ。


 ギョロッとした大きな目をこちらに向けて、今にも襲い出してきそうな雰囲気を醸し出している。


(・・・・・・・・・・・・)


 こんなの使って子供が泣き出さないだろうか?


 ま、まぁ・・・買える値段だったのこれしかなかったから・・・しょうがないか。


 諦めて、この不気味な人形を使うとしよう。

 

 後は同じ店で買った魔物役のドラゴンの人形と、お金を入れて貰う用の缶をゴミ箱から獲得してきた。


 レゴムには短時間で簡単な芸を仕込むことに成功したし・・・・とりあえずこれで必要な条件は大体揃ったんじゃないだろうか。


(ある意味、これは賭けだがな・・・・) 


 ポケットに入っている全財産を握りしめる。


 夕飯も買ったため、残金は残り銅貨1枚になってしまった。


 何が何でも人形劇で収入を得なければ、この先飢えて死んでしまう。


「どっちみち、何も行動を起こさなければ金は底を尽きるだけだからな。ここは、腹を括るしか無い」


 気合を入れるために、頬を叩く。


 そして俺は道具を抱え、レゴムと共に最も人通りが多いであろう夕方の商店街通りへと向かった。







「さ、さぁ、見てってください〜人形劇ですよ〜」


 街路に立ち客引きする。


 しかし、声が裏返ってしまった。


 何分、今までこんな目立つことをやったことはないからな。


 子供の頃やった学芸会なんて毎回、後ろに立ってるだけの木の役だったし。


 根っからの陰キャのため、こういった人の前に立って何かをやるなんてことは全くの初心者。


 正直に言ってしまえば、人生で初めての経験だった。


(や、やべぇ、凄い量の人がこっち見てるよ・・・・)


 帰路につく人々が、人形劇を始めようとしている俺の方を何事かと困惑した表情で見ている。


 その視線の多さに、自然と心拍数が上がっていく。


 喉はカラカラになり、頭はグラグラになる。


 これは・・・・中々キツい状況かもしれない。


 緊張のあまり、俺は思うように声を出すことができなくなっていた。


「ンゴッ!」


 だが、その時。


 俺の手をレゴムがポンと叩いてきた。


 そして俺に任せろと、胸を張るレゴム。


 身長五センチというとても小さい体なのに、何故か今の俺にはこいつがすごく頼もしい存在に感じられた。


(ありがとうな、レゴム)


 深呼吸し、息を整える。


(即興だが・・・・やってやる。元々記憶力には自信ある方だからな。完璧までとは言えないが、大まかな絵本の内容は覚えてきたぜ)


 そして俺は覚悟を決め、事前に打ち合わせしといた指示をレゴムに出し、劇を始める。


「昔々、ヒューム族の国にひとりの青年がいました。彼は剣の腕に優れ、いずれその力を国のために役立てようと日夜剣の鍛錬に励んでいました」


「ンゴゴーッ!!!!!」


 短剣をブンブンと振り回すレゴム。


 その姿に通行人たちは足を止め、目を見開いて驚いた。


「ねぇ、あの人形・・・・糸付いてなくない?」


「本当だ・・・・どうやって動かしてるのあれ」


「魔法じゃない?」


「うーん、そんな魔法聞いたこと無いけど・・・・ねぇ、ちょっと面白そうだし、見てみようよ」


 そして、連れ立って歩いていた20代前半くらいの若い女性2人がこちらに近寄ってきた。


 その様子は人形劇というよりも、レゴムという謎の生物に対する好奇心に寄せられたものだった。


(もしかして、ゴーレムって珍しいのか? そういえばこっちに来てから二日間、町を歩いてみて1匹も見かけなかったような・・・・)


 そう考え込んでいると、先程の女性と同じように驚いた通行人たちがひとり、またひとりとこちらに歩んで来る。


 そして気付くと、いつの間にか目の前には多くの人々が集まってきていた。


 皆、口々に「何だあの人形は!?」と驚きの声を漏らし、人形劇を見物しようと俺たちの周りを囲み、ひしめき合っている。


(これは・・・・いけるんじゃないか!?)


 見物客が増えたことを内心で喜びつつ、俺は止めていた人形劇を再開していく。

 

「しかしある日、ヒューム族の姫が乗っている馬車が魔物に襲われ、姫は悪い魔物たちにに攫われてしましました。そのことに王は悲しみ、民は絶望しました。ですが・・・・・若き青年は姫を助けるために、剣を手にして旅出ったのです」


 レゴムに目配せして、合図する。


 すると、レゴムは回転しながら飛び上がり、観客たちの目の前に華麗に着地した。


 そして剣を胸に真っ直ぐと構えると、それを天に突き、王宮で騎士たちがやっていたポーズをカッコ良く決めた。


「うわぁ!! すげぇ!! どうやってやってんだあれ!!」


「何、何なのあの人形!! アクロバティックな動きしたわよ!!」


「パパー見てーあのお人形さんすごいよー」


 歓声が巻きおこる。


 そして集金用に置いていた缶には、次々とコインが投げ入れられた。

 

(や、やったぞ・・・・!!)


 ついに、この世界で初めて、俺は金を手にすることができた。


 これも、全てはレゴムのおかげだ。


 低ステータスの土人形を作れるだけの外れスキルだと思ったが、とんでもない。


 俺の無理難題な指示を着実にこなしてくれるこいつは・・・・とても凄いゴーレムだ!


「や、やったな、レゴム! お前のおかげだ!」


「ンゴッ!」


 劇の途中だが、俺は思わずレゴムに感謝の言葉を送っていた。


 今すぐ、俺を支えてくれたこの小さな相棒ににお礼を言いたかったからだ。


《固有スキル “人形師” がレベル2に上がりました。魔法 【ドールコンダクト】 を習得しました》

 

 ドールコンダクト? 何だそれは?


 新しい魔法を覚えたようだが・・・・今はそんなことにかまけている余裕はない。


(よし、劇を再開するぞ!!)


 劇をもっとやって、お金を増やさなければ。


 そしてレゴムの凄さを人々に見せつけてやらなければ。


 俺が喚び出したこの小さな英雄を、もっともっと注目させてやろう。


 そう、意気込んだ、その時。


「おい貴様、ちゃんと政府の許可取って営業してるのか?」


 突如、人混みを掻き分け、鎧甲冑を着た騎士2人が現れる。


 騎士たちは俺の顔を確認すると、驚愕の表情をその顔に浮かべた。


「って、貴様は!! 昨日、玉座の間に来た雑魚ではないか!!」


「あぁ、そうかこいつ昨日の・・・・エステラ姫に失礼なこと言った奴か。・・・・へぇ〜。人形劇なんてやってたんだ」


 紅い髪をした、背丈に差がある2人組。


 見たことない連中だが・・・・その口ぶりから察するに、昨日玉座の間に居た騎士の1人なのだろう。


 彼らは馬鹿にしたように笑いながら俺の近くに詰め寄ると、足元にいたレゴムを強く踏みつけた。


「ンガッ!?」


 鉄の靴でグリグリと踏みつけられ、レゴムは苦しそうな声を上げる。


「や、やめろッ!! 何しやがるッ!!」


 その光景に俺は咄嗟に立ち上がり、レゴムを助けようと騎士に襲いかかる。


 しかし、相手は鎧甲冑を着た騎士。戦闘のプロ。


 俺の拳など軽く避けられ、逆に鳩尾にカウンターを食らわせられた。


「かはっ・・・・!!」


 その衝撃の大きさに膝をつき、俺は痛みのあまり蹲ってしまう。


 気付けばまた、視界の端にあと1ダメージ食らったら死ぬという警告アナウンスが表示されていた。


「はっ、貴様それでも勇・・・・おっと、これは禁句だったな。危ない危ない」


「それ口にしたら陛下に首飛ばされるよ兄さん。気をつけてよね」


「分かっているぞ、弟よ。・・・・おい、何見てるんだ貴様ら!! さっさと散れ!!」


 レゴムを踏んでいない方の騎士のひとりーーーー兄と呼ばれた背の大きい男が群衆に睨みを効かせ、人々を追い払う。


 そうして人形劇を見ていた観客や野次馬たちは一斉にその場を後にしていった。


(糞! せっかく集めた客たちが!!)


 俺は悔しさのあまり、奥歯を噛み締める。


 レゴムが築いた全てが、台無しにされたと思ったから。


 そんな俺の様子を見て、騎士たちはゲラゲラと笑い出した。


「ハッハッハッ!! まさかこんなのがルドナ様の召喚し・・・・ゴホン、勇・・・・・ゴホン」


「兄さん・・・・」


「わ、分かっていると言っただろう弟よ!! そう呆れた目をして俺を見るな!!」


 恥ずかしそうに咳払いすると、騎士は近くに置いていた集金用の缶を手にし拾いあげる。


「とにかく!! この商店街通りで商売をするには政府に許可を取る必要がある!! したがってこの金は俺たち騎士が没収する!!」


「は、はぁ!? ちょっと待てよ!! それは俺たちが・・・・いやレゴムが頑張って稼いだ金で渡すわけには・・・・」


「ふぅん。王政府に仕える騎士に口答えするんだ。それってレインアース王国に対する叛逆だよね? じゃあ・・・・」



 そう言って弟の方の騎士は足に力を込めると、そのままーーーーーーーーーーーーレゴムの体を踏み潰した。



「・・・・・・・・・は?」


 

 粉々に砕け散るレゴム。


 その顔は悲痛に歪められたまま小さな破片となり、辺りに散乱していった。


「うわああああああああああああああああああっっっ!!!!!!!!」


 その光景に思わず涙を流し、叫んでしまう。


 俺の大きな声が耳障りだったのか、騎士たちは耳に手を当て眉間に皺を寄せていた。


「うるせえなぁ。人形壊されただけで何泣いてんだよ。ガキかてめぇは」


「良い歳した大人が恥ずかしい・・・・」


「黙れっ!! レゴムは俺の大切な友達だったんだっ!! それを、よくも・・・・!!!!」


「友達ぃ? ハッハッハッ!! 人形が友達とは寂しい奴だな!! 頭イカれてんじゃねえのか!?」


「イカれてんのはてめぇらだろ!! 人を馬鹿にした挙句、友達の命を奪いやがって!! ぶっ殺してやる!!」


 殺意を込めた瞳を騎士たちに向ける。


 すると騎士たちは目尻を釣り上げ、笑みを浮かべてた表情を憤怒に変えた。


「殺してやる、だと? それは笑えない冗談だ」


「そうだね、兄さん。騎士に対してその殺意のこもった目・・・・国家に仇なす敵とみなすよ」


 騎士の2人は腰に付いていた鞘から剣を抜き、クロスしながら倒れ伏す俺の首にあてがって鋏のようにして剣を突き付ける。


 未だに視界には警告ウィンドウが表示されており、恐らくあと一撃ダメージを食らったら・・・・俺の命は確実にそこで終わってしまうだろう。


(俺にこいつらを倒すような奇跡的な力は・・・・・ないな。不可能だ)


 すなわち、俺は今から首を切断され、死ぬということ。


 それが、異世界に転移した俺の結末。


 まさか、2日でゲームオーバーになるとは想像していなかった。


 ルドナに恩も返せず、目の前でレゴムを殺され、何もできずにのうのうと殺される。


 挙句に地面を這い蹲り、最後の最後まで見下されて死ぬなんて・・・・。


 何とも惨めな終わり方なんだろうか。


 首元に突きつけられていた剣が肌に触れる。


 その瞬間死を覚悟し、俺は瞼を閉じた。


 しかしーーーーーー。


「おいお前ら、そこで何をやっている」


 突如そこに、銀色に輝く立派な鎧を着た男が現れた。


 俺に剣を突きつけている騎士たちはその男の姿に驚くと、剣を鞘にしまい、あわてて敬礼をする。


「「き、騎士団長殿!! お勤めご苦労様ですっ!!」」


「うむ。ん? そいつは・・・・・あぁ、昨日のあいつか。そいつを殺してどうなる。放っておけ」


「し、しかしこの男、我々に明確な殺意を!! これは我々騎士団に対する挑戦に他なりません!!」


「ここは民が行き交う往来だ。そんなところで騎士が人を殺せばどうなるか・・・・それが分からんほどお前らは馬鹿ではあるまい。我が騎士団の名誉を損なう行動は慎め、ヴェルリー兄弟よ」


「「は、はい。申し訳ありませんでした・・・・・」」


「まぁ、エステラ様の配下であるお前らにはこいつは面白くない存在だろうな。気持ちは分からんでもない。だが・・・・今は、来る災厄に向けて民たちの精神をケアすることが第一だ。見回りを再開してこい」


「「了解致しました!!!」」


 そうして騎士の2人は剣を納め、大通りを進み去っていった。


 残った騎士団長と呼ばれた灰色の髪をした男は俺に手を差し伸べると、爽やかな笑みを浮かべる。


「立てるか?」


「・・・・・良い、自分で立てる」


 差し伸べられた手を払い除け、俺は舌打ちしながら立ち上がった。


 そんな俺に、騎士団長は小さく頭を下げる。


「すまないな。部下たちがお前の持ち物を壊したみたいで」


 そう口にした彼の目線の先には、粉々に砕かれたレゴムの姿が。


 その光景を再び確認した瞬間、またも心の中に怒りの炎が湧き上がる。


(物、じゃねえ!!)


 そこで粉々になっているのは俺の友人だ、糞騎士が。


 そんな苛立ちの言葉を飲み込み、代わりに拳を強く握る。



「・・・・・あの2人の名前は何ていうんだ?」


「ローラン・ヴェルリーとクロキア・ヴェルリーだ。・・・・名前がどうかしたか?」


「いや・・・何でもない」



 いつか必ず、どんな手を使ってでもレゴムの仇は取ってやる。


 例え世間の人間がドン引きするような、汚く卑怯な手を使ったとしてもな。


 弱いなりに弱い奴が戦える方法を必ず見つけてやる。


 (ここまで来たら良い加減、もうはっきりと理解したぜ)


 この世界は、力が全てだということを。


 力がなきゃ、奪われ、貶され、惨めな生活を送るという摂理を。


 ならば、このステータス至上主義の世界で俺は必ず力を得てやる。


 もう絶対に、他人に対して容赦はしない。


 誰かの善意に頼るような甘い心は、金輪際、捨ててやる。


 そう決意した瞬間、心の中に黒い感情が渦巻いていった。


《???スキル 【虚飾】 レベル1 を獲得しました》

《魔法 【透明化】 を獲得しました》

 

(うるせえ!! 黙ってろ!!)

 

 スキル獲得の通知を伝えるアナウンスに怒りをぶつける。


 そんなことをしても無意味だと分かってはいたが、今の俺は何かに苛立ちをぶつけなきゃ精神の安定を図ることが難しい状況だった。


「・・・・・そうだ。騎士団長さんよ、俺の稼いだ金、あいつらに奪われたままなんだが返してもらうことはできないか?」


「残念だが、君はここで許可なく商売をしていたんだろう? ならその利益は騎士団に没収される決まりになっている。悪いな」


「チッ」


 大きく舌打ちを打ち、俺はレゴムの残骸を拾い上げる。


 まさかこいつの成果をまるごとあいつらに奪われるなんてな。


 本当、糞みてえな世界だぜ。


「・・・・なんだよ」


 レゴムの欠片を拾う俺を背後からジーッと見つめてくる騎士団長。


 そんな彼に対して、俺は苛立ちをぶつけるように強く睨みつけた。


「・・・・・変わったな。昨日の君とは違った目をしている」


「あぁ? もし俺が変わったように見えるなら、そりゃお前の部下たちが・・・・・いや、この世界に住むお前ら屑共が俺を変えたに決まっているだろ」


 別に、この世界は悪い人間ばかりではなかった。


 それは、最初に出逢ったルドナが最たる例だろう。


 けれど、この世界の人間の殆どはあまりにもーーーー俺に対して牙を向いてくる連中が多すぎる。


 いったい俺が何をしたというのか。


 何の犯罪も犯していないのに低ステータスだからといった理由で見下され、殴られ、奪われる。


 それが俺に対してのこの世界の在り方。


 現状、この世界の人間の殆どが、俺にとっては敵に等しい。


 「こんなもんかな。・・・・ごめんな、レゴム」


 レゴムの破片を拾い集めた俺は大切に両手に抱える


 そんな俺に対して、騎士団長は1枚のハンカチを手渡してきた。


「それで包むと良い。あぁ、ハンカチのことは気にするな。部下がしたことの詫びとして君にプレゼントしよう」


「ケッ、割りに合わねえプレゼントだぜ・・・・だがまぁ一応、礼は言っといてやる」


 小さく頭を下げ、俺はレゴムをハンカチに包み、そのままその場を後にした。


(まずは金だ、力を手に入れる前に金がいる)


 まず、最も必要なもの。


 それは当初の目的と変わらず金だ。


 現状、今の俺は食料を買う金すらも持ってはいないからな。


 生命を維持させるためには、金を早急に手に入れる必要がある。


 後は・・・・雨風凌げる住居だな。


(もう、通常のやり方で何かを得るのは不可能だ。それは理解した)


 今の俺に、もうまともな方法で金を稼ぐ手段は残されてはいない。


 何たってこの低ステータス値では誰も雇ってくれる人はいないし、人形劇も騎士たちに邪魔されてはもうできないからだ。


 ならば・・・・・・。


(奪うしか、ない)


 金も、食料も、何もかも。


 手に入れるには、他者から奪うしかない。


 それが、現状、考える限りの俺がこの世界で生きるための唯一の方法だった。


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