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【終末世界の漂流記】  作者: 案山子擬き
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【はじめに;これを読んでくれる誰かへ】

アドバイス、誤字報告、感想等ありましたらお願いいたします!


 これを読んでくれる誰かへ、この本がどんなものか先に伝えるよ。

 

 これは僕の日記だ。

 この世界で、僕が体験したことの全てだ。

 君も体験することになるはずだよ、気をつけて。

 

 こんなものを書いたのは初めてだし、頭も悪いから文章がめちゃくちゃかもしれない。

 でも、読んでくれるのなら何だっていい。

 時間潰しでも、小説のように楽しむ、今後の方針を決めるための参考にしたって別に問題ない。多分、読むのは君だけだ。

 捲ろうとして破る、間違って燃やす、何故か溶ける、破裂する……そんなことは、この本には起こりはしない。丈夫さは保証できる。

 ああ、盾としても利用できるよ。この本は、決して壊れない。

 それに、余りのページなら幾らでもある。メモを取るとか……僕みたいに日記として使ってもいい。この本のページは尽きないから。

 

 君も、酷い目に遭わされたんだろう? 本当、悪い冗談はよせと言いたくなる程に。

 読んでくれている君は、きっと悪趣味な糞野郎に連れてこられた、僕と同じ『転生者』だと思ってる。

 だからこれは、きっと君にも起こり得ることだ。きっとね。

 君が男か女か、僕より年上か年下か、どんな酷い目に遭ったか、身体はどんな状態か、何一つ分からないけど……ましな方であることを祈るよ。

 何でそんなことを書くのかといえば答えは簡単。

 

 僕がこの世界で目を覚ましたとき、僕は僕じゃなかったから。

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