転入とトラブル
学園都市 アルスロメア
この学園都市は普通とは違う、魔術が仕え 能力を持っているだがここは平和な都市だ
争いもあるが、それでも他の街よりかはマシだ
他の六大都市
帝都 雷光 海上都市 クイーンアン 魔都 セイレム
聖都キャメロット 楽園都市 パラダイス
深淵都市アルブヘルム
そして俺白銀霧夜は今アルスロメアの学園 フォルス学園に転入する
フォルス学園の校門を通るが建物が色々ありすぎて校舎が分からない
どれが校舎なのかわからず 建物を一つ一つ見ながら進んでいたら上からタオルが落ちてきた
なんだ、これタオルか さっきの見上げてたあの部屋だよな
俺は三階のどの部屋かを理解した
「スカイロード」
俺は壁を駆けあがり窓を二回叩いた
反応はなく中を見るとそこには着替え中の女子がいた
やっべ、このまま見つかったら確実に殺されるぞ
どうする、このまま落ちたとしてタオルを返せなくて持ってたらそれはそれで変な疑いをかけられかねんぞ
ここにきて、変態と思われるのは嫌だが どちらを選んでも変態と思われるのはかわらないな
そうやって試行錯誤をしていたらその女子がこっちを向き俺のことを気づいた
白銀が捕まってる窓の元に女子が向かってきて窓を開けた
白銀が持っていたタオルを女子の方に渡した
「これ窓の外に落としてたから渡しにきたよ」
女子は眉毛をぴくぴくを揺らして
「この変態、キッモ死んじまえ!!!」
そう言い放ってきた
「落としたのを届けに来ただけなんだ 誤解はしないでくれ」
「五回も六回もあるかー!!」
女子は白銀の頭を踏みつけて地面に叩き落とした
「いってぇ」
「今日の13時決闘を受けなさい!」
「は?決闘」
「あなたランクはいくつなのよ」
白銀のランクは最底辺のこの学校には1人しか居ないEなのだ
Eランクは戦いに出たら即死ぬような雑魚を表すのだ(時に例外あり)
学園設立から今日までEランクがでたのは俺を含めないと1人しかいない
「Eだが、何だ」
「そっ、ならば受けてもらうわよ確定で」
「弱い物虐めでもするつもりか」
「違うわよ!プライドがあるんだから」
「まぁいい、俺は学園長室にいくから さよならさん」
白銀はそういって学園長室に向かった
学園長室に向かうともう噂がたてられてるようで
転校生がSランクのお嬢さま 無敗軍師篠原飛鳥に喧嘩をうったぞとSランクとEランクが戦うというので新聞すら出来てしまってた
Sランク無敗軍師とEランクの謎の転校生が戦うと
白銀はそんな噂を気にしないで学園長室のドアを叩いた
「はいりたまえ」
「失礼します」
「来てくれてありがとう、霧夜、久し振りだな」
「お久し振りです、姉さん」
ここの学園長は白銀霧夜の姉の白銀霧姫
優秀な姉だろう 天は二物与えないと言うが普通に姉には与えているだろう 武芸の才能と魔術の才能を揃えていて美人
ホント、不公平だな
「それでなんで呼んだんですか」
「そんな硬くならなくて言いよ」
「わかったけど、説明はして」
「この学園に秘密組織があるのは教えたっけ?」
「教えてないな」
「じゃあ、説明しよう。」
学園の秘密組織 六大都市の異常を解明する学園組織 デブリ
そこに参加して貰うが
君が私のコネで実力も無く入ったと思われないようにEランクの状態からSまであがること そのための夏の武道祭で上位二位になること、慣れなかった場合即刻退学
「契約としては、それくらいだろうか」
「俺もそれを覚悟してここに来たから大丈夫だ」
「そっか、それにしても無敗軍師いや間違えたな氷結の奇策師に喧嘩をうるなんてね」
「喧嘩なんてうってないですよ、タオルを届けにいっただけなんですから」
「まぁ、頑張りたまえ 霧夜は最弱で最強だからな」
最弱で最強なんて矛盾の塊なんだがな
それでもここで勝ち続けなきゃいけないのか
学園都市は別名実力都市と呼ばれる理由がわかった気がしたよ
「取り敢えず霧夜は明日から授業参加として今日は試合に備えるんだな、」
「わかった、そうするよ」
「そして、これが寮の鍵と場所だ、部屋番号は鍵を見ろ」
霧夜は何も言わずに学園長室から出ていった
最初から災厄の展開としか言えない
戦うにしてもだ 転入初日で起きるんだ衝撃しかない
まぁ誤解を生むようなことをした俺にも責任がある取り敢えずギリギリまで粘って負けよう そうすればキチンと戦ったとみるだろう
霧夜は寮の自分の部屋の鍵を開いた
ダンボール箱が三つ置いてあり 中身は教科書やゲーム機に財布がある そのうち1つが俺の剣のデバイスだった
他人を殺さないための擬似的な剣 デバイス
痛みはある、それでも死ぬことはない
「俺はデバイスを使うか、魔術を使うにしてもな」
俺は殴り合いでは最弱だがその代わりに武器を持つと最強だから最弱で最強と呼ばれている
魔術は使えるが属性魔術は使えない
属性魔術を1つも使えないものは存在も使えない
霧夜は部屋の整理を終わらせてベッドに横になった
ベッドは柔らかく体が落ち着いていく
「ゆっくりと眠りについてしまいそうだ…」
そういって霧夜は寝てしまった
そして次に起きたのは試合の十分前だった
「やばい急がないと」
霧夜は急いで試合会場まで向かった
ついたのは試合の二分前だった
そこにはもう篠原飛鳥の姿があった
「ほう、遅れてくるとは随分余裕だな」
「いやー実は寝てしまっていて」
篠原は目をピクピクさせている
「ほう、それは余裕だと言いたいのかね」
「そうではないです、ベッドの心地が良かったからたまたま寝ちゃったのです」
「やはり余裕ということじゃ無いか」
そうギクシャクしていると機械音が鳴り響いた
「試合準備両方大丈夫かな?」
「「大丈夫だ!」」
こうして俺の最初の戦いのゴングが鳴り響いた