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6.技術:手段を組む

 第六節めの主題は技術です。


 技術というと一般的には科学、工学、あるいは職人技などのイメージがあると思いますが、私はより原義に沿った解釈で考えています。すなわち技術とは「テクニック」であり「目的を達するための手段」であると。


 例えば「鉛から金を取り出す」という目的を設定しましょう。

 現代でこれを成し得る唯一の技術は原子核制御、つまり核融合技術です。では、架空の世界においてはどうでしょう。答えはいっぱいあります。錬金術か魔術か、あるいは超科学も有りでしょう。


 人間は夢を叶えるために様々な方法を模索し、それを理解して体系化しようとする生き物です。火を得るために火山の噴火を待つだけでは猿と変わりません。現に、人間は火をおこす方法を発明しましたよね?


 これからの十問で見ていくのは、つまるところ「手段」を世界にどう組み込むかという部分です。現実の科学技術のように、それらは世界に深く影響を及ぼし、人々の暮らしを大きく左右します。


 知恵と勇気が世界を拓くなら、知恵の表出こそが技術なのですから。



 ***



Q51.

 具体的に技術はどう世界に影響するのか?


A:

 技術がもっとも強く作用するのは、生活水準と文明水準です。


 身近な技術である農業を例に見てみましょう。

 農業が発明される以前、人間は狩猟採集に頼って生活していました。そのため天候や地理による制限は、十数万年という長い間、人間の発展を厳しく制限していました。しかし一万年ほど前、中央アジアで「農業」という画期的な技術が誕生すると、状況は一変します。

 とりわけ主要穀物である「小麦」が地理的、人的限界を超えて生産されるようになり、食料にゆとりと備蓄ができました。

 余剰は経済を生み、ゆとりは社会を育て……あとはご承知の通り、農業が我々の知る文明を作ったと言っても過言ではありません。


 農業と同じように、一つの技術が人類に大きく影響を及ぼすケースは、けして少なくありません。

 金属精錬、製鉄技術は当時の国家間パワーバランスを塗り替えました。車輪に歯車、医療、蒸気機関に原子力にコンピュータ。例は山のようにあります。


 架空の世界で架空の技術を作る場合でも、要点は同じです。

 技術は世界と無関係ではなく、むしろ世界の特徴を作る重要なポイントとなります。存在するだけで活用されない技術などありません。



 ***



Q52.

 架空の技術を作る際の基本は?


A:

 私の場合、何を置いてもまずは発想からです。


 架空の技術というのは、比較的に注目されやすい要素です。

 なので物語と同様に発想とひねりとを利かせることで、読者をワクワクさせたり引きこんだりがしやすくなるかと思います。


 発想のする上で注意した方がいい点が一つ。

 安易に現実の代替物にしないようにしましょう。

 せっかく作った異世界が現実の延長線では、いくらなんでも味気がありません。コンピュータやインターネットの代わりに魔法を使う、ではなく、魔法にしかできない何かを付与してみましょう。それが世界設定で人目を引くポイントになります。


 満足がいく発想が得られたなら、次は経済や生活とのバランスを見ましょう。前の設問で見たように、他の要素に影響を与えない技術はごく希です。農業ほど大規模でなくとも、人の暮らしに影響を与えることは避けられません。


 もし大きく社会を変えてしまいそうな技術なら?

 その場合はウェイトを付けて技術の普及を抑制しましょう。

 発明されたばかりという時間的制約。使えるものが限られるという人的制約。地理的なもの、資源的なもの、そういったウェイトで普及を阻めば、多少オーバーな技術でも馴染むと思います。



 ***



Q53.

 魔法や異能力も技術に含めるのか?


A:

 もちろん、私はそれらも技術に含めます。


 なぜかというと、それらが作品に登場する理由が、他の技術と同じ「手段」であるからです。


 とはいえ魔法や異能力には、一般的な技術と異なる扱いを考えなければいけないのも事実です。

 魔法や異能力は、よく科学文明や物質文明への対抗馬として描写されます。それは両者が「不思議」という特性を、言いかえれば「理解できなさ」を核に構成されているからです。


 例を挙げるなら、人が自由自在に空を飛ぶことは出来ませんが、スーパーマンは身一つで空を飛べます。その原理はスーパーマンには自明の物なのでしょうが、人間には理解も行使もできないのです。

 人が魔術や異能力を連想するのは、自分たちには理解できない理論に出くわした時です。


 ここで一つ、作品に組み込むに当たっての落とし穴があります。

 それは理解できないことを盾に「万能性」を持たせてしまうケースです。

 〈機械仕掛けの神デウス・ケクス・マキナ〉という言葉があるように、万能性は物語を陳腐にしてしまう傾向があります。もちろん万能の存在を軸に人間性を描くならまた別ですが、物語の主軸となる「葛藤の解決」を安易にしてしまうことには留意すべきです。

 むしろ私がそれらを技術に含めるのは、そこから万能性を排除して考えるためでもあります。


 最後に、もし魔法や異能力があったなら、インフラや学術に組み込まれている公算が高いでしょう。人間は使いたがりの知りたがりですので、新しい技術や便利な技法などはあっという間に研究され、一般に流布します。

 例えその論理が怪しかったり、一部の人にしか使えない物でも、何らかの形で社会や次世代の技術にフィードバックされることは充分ありえます。



 ***



Q54.

 技術には制約が必要か? あるいは自由であるべきか?


A:

 この問いは自分でも悩むところですが、結局はバランスの問題と捉える事もできます。


 というのも、実際に書く部分、つまり文章として読者に提示する部分というのは設定のごく一部でしかない(そうあるべき)わけで、その中で制約を説明する、あるいは納得させるというのは難しいからです。


 もちろん作者の側にはある程度明確なルールがあってしかるべきだとは思いますが、実際の表現に落とした場合、それをしかつめらしく説明するのは物語にとってけしてプラスとは言えません。


 この場合におけるバランスとは、つまるところ物語への技術の露出度、重要性に依存するものです。


 ドラえもんを例に取ると、ひみつ道具の原理は明確に定められるより、自由であるほうが面白く感じます。なぜなら、ひみつ道具に求められる役割は「小道具」でしかなく、テーマは常に登場人物にかかっているからです。

 彼の名高き「バイバイン栗まんじゅう事件」が可笑しいのは、のび太の浅はかな行動によるものであり、栗まんじゅうが宇宙を崩壊させるかも、などという考察のせいではないでしょう。


 物語の要求以上に技術に制約を課すのも、物語から粗が覗けるようなザル設定を作るのも、困りものなのは同じ事。

 書いてみて補強する、改稿で修正する。「後付け」を恐れないというのが、バランス取りでは有効かもしれません。



 ***



Q55.

 技術設定を発展させるときに気をつける点は?


A:

 大まかに二点あります。


 ひとつは技術から見た不文律を定めること、もうひとつは使う人間から見た利便性を考えること、です。


 ひとつめの不文律とは、設定の大枠に相当する部分です。

 「~できない、~してはいけない」という不文律は、技術のまとまり感を高める際に重要となります。物語を進めると無数に出てくる「~できる、~する」に着目する前に、有限の「できない事」を定めてしまうことで技術に統一性を持たせ、先々での破綻を防止しようというわけです。


 前問で「後付け」を恐れないと言いましたが、後付け設定が批判される大きな理由として、この不文律の無視や改変があります。

 架空の技術から説得力を奪わないためには、大枠は緩めに取るか、あるいは堅持するべきでしょう。


 二つめの利便性。これは設定の肉付けに相当する部分です。

 いかなる技術であろうとも、それを使うのが人間である限り不便な方向には進化しません。人間という骨の上に乗る肉は、それに沿うものでなくては不合理です。


 したがって「手段は簡潔」に「時間を選ばず」「誰にでも使え」「犠牲は小さく」「利益は大きく」と、人間の欲求に沿った方向へ技術設定を持っていくのが基本と言えます。

 もちろん、その過程で一時的に複雑化したり、あるいは現代社会のように技術の専門化が進む事はあり得るでしょう。しかし充分に普及した技術だと設定するなら、前出の五要素はかなり重要になります。


 技術のディテールを細かくしていく作業では、作者はしばしば専門的な視野狭窄に襲われがちです。「できる事」を一つ定めたなら、立ち止まってそれが作中の人物にとって真に必要か、それが充分に人間に普及できる物であるかを考えた方がいいでしょう。



 ***



Q56.

 労働と技術の相関はどう作るか?


A:

 人類の歴史を見ると、ある技術が普及した場合、それにまつわる労働は省力化や単純化される傾向があります。

 また技術レベルが高いほど、それに専心する専門職が増えます。


 これも農業の例を引けばわかりやすいでしょう。

 草原に火を付けて農地を得ていた原初農業と、肥料を撒いてビニールハウスで囲う今の農業とでは、時間あたりに取れる作物の量は段違いです。暮らしの質が違うので単純に比較はできませんが、少なくとも現代の農家はメソポタミヤの農家よりは楽な仕事をしています。

 そして天候や暦、農具、肥料など、農業に必要なリソースのほとんどは、今や農家自身ではなく専門職により提供されています。


 もし人が狩猟採集の生活を続けていたなら、家造り、道具作りと専門化するわけにはいきません。しかし技術が充分に発展すると、そのテクニックは個人の手には余りますから、自然と分業体制が確立されます。

 これは狩りと戦闘と建築をこなす原住民と、パソコンに向かう現代のSEの違いと思えば簡単ですね。


 まとめると、技術と労働の相関は「仕事の質」と「専門職の数」で表現できます。黎明期には仕事は煩雑で労働時間は多く、従事者は少なくなります。円熟期には仕事は単調、労働時間はおおむね短く、枝葉まで含めれば従事者は膨大な量に達するでしょう。



 ***



Q57.

 技術は生活にどう影響するのか?


A:

 正直に言うと、技術の発展が生活に及ぼす影響は広範囲かつ流動的であるため、一概にこう、という結論が出せません。

 ただ技術が生活に与えるもっとも大きな影響の一つに「環境の克服」がある事は間違いなさそうです。


 農業であれば灌漑や二毛作による収量の増加、冶金技術であれば道具や兵器の性能向上など、技術は環境による限界を取り払うように成長します。

 つまり便利になっていくということです。


 技術設定の発展の問いでも触れたように、技術が発展すれば、人は生活をより便利にするべく応用します。

 そして技術に制約が少ないほどこの動きは加速されます。インターネットは短期間に社会を変容させましたが、費やされた資源はそれまでの技術革新に比べれば小規模でしたよね?

 同じように便利かつ資源の必要がない魔法などを設定した場合、生活は速やかに、かつ大幅に変化するでしょう。


 最後に簡単に例を引いて、具体的な影響を見ていこうと思います。


 ・製鉄技術が生活に及ぼした影響

  金属製品の性能が格段に向上する

   兵器(剣など)の殺傷能力が上がる

    鉄を作れる者が、作れない者を武力で圧倒

     東アジアにおける漢民族の隆盛、ヨーロッパの海外植民の原動力

    兵器の金属部品が高強度かつコンパクトに

     手持ち火器(ライフル、ピストル)が生まれる下地に

   農具、技術製品の質が向上

    農業の大規模化が促進される(古代中国、中世ヨーロッパで顕著)

     農村で人が余るようになり、大都市への集中が始まる

    加工業、建築業が発展(建築の大規模化、製品の量産など)

     芸術活動の洗練、大規模土木工事が可能に

   造船用部材の高機能化

    大型の船が建造可能になる

     外洋への安定した進出が可能に(大航海時代、鄭和の下西洋)

   .etc


 以上ほんの一例ですが、技術による生活への影響がいかに広範囲に及ぶかはお分かりいただけたと思います。



 ***



Q58.

 現実の技術を異世界に持ち込む場合、注意すべきポイントは?


A:

 現実の技術を異世界へ持ち込むというのは、比較的メジャーなシュチュエーションですね。

 原始時代なら懐中電灯も超技術ですから、手っ取り早く世界に変化を起こす事ができます。どこかのガキ大将のように電池を忘れなければ、ね。


 異世界転移でもタイムトラベルでも、持ち込む方法や理由は物語の受け持ちですので、世界設定では触れません。ただし一点だけ、設定の段階で気を付けるべき部分があります。

 それは技術への、作者の理解です。


 ただ持ち込んだだけでは、技術は役に立ちません。

 青銅器の時代に鋼の刀を持ち込んでも、いずれ刃こぼれします。オートマチック拳銃は黒色火薬では動作不良を起こします。


 異世界でスマホを充電する際に、雷の魔法を直当てしようと思った作者さんは要注意です。その魔法、電圧はきっちり5ボルトですか? アースは付けましたか? 交流電圧だったりしませんか? まさかとは思いますが、一瞬で完了したりはしませんよね?

 実際のところ、スマホの充電には「電流」よりも「物質操作」の方が向いています。リチウム電池の中の原子を操作できれば、電流をぶち当てるよりスマートに充電状態に戻せますし、その方が魔法として面白いと私は思います。


 何が言いたいかというと、作者がよく知らない事を書いても、それは「下手な嘘」になってしまうということです。ツッコミ所が多すぎ、読者を白けさせるばかりか演出の入れ所を殺してしまいます。


 設定という「上手な嘘」をつくためには、技術へのある程度の理解が必要ではないでしょうか。完全に精通する必要はありませんが、せめて面白い嘘がつけるようなところまで、本なりネットなりで調べた方がいいと、私は思います。



Q59.

 技術を実際の描写としてどこまで盛り込むか?


A:

 よほど技術を主眼に置いた作品でない限り、本編における技術描写はあっさりと済ませるべきだと思います。


 設定したことを長々と披瀝するのはクドすぎますし、なにより読者からツッコミが飛んでくる恐れがあります。物語を書きたいのに、そんなところでケチがついたのではたまりません。

 描写は必要最低限、というのが無難です。


 逆に深く関わる場合、多少ページを割いても構わないので、しっかり読者に理解を求めた方がいいでしょう。物語の根幹に関わる技術がスカスカに見えるようでは、続きを読もうという意欲を削ぎかねません。


 とはいえ、説明文が本質的に眠気を誘うものである以上、作者にはそれをわかりやすく、さらに面白く作品に織り込むテクニックが要求されます。

 以下の三点はそんなテクニックの一例ですが、これ以外にも様々な方法があるかと思います。


・描写に聞き手を用意する

 地の文ではなく、会話を使って技術を読者に紹介しましょう。

 より自然な説明を演出できます。会話なら疑問も出ますから、それを使ってさらなる掘り下げを狙えます。また会話文では文章の密度が低くなるので、読み手にとってはそれだけ読みやすくなります。


・たとえ話にする

 説明したい事を簡単なものに例えることで、直感的な説明ができます。設定を長々と語らないためにも有効です。このエッセイでもたとえ話を大量に使っていますが、つまりはそういうことです。


・段階的にする

 一度に全てを語らないように。読者もキャラクターもついて来られません。

 ゲームにチュートリアルステージがあるように、簡単なところから一歩ずつステージアップして説明すれば、より受け入れられやすくなります。

 各段階の間に物語の展開を挟めば、説明による中だるみや「説明回」という揶揄を避けることもできます。


 説明文のテクニックを磨くときに、私はよくポピュラーサイエンスのエッセイやノンフィクションを参考にしています。味気ない事実をユーモアの包装紙でくるむという手法は、小説でも大いに有効だと思いますよ。



 ***



Q60.

 滅んだ技術を作るなら?


A:

 滅んだ超文明、ええ、異世界だけでなく現実でもよく耳にするフレーズです。

 主にオカルト業界で、ですけど。


 技術が忘れ去られるというのはよく使われる手法ですが、よく考えてみるとそんな事があるのでしょうか?

 発達した技術が継承もされずに放っておかれるとは考えにくそうですが……。


 結論から言いましょう。滅んだ技術というのはあります。それも無数に、さらに現在進行形で滅びつつあるものも。


 最後の問いは、滅亡した技術の作り方、言いかえれば技術設定の閉じ方についてです。


 技術が滅ぶ場合というのは、おおむね以下の三要素のどれか、あるいは全てが当てはまります。

 後継者がいない、技術が劣化した、理解できない、の三要素です。


 後継者がいないというのがいちばんポピュラーですね。

 技術は専門職によって伝承されることが多く、高度に専門化した技術は体得に時間を要します。何らかの理由でそのサイクルが途絶えると、技術はお墓へ持って行かれてしまいます。


 技術の劣化。

 質的な劣化と量的な劣化があります。

 質的な劣化というのは、例えば資源の枯渇や環境の変化によって、技術が成立しなくなる場合です。量的な劣化とは、技術が必要とされなくなった状況を差します。

 どちらにしても使えない、使われない技術というのは風化し、忘れ去られます。


 そして理解できない。これが設定としていちばん重要な要素です。

 後世の人から見て理解も再現もできない技術は、これはもう継承のしようがありません。そして理解できない(できなかった)技術というのは、実に人類の歴史の中に多く登場します。

 二つ例を挙げましょう。


・ローマコンクリート

 古代ローマ時代以前は「忘れられた技術」の宝庫ですが、その中でも有名なのがこの「ローマコンクリート」です。古代ローマ帝国の崩壊と共に製法が忘れ去られ、近代になって再発見されました。

 なお余談ですが、現代のコンクリートとローマコンクリートは厳密には別種のもので、性質が大きく異なります。もしローマコンクリートがその命脈を繋いでいたらと考えると……。


・ダマスカス鋼

 よく包丁などで見られるマーブル模様の入った鋼材ですが、現代のものはほとんどが見た目から再現されたものであり、そのルーツである「古代ウーツ鋼」とは製法がまるで異なります。

 そのウーツ鋼なのですが、歴史書ではいささか鉄離れした性能で書かれている事が多いのです。もちろん筆者が吹かしている可能性もありますが、そうでなければ紛れもなく「忘れられた技術」に入るでしょう。

 一説では、ウーツ鋼が途絶えた原因は材料となる特殊な鉄鉱石の枯渇であるとも言われています。


 方や帝国の衰退、方や資源の枯渇。

 技術が忘れ去られるには「もっともな理由」が必要です。火山や天罰でとどめを刺すのも悪くはありませんが、技術が息を引き取るもっともらしい理由を考えるのも、設定では大事な事だと私は思っています。



 ***



まとめ:

 技術とは、人間が自然や摂理を相手に、自らの欲求を通すための「手段」です。

 それは常に人間生活に影響を与え、時には影響を受けて衰退します。


 作者にとっては、自らのポケットに詰まった夢を映す小道具であり、扱い方次第で生きることも死ぬこともある諸刃の刃です。


 作るなら手は抜かないで、示すなら押しつけないで、時には冗談も交えつつ、でもしっかりと使いこなしましょう。


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