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No,0035 どうでもいいよ、もう。
とりあえず、今分かっている事としては、
夢じゃない、俺が知らないセカイということと、見渡す限りの草原にいるということだった。
「まぁ、曇天の空だけどね」
「いいじゃん、涼しくて」
「むしろ寒い」
「ってか、まず城に戻る方法を考えない?」
「まずどうしてここに来たかだな」
「私はうたた寝をして起きたらいつの間にか」
「俺もベッドに入ってからだ」
とりあえず、意識がない間に、という事は分かった。
まぁ、そんな事はどうでもいいかもしれない。
いや、もうなにがどうなってもいいと思う。
だって、
目の前でリストゥアの首が飛んだんだぜ?