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No,0029 真実
そして、城の中に入った俺を待っていたのは、
「ば……ババァ…」
女王だった。
「なんで…ババァが…?」
「私がこのセカイの王だからだよ」
じゃあ、歓迎してくれるよな。
などと思っていたが、
なぜ、門番は俺を殺そうとした?
直後、女王の攻撃が来た。
「なッ!?」
気づくのが一瞬でも遅かったら死んでいた。
だが、無事ではない
両腕が無くなっていた。
死にはしない。
死ねないのだから。
「うわぁぁぁぁぁ!!!」
そして、無くなったはずの腕が、
再生する。