27/40
No,0027 武器
そして、本当の武器のコトを知った俺は、
またあの城へ行った。
そして、また、あの門番に出会った。
「ハッ、また殺られにきたのかよ!」
「相変わらず口が悪いな」
まぁ、そんな感じで、門番が一歩踏み出したのが
決闘の合図だった。
「甘い!」
バギッという音と共に、剣が砕かれた。
門番の剣が、ではない。
俺の長剣が、だ。
「くっ!」
長剣を両方とも折られた。
しかし、
「計画通りだっ!」
そう言って、俺は、長剣のグリップを思いっきり引っぱり、
武器を取り出した。
ツインハンドガンを。
とある伝説の悪魔が使っていたツインハンドガン。
それが、俺の本当の武器。