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No,0002 始まりの道
何にだって始まりはある。
そう、不幸にも。
まぁ、あれから色々あって、俺は、学校へ行った。
今日は新学期の朝であり、入学式の日でもある。
俺の入学する高校は、至って普通の私立校だ。
いや、「だった。」
と、言うべきかもしれない。
それがなぜかというと。
俺「…………………………」
学校が無い。というか、
元々学校があったはずの場所にはなにも無かった。
俺「……」
場所を間違えていないかGPSで確認してみたが、
間違えてはいない。
昨日下見に来た時は確かにあった。
一体ここで何があったのか?
俺「うーん………………」
考えても仕方がない、
俺「帰るか」
一回寝てまた来てみよう。
そんな感じで俺は帰路についた