No,0016 3月7日
「り…リストゥア…?」
俺のベッドの中になんでリストゥアが…?
ま、まさか、俺、無意識のうちに!?
「戯けが、私から入ったのよ」
………ついにリストゥアにも発情期が来たのか…………
「それを言うなら思春期だっ!!
それじゃ私が欲求不満でベッドに入ったみたいじゃないか!!」
「え?違うの?」
直後、俺の体が宙に舞った。
そして、無防備な俺に、リストゥアの鉄拳が飛んでくる。
結局、あれから数十分ほど殴られた俺は、
再びベッドに戻り、入った理由を聞いてみた。
「話があるからよ」
「なんの話?」
てっきりギアの話かと思っていた俺だったが、
予想外のことをリストゥアは言い出した。
「結婚のこと」
は?結婚?
「誰と?」
「隣国の王子と」
正直、結構凹むなぁ…………
「なんで凹むの?」
「まぁ、色々あるんだよ」
「まぁ、その人とは合った事はないんだけどね」
「なんで?」
「母上が今度紹介するって言ってた人だから」
なんだ、じゃあまだ結婚するって決まったワケじゃないじゃん
「ってか、なんで急に結婚なんてするんだ?」
「私か女王になるために」
「あれ?そういやお前って年いくつなの?」
「ん〜と、今日で14才だけど?」
「その年で女王に!?」
「まぁ、ちょっと幼いかな」
「ってゆうか、その年で結婚…?」
「こっちじゃ普通よ」
「ここは楽園か!?」
「…何故、楽園?」
まぁ、そんなことを話しているうちに、
もう朝です。
ほぼ徹夜で学園か………