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No,0014 右目

「………朝か……」


どうやらいつの間にか寝ていたようだ。

ベッドから降りて、リストゥアに会いに行かなければ。


そして、俺が聞いたリストゥアの声は、

予想外のものだった。


「増えてるーーーーーッ!?」


な、何が増えてるの!?

あ、もしかして、


「体重か?」

「違うーーー!!」

「じゃあなんだよ?」

「右目よ!!」

「はぁ!?」


リストゥアの持っていた手鏡を使い、

俺の右目を見てみると、


「マジかよ………」


右目の色が青白くなっていた。


そして、“ギア”があった。


「昨晩何かしたのか?」

「いや、俺は何もしていない……」

「新種……しかも、悪魔にしか現れないギアだぞ、それは」

「今度は悪魔か…」

「まったく貴様の体はどうなっているんだ、

ギアを三つも持っている上に、天使、悪魔特有のギアを持っているなど…」



確かに、今の俺は、青白い悪魔の目と、赤黒い天使の目を持っている。


だが、能力はまったく分かっていない。



「他の所にもギアがないか調べてみるか」


と、リストゥアが言った。


まぁ、一応調べてみる価値はあるな、と思った。


だけど、そんな俺の思考は一瞬で吹き飛んだ。

リストゥアの一言で。



「よし、脱げ」



心臓が止まるかと思った。


「ばっ、馬鹿かお前は!?」

「そ、そうゆう意味じゃない(たわ)け!」


まぁ、結局脱がされて、ギア探しをされた。


そんなことをされている最中に俺は思ったのだが、


意外と可愛いな、リストゥア。

いや、今までこんな至近距離で見つめたこと無かったからさぁ。

まぁ、リストゥアは俺の目のギアを見ているだけなのだが。


リストゥア、萌え。


「……何を考えているんだ貴様は………」

「なななにををいいっているんだだだ?」

「はぁ………まったく何を考えているんだか………」

「な…まさかお前の能力って…………」

「ああ、心情把握と瞬間移動だ」

「心情把握ってことは………」

「さっき貴様が思っていた事は全部筒抜けだ」

「うわぁぁぁぁっぁああっぁぁぁああぁあぁぁぁ!!!!!!!!」


そういって俺はリストゥアの部屋から逃げたのだが…………

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