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猫が増えた2



タカナシたちが作業を始め一ヶ月、ついに無人島パークが完成した。



東エリアはアスレチックエリア。


簡単な足場と通りやすいように枝葉を整えた位だが、自然を活かしたアスレチックといえばこんなものだろう。


それに利用者も猫しかいないので凝ったものを用意する必要はない。



続いて北エリア。ここは一応サファリエリアとなっているのだが特に何もしていない。モンスターもそのまま放置だ。


このエリアは馬車ならぬ豚車に乗りエリアを回るシステムになっている。


引くのはもちろん赤ブタだ。なんか乗り気だったのでお願いすることにした。


エリア内の各所に停留所があり、そこにある呼び出しベルを鳴らすと赤ブタがやってくる仕組みになっている。



南エリアはアトラクションエリア。


ここにはコースターマシンに乗ることができる。


設置されているのは滑り台のようなタイプと上から落下するタイプの二つだ。


装置に魔力を込めると動作し上に上がり落下するようになっている。


乗り物は滑り台の方はトロッコ、落下の方はゴンドラ型と簡易的なものだ。


搭乗者には雲玉を持たせることで一応の安全を確保している。


ナッツがここを気に入ったらしく南エリアには絶えずナッツの叫び声が響いている。


その余波で鳥型モンスターたちが落下している光景はここの名物となっていた。



西エリアは水中トンネルが楽しめるエリアとなっている。


ラムネと協力して作った自信作で、氷で覆われた通路から海底を見ることができる映えスポットだ。


終点はラムネが見つけた海底洞窟。ここに設置された転移陣で地上に戻れるようになっている。



最後は無人島を一周するサーキット。


新たにスノーボードのような板を作成した。


白玉たちはそのまま滑っても問題ないらしいが傍目から見ると痛そうなので用意した。




いざ完成してみると思った以上に大規模な感じになってしまった。


タカナシたちしかいないので正直持て余すだろうと思っていたのだが、


「「「にゃー♪」」」


いつの間にか猫が増えていた。しかもたくさんだ。


数匹程度ではなく、数十匹以上いる。


無人島パークが完成するとどこからともなくやってきて各エリアで遊んでいたのだ。


鑑定してみると全員ケット・シーだったので少なくとも敵ではない。


今までと違う点は彼らはタカナシの眷属になりたがらないことだった。


まぁ正直全員の面倒をみるのは無理だったので助かったが、新たな疑問が生まれる。


どこからやって来たのか。


おそらく白玉たちとは違う形でやってきたとタカナシは考えていた。


それを確かめるためタカナシは遊び終わって満足した猫たちの後をつけることにした。



猫たちが向かった場所は中央エリアだった。







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