無人島パーク化計画
今日もログインする。夏休みが終わったがいつも通りゲームをする。
現在タカナシたちは東エリアのアスレチック化に向け作業をしていた。
まずは無人島パーク化計画の足がかりとして一番近い場所の東エリアから作業は進められていた。
何故こんなことになったのか。
無人島サーキット完成後、アリスが白玉たちと会話していた時に遊園地やテーマパークのことを話題にしたらしい。
その話を聞いた白玉たちがうちにも欲しいとタカナシに提案してきたのだ。
無人島サーキットを作った実績がある為、できない事はないので断ることもできず今に至る。
意外だったのは白玉たち猫組だけでなく、精霊全員も乗り気だったことだ。
普段なら可もなく不可もなくといった感じなのだが今回に限っては賛成してきたのだ。
まぁ賛成しただけで作業の手伝いはしてくれないのだが。
しかし直接ではないものの一応力は借りている。
精霊憑依。
精霊剣の新たなスキルだ。
このスキルは精霊のスキルをタカナシが使用できるようになるというもの。
残念ながら眷属である白玉たちのスキルは使用できないがそれでも十分だ。
特に重宝しているのはもなかのスキル、不動だ。
このスキルは応用が効き、例えば木に逆さになっている状態で使用すると落ちることなくその場に身体が固定された状態になる。
不安定な場所での作業にはもってこいのスキルだった。
こうしてまた攻略そっちのけで別の作業を開始したタカナシたちだった。