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北エリア



拠点でいつものように作業しているタカナシと、


『へー、そうなんですね』


「なー」


少し離れた場所でアリスとあんこが談笑している。


最近カレンから許可が降りあんこたちと面会できるようになったアリス。


タカナシが拠点内で作業している時限定、時間は十分程と制限されているが、白玉たちと会話できるだけで満足とのこと。



『またねあんこちゃん。タカナシくん失礼します』


「なー」


時間になったようでアリスが別れの挨拶する。まぁ視聴自体はそのまましているので厳密にはまだいるのだが。


「なー」


「今日もたくさん褒めてもらったのか、良かったな」



ゲームシテスム外なので翻訳機能などないはずなのだが、何故かアリスと白玉たちは問題なくコミュニケーションをとれていた。


『愛の力です』


と胸を張り言い切るアリスに理屈を問うのは無意味だと悟り、タカナシはこのことについて考えないことにした。




夏休みに入り、纏まった時間がとれるようになったのでそろそろ他のエリアの探索を始めることにした。


次に向かうエリアは北エリア。アーマードボアがいる場所だ。


南エリアと迷ったがエリアボスが判明している方をとった。


全員で北エリアに向かう。


北エリアは東エリアと変わらず森が続くが、しばらくすると森の出口に出る。


森を抜けると草原が広がる場所に出た。


所々に背の高い草があるが見晴らしの良い場所だ。


森と違い逃げ場がないので慎重に進みたい。



現れるモンスターは島ウサギ、島イノシシ、島ウマと相変わらず動物系だ。


この島はそういう感じの場所なのかもしれない。


今のところ脅威となりそうなモンスターは現れていない。エリアボスのアーマードボアに出会わないようにだけ注意する。


目標とする場所もないので東エリアから離れすぎないように進んでいたが、白玉たちが前に出る。


白玉たちに案内を任せることにした。精霊剣の時と同じようなことが起こる予感がしたからだ。



しばらく進むと目の前に大きな穴が空いた場所に辿り着く。


そして案の定、タカナシが前に出ると白玉たちに押され穴に落ちた。


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[一言] 次の品物はナンジャラホイ
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