表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

24/46

上手に肉を焼きました



タカナシ不在のとある日。


拠点では白玉たちが何やら準備をしていた。


どうやら全員で外に出かけるようで皆小さなかごを背負う。


タカナシに頼まれている素材採取をするようだ。



出かけて1時間程すると白玉たちが拠点に戻ってきた。


かごには道中で採取した素材が詰まっているが、猫サイズのかごなので詰められる量はそんなに多くない。


かごに入らない大きさの肉などは咥えて運んでいた。


集めた素材は置いてある木箱に分別する。


肉はすぐに食べるようで調理場に持っていく。



あんこが手慣れた様子で黒い手を使い肉を肉焼き機にセットする。


肉焼き機は回転させるタイプのものだ。


錬金釜のおかげで便利な道具が色々増えた。


「なー」


あんこがもなかを呼ぶ。


もなかはのそのそとやってくると、肉焼き機に火をつける。


もなかはタカナシと同じ属性の魔法が使えるので、タカナシがいない時に火を付けるのはもなかの仕事だ。



肉を焼く準備ができると白玉たちが肉焼き機の周りに集まる。



「なっ、なっ、な〜」


「「「にゃ、にゃ、にゃ〜」」」


肉を回すのに合わせて歌い始める。


タン、タン、タン。


白玉が一定のリズムでカスタネットを鳴らす。


「なー!」

「「「にゃー!」」」



歌い終わるとこんがり肉が焼けた。



料理スキルを持たない白玉たちが上手く調理できるよう色々と試行錯誤した結果がこの歌いながら調理する方法だった。


歌うことで肉が焼けるタイミングを確認するこの方法は正解だったようで今のところ失敗はない。


食に貪欲なあんこが戦闘よりも集中しているので成功率が高いのは当然ともいえる。


同じ作業を繰り返し人数分の肉を焼くと皆で仲良くごはんタイム。



食事が終わると各々自由に過ごし始める。腹ごなしの運動をしたりそのまま昼寝をしたり。



タカナシがいない日は大体こんな感じで過ぎていく。








評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
[一言] >歌いながら調理する方法 これはバズる!?
[良い点] にゃっにゃにゃ、にゃにゃにゃ にゃっにゃにゃ、にゃにゃにゃ にゃにゃにゃっ、にゃにゃにゃっ、にゃにゃにゃっ、にゃにゃにゃっ、 にゃにゃにゃにゃにゃ…… 上手に焼けました♪ という感じですか…
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ