にゃんこ探検隊
「な、なっ、な〜」
「「「にゃ、にゃ、にゃ〜」」」
ご機嫌なあんこを先頭にチョコ、クリーム、シナモンが続く。その後ろをタカナシと白玉が見守る形で歩く。
東エリアの探索を始めたタカナシたち。
一応タカナシと白玉は警戒しているが今のところ危険な感じはしない。
多少気が緩んでいても大丈夫だろう。
おそらくエリアボスがいなくなったことで東エリアは以前より平和になったと思われる。
その証拠に今まで見なかったモンスターが現れるようになった。
島リス、島ニワトリ、島シカなど。
相変わらず名前が安直だがわかりやすいからいいか。
この中で当たりだったのは島ニワトリ。
ドロップが肉、羽、卵と三種類あった。
羽と卵は新しい素材な上に使い道が多いので助かる。そして当然のように複数ドロップする。白玉とあんこに感謝だ。
島ニワトリは見つけ次第倒しつつ探索を続ける。
途中チョコたちがいたという場所に立ち寄ったりした。
チョコたちが過ごしていた場所は川の下流の近くで、特に目新しいものはなかった。
半日かけて東エリアを回った結果、脅威となるモンスターはいないとわかったし、チョコたちも3匹だけで十分戦える位には強かった。
チョコたち3匹は連携プレイで危なげなくモンスターを倒していた。白玉とあんことも上手くやれている感じなので戦闘は問題ないだろう。
これならタカナシが不在でも大丈夫だろう。
東エリアから出ないことだけはきちんと言い聞かせる。まぁその辺は白玉がしっかりやってくれるだろう。
モンスター以外にも新たな素材が見つかったりしたので白玉たちには採取を頼む予定だ。
この辺りの素材なら白玉たちでも簡単に採取できるものばかりだ。
素材を運べるように猫サイズのかごを作らないとな。
やりたいことがたくさん増えてこれから忙しくなりそうだったが楽しみで仕方ない。
色々と予定を考えながら拠点に戻るのだった。