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怠惰な猫と要望書



アリスはカレンのレフェリーストップにより生配信の視聴を禁止された。


見ていただけで大騒ぎだったのに、もなかと直接やり取りなどしたらどうなるかわからないからと判断されしばらくは動画視聴のみとなった。


プレイに支障が出ないのは有り難い。


しかし長文の感想メッセージは変わらず届くのだが、どうやらこれは問題ない判断らしい。




そんな騒動の原因であるもなかはいうと、拠点にてダラダラとくつろいでいた。


どうやら精霊剣と離れていても問題ないらしく、タカナシが拠点外にいようが戦闘していようがもなかは拠点内で寝転がっていた。


精霊剣から出てこれるようになって以来ずっとこの調子で、剣に戻っている時間はほとんどなかった。


聞くと剣の中で過ごしていた時間が長かったそうで、剣に戻るのは嫌とのこと。



注意点として精霊剣がインベントリ内にあるとダメらしい。


その為タカナシがログアウトしている時でも表にいられるよう精霊剣は拠点に出しっぱなしにしておくよう言われた。


どうやら所有者がログアウトしていても精霊剣がその場に出ていれば精霊もそのままいられるらしい。


拠点には精霊剣を置いておくための台座ともなか専用の寝床が用意されていた。



プレイヤーがいないとゲーム内の撮影はできず様子がわからないので白玉にどうしてるか聞くと、特に何かをするわけでもなくダラダラとしているだけらしい。


あんことは気が合うらしく一緒に怠惰を貪っているとのこと。



自分が不在時の様子が見れるような見守りカメラみたいな機能が欲しいと思った。


そんなことをアリスに話すと翌日には運営に大量の要望書を送ったらしい。


その熱意が通じたのか限定的ではあるが、定点カメラのような機能が実装されることが発表された。








ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー



「精霊剣の使い心地はどうよ?」


「かなり強いよ。エリアボスにも通用すると思う」


「お、いよいよエリアボスに挑戦か?お互い忙しくなりそうだな」


「そっちはワールドクエストだっけ?大規模レイドがあるとか」


「ああ、初めてのレイド戦だから皆張り切ってるぜ」


「俺には関係なさそうだけどまぁ頑張れ」


「いや全く関係ないとは言えないぞ」


「ん?何で?」


「ここ見てみ」



※ワールドクエスト後に実装予定の種族変更システムですが一部種族は対象外となります。



今回のワールドクエストの注意事項の一番下の一文にこう書かれていた。








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