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おしえて!あんこ先生



「あんこ先生、今日はよろしくお願いします」


「なー」


タカナシがあんこに挨拶をする。任せなさいと胸を張るあんこ。



翌日。いつの間にか新しく魔法を覚えていたあんこに教えを請うことにしたタカナシ。


新たなスキルや魔法を覚えるには自力でなんとかするよりも習う方が早いからだ。



ちなみに今日はアリスはいない。用事があるとのことだ。


別に向こうの都合に合わせたりはしない。今後も自分のペースで遊びたいから変に気は使わないつもりだ。


アリスにもその辺のことはきちんと説明してあるし、いつでも配信に入れるようにしてあるので問題ないだろう。



早速あんこに話を聞くと、


「なー、ななー」


遊んでたら何かできたとのこと。


拠点内でも魔法やスキルは使用できるので暇つぶしに魔法を使って遊んでいたらしい。そうしたら新しい魔法を使えるようになったとのこと。


そこから更にコツを聞いてみると、


「んな、なー、なっ!」


魔力をグッとしてグネグネさせてパッとする、そうだ。


なるほどわからん。


どうやらあんこは感覚派のようだ。タカナシが理解するにはちょっと難しい感じだ。


すると隣で、


「にゃ、にゃあ!」


一緒に聞いていた白玉の前に光の壁が現れた。


「白玉、もしかして新しい魔法覚えたのか?」


「にゃあ!」


どうやら白玉は今のあんこの説明を理解できたらしい。新しい魔法が使えるようになっていた。


白玉の新しい魔法は光の壁を出すもの。


強度は試さないとわからないが中々良さげな魔法だった。




「えーと、白玉はどんな感じで使えるようになったのかな?」


今度は白玉に聞いてみる。


「にゃ、にゃあ」


魔力を粘土みたいな形にイメージして、それを捏ねるようにして壁を作ってみたとのこと。


白玉はちゃんと説明できるタイプだった。



あんこと白玉の話を参考に練習を始めるタカナシ。


頭では理解しているつもりでもいざ実践しようとするとこれが難しい。


動画で見て自分でもできそうと思ってやるとできないやつだ。





横で白玉とあんこのアドバイスを受けながら続けること1時間、


「やった!」


ついに成功する。


タカナシがまず習得したのは土壁の魔法。


このあとも土壁以外に土を魔力で操作することで色々なことができるようになった。


以前穴を掘った時の経験や土器作りの技術が参考になった。


他の属性についても覚えていきたいが、魔力が切れたので今日はここまで。




皆で食事をしながら今日の結果を祝う。


「な、なー!」


あんこは自分の教え方が良かったのだとドヤ顔。正直あまり参考にはならなかったがきっかけをくれたので感謝だ。


白玉はそんなあんこに呆れていたが、タカナシの所へ来ておめでとうを言いに来た。


あんこも続いてやってくる。


タカナシは2匹にお礼をいいつつ頭を撫でる。

2匹はゴロゴロと鳴きながらタカナシの膝でまったりする。



ひとまず目的の新魔法を習得できた。今後は使いこなせるように練習する予定だ。


他には魔力の回復ができるものを見つけたい。現状攻撃手段が魔法しかないので魔力切れは死活問題だ。


探索に力を入れて見つけられればと思う。

























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