10話
待望の十話更新!!
前回のあらすじ
小鳥遊はレベル上限1のクソザコスライムに転生してしまった。そしてスキル〈吸収〉を習得、いっぱい土嚢を入手した。
森で土嚢を吐き切った後、とりあえず町に向かうことにした。
「土嚢の味やばかったな。。。しっとりとしてべたつかない、それでいてクリーミー。泥はモンスターの体液を入れたのかな?」
ふざけたことを言ってないで、町に向かうことにした。
記憶を頼りにこの森からギルドがある街に向かうことにした。
森から出るととてもひどいありさまだった。荒廃した土地、ひどい腐臭、自分のやってたゲームが鬼畜ゲーであることを知らされる。「これが初期リスポーンとかいかれてんな。レベル差が激しいんだよなここ。。。俺が突破できんのか??」
とりあえずモンスターのヘイトを食らわないことを願って移動した。
「ここら辺は索敵範囲が狭いモンスターが多いしここを通るか、、てうわっ!」
上から突然突風がした。上を見上げてみるとその巨大な体に鎧をまとったドラゴンがいた。
「うわ!実装されたときにモン〇ンに出てくるクシ〇ルダオラて言われてた効波龍じゃん!」
そうだった。このエリアで一定確率でこのルートを通ると出現する古のドラゴン。
こんなくそ仕様を忘れてた自分が恥ずかしい。こいつは一回ヘイトが付くと離れない。死ぬか、倒すしかない。俺はまぁ、倒すことにした。経験値うまいし。
「ただ倒せるかこれ。。とりま、吸収を活用するかまず。。地面食べよ。」
腐った肉のような地面を食べた。くそまずい。生前冷蔵庫に入ってた、期限切れの卵の味がする。
そして次にそこにいたありを食べた。蟻酸と腐肉を合わせて溶ける土にしてばらまいた。
効波龍が転ぶ。
倒れたすきに体中の穴から入る。「こいつの中くっさ!!!!!!!!!」
電車に乗ってるハゲの加齢臭がする。
はきそう。とりあえず心臓をたたく。
血管を通って。心臓を握りつぶした。
がすごい勢いで血が逆流してしまった。医学的に謎現象すぎる。
「やっべ。。詰まった。。。」血管がどんどん膨らむ。「これ放っておいたらンッパーンじゃな
い?飲も。」すごいエネルギーだ。ちなみに味はマグロの赤身。血だけでもものすごい経験値。ただつかえねぇ。さすがに味に飽きたからそのまま爆破した。
「ワサビと醤油が欲しいな。よし倒せたし。吸収してみるか。」
吸収のエフェクトがちょっと違った。
自分を中心に淡い光が効波龍を包む。
スキルを獲得しました
爆破魔法
水魔法
炎魔法
氷魔法
・
・
・
etc..
なんと、この世界にある大体の魔法を取得してしまった。最強か?w
とりあえず負ける気がしないので堂々と町に移動した。
だが入ろうとしたら。衛兵に止められた。
そうだ。自分スライムやん。これじゃ町に入ってもギルドに入れないわ。
追ってくる衛兵を氷魔法で転ばせ、いったん逃げた。
夜になるまで、モンスターを狩るか。
夜になったので衛兵が寝ている隙に、まとわりつき吸収。
衛兵がすごいことになってる。えっちだなぁ・・
悪いことをしたが。夜なのでとりあえず宿屋で寝よう。
朝になったのでギルドに向かう。
ギルドの受付嬢に冒険者になりたいといった。
「かしこまりました!ではスキルを見せてもらいますね。その後入団試験をしていただきます。」
光るオーブに手を重ねる。そうすると。受付嬢が吹き出してしまった。
「ブフッ」
「どうしました?」
「いやなんでもないですwwこの世界で魔法全部取るアh・・物好きもいらっしゃるんですねwww」
なんだこの女ァ!
がよく周りを見ると。銃器を持っている奴が多い。
私が死んだ後に大型アプデでもあったのだろうか。
受付嬢にイラついていると、ある男が来た。ちゃらんぽらんそうな金髪の見たこともない銃を持った男がこっちに来た。
なんかアサルトライフルの銃口が三つある。。。
すると男が
「おにーさん面白いねwwwwこの世界の魔法とかwwwもう見世物にも使えないよwwこの世界では産廃も甚だしいよww」
殺意しかわかない言い方に感情が高ぶったがそこでギルドに大きく音が響いた。
視線を向けると、そこには大柄な男が剣を持って大きな声を出した。
「今より入団希望者の試験をおこなう!使用するものは、剣、銃、なんでもありだ。
だが私は剣だけで行く」
受付嬢がすまなそうに
「申し訳ありませ~ん今試験監督をできる方がギルド長しかいないので少しまち時間がかかります~」
それを聞いた周りの参加者が青ざめた顔をしている。
なぜだろうか。
それはすぐに分かった。
この団長スピードがイカレている。
銃を全部避け銃をはじいてしまうのだ。
しかも爆発する銃に対しては弾頭を切ってしまうのだ。
おかしい。
「次!」
とうとう自分の番が来てしまった。
だが魔法を使っているのではじかれて終わるなんて言う負け方はしないだろう。
スタジアムに入ると、ギルド長が
「貴様は何も武器を持たないのか?」
「私は魔法使いなので」
「ほぉ?珍しいな。では始めよう。ティーバッキング王国ギルド長オルキング・シュヴァルツ!参る!」
爆速で詰め寄ってくるシュヴァルツ。それのカウンターに自分の手間に爆破魔法を置く。
しかしものすごい跳躍力でばれてしまった。
距離をとるために風魔法で飛ぶ。だが飛んだ時に足をつかまれ地面にたたきつけられる。
強すぎる。さすがは長といったところか。だが癖はわかった。足を使う癖が強い。
なら!
まずフィールドに氷を張り足に力を入れづらくする!
「アイスフィールド!!!!!!」
フィールドに氷は張り巡らされたギルド長はさすがに足を取られ、滑って行ってしまう。
足を取られている間に飛ばれないように拘束魔法で足をとらえる。
「アンダーヴァイン!」
運よく捕まえバランスを崩した。そしてそのまま全身を拘束する。
風魔法で一気に詰める。「ジェット!!!」氷で剣を作り、突撃する。
「とった!」「なめるなぁ!」「なっ!」
この男この魔法を引きちぎったのである。
予想外のことに魔法のコントロールをミスった私は転び、首元に剣を突き出され負けてしまった。
「強すぎ。。。魔法引きちぎるとかどんな力だよ。。」
「はは、きみの魔法の使い方には驚いたよ。ぜひ君をギルドにスカウトしたい。」
「あ、えありがとうございます!」
このギルド長は偏見がなくていい人かもしれない。
ご覧いただきありがとうございます!
今回のお話は、四人目の作者が書かせていただきました。
受験が終わったので友達をゆすって無理くり書きました。
他の話に比べて長いですがぜひたのしんでいたただけたのなら幸いです。
次回は誰が描くかお楽しみください。
ばいばーい。