第2話
この街はいろいろな村からすぐの街ということで俺と同じ初心者冒険者が多い、そして商店街があり雰囲気がいいことからたくさんの冒険者が訪れる。
「いい雰囲気だなぁ,あとでいろいろ立ち寄ろう」
と言いつつ街の外に出る。そこには一面草原が広がっていた。奥には森も見える。風や水、陽の光がとてもきれいな場所だった。
そしてそこにはたくさんの冒険者がモンスターを狩っていた。
まあ、街を出ですぐなので練習がてら自分もモンスターを狩ることにした。すこし剣を素振りして剣を構えすぐそこにいたイノシシの見た目をしたモンスターにスキルを放つ。
剣が黄色く光り、敵の体を切り裂いた。その瞬間の目の前にスキルポイント獲得とドロップ<薬草>という文字が出た。
この世界では,自分の武器を使えば使うほど,ポイントが貯まっていく。そのポイント振ることでスキルを覚えられるのだ。しかし,剣のスキルを習得した後,槍や弓などを使うと剣士のスキルは使えない。
しかし,魔法は別だ。剣士だろうが武術士だろうが覚えられるが、強い魔法などは使えないし,初歩的なものしか覚えられない。
「なんか,あっさり倒しちゃったな…」
最初なんてこんなものだろう。しかも出ですぐなのだから敵が強かったらこんな職やってる奴はいない。。ここでどれくらい狩れるかわからないがやれるだけやってみるか。
その後,俺は同じモンスターを2体倒した。ここまでで,すでに20分が経過した。いくら慣れていないといえ,モンスターを見つけても他の冒険者が多すぎてすぐ誰かがとってしまう。こんなんじゃいつまでたっても強くなれない。そこで俺は一つの結論に至った。
「求めるべきは仲間だよなぁ」
そして街に戻り,ある場所へ走り出した。