第2話
俺(主人公)..........高木 王輔
王輔を助けてくれた(後の親友)......ベイー スリッス(ベイス)
「わあっなんだここっすげえ!。」思わず口にしていた。家からでると、そこには高過ぎててっぺんが見えないビルが
建ち並んでいる。恐ろしいほどの人口。俺の住んでいる東京とは比べられないほど都会だ。歩いている大勢の人々は
一人一人顔が全然違う。美少女や美少年しかいないのに、外国人?と日本人?みたいに違うので面白い。
だが一つ、とても気になることがあった。建ち並ぶビルやお店の看板には見たことの無い不思議な文字が書いてある。
英語でも日本語でも無い。ただでさえ英語もろくに読めないのに俺はなぜかそこに何が書いてあるのか分かるのだ。
でもその言葉の意味は分からない。例えば、手前のお店の看板には、ムーロ屋と書いてあるのが分かるが、ムーロって
何なのかが分からないのだ。不思議だな~と思い町を見わたしていると、俺を自分の家のベッドに寝かした奴が
「ねえ、君の名前教えてよ。僕の名前はベイースリッス。あだ名はベイス。宜しく!。」と言ってきた。
俺はすかさず「何で友達でも無い奴に教えねーといけないんだよ!。」と言った。するとベイスは
「君を助けたのは僕だ。お礼も言わないくせに。」と少し怒りぎみで言ってきた。
「どういうことだ?」そう聞くと、「僕はたまたまスベクタル州に行ってたんだ。そしたら君がスベクタル州の海辺で
倒れてて、雨が降っていて誰もいなかったから僕が家に連れてってあげたんだ。家に帰って気づいたけど、
君は地球人でしょ?しかも約100000年前の。僕たちはオーロラ星のオーロラ人なんだ。地球人とは仲が悪く、
この星に地球人は入れてはいけないんだ。ここはオーロラ星。君は他の人に地球人であることをばれちゃいけない。」
衝撃の事実を聞かされて戸惑っていたけど、急いで質問した。「ならどうして俺を外へ出したんだ!ベイス、
お前は俺の見方なのか?」すると「僕には友達がいない。友達になってほしい。君を外に出したのは
君にこの星はどんな星かわかってほしいからだ。君はきっとばれない。日本人離れした美しい顔立ちをしているから。」
と言われた。俺も友達がいない。少し共感できた。そして、
「僕には願いがある。その願いを君と叶えたい。この世界には昔からの競技がある。水中戦争というんだ。
その競技で一緒に優勝したいんだ」突然でビックリした。水中、、、という言葉になぜか胸が痛い。でも水中戦争か、
してみたい。という気持ちもあった。だから「水中戦争かぁ、とりあえず、ルールを教えてくれよ!。」と言った。
そして「お前となら、行ける気がする。名前、教えてやるよ。高木王輔、王輔って呼べばいい。」ちょっと俺様気分で
言ったことだが本当に思ったことだ。そして俺らは「ありがとう!これから宜しく、王輔!」
「水中戦争か!これから頼むぞ、ベイス」
と、同時に言ったのだった。