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異世界来ちゃったけど帰り道何処? 作者:こいし

第十二章 人類の敵を名乗る

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身体が求めていた

 仲間、という存在について僕は考えてみる。

 生まれてから僕は仲間という存在を得た事が無い。生まれて初めて僕を大切にしてくれたのは、祖父母だったけれど、それだって物心付くか付かないかの頃で死んでしまったし、その後気を使ってくれたのは小学校の先生だった。その3人は仲間ではなく、見守ってくれる大人だった。
 そして小学校卒業後、僕は変わってしまって、そして手に入れた初めての友達がしおりちゃん。そのしおりちゃんとは、僕が死ぬことで死別して―――夢の中で会ったけれど、本当の意味では未だ会えずにいる。

 此処までで考えれば、僕を排他する対象として見なかった人はたったの4人。18年という年月の中で出会う人の数を考えれば、ずっと少ないだろう。多くの人は、きっと数千人単位で出会う人々の半分位の人と妥協と我儘で溶け込んでいくのだろう。
 そう考えると、僕は凄まじいぼっち人生を送って死んだということになる。改めて可哀想だなぁ僕。

 そしてこの世界にやって来てからの事を考えよう。

 僕はこの世界に来て、無意味に排他されなくなった。いや、無意味に排他されていたことが『異世界人』という称号として現れたのかもしれないね。多分そうだろう。腹立たしいことではある。
 そこから僕はフィニアちゃんに出会い、レイラちゃんに襲われ、リーシェちゃんに助けられ、ルルちゃんを買い、リーシェちゃんを仲間にし、レイラちゃんを傍に置き、ドランさんの復讐を止め、ドランさんと仲間になり、そして最後にノエルちゃんと契約した。
 次々と僕の周囲には人が増えた。しかも、レイラちゃんやフィニアちゃんに関しては、僕に好意を寄せてくれた。
 現れた仲間という存在は、僕にとって大切な存在になった。命を賭けても良い、そういう存在になった。僕の為に命を張ってくれる、だから彼女達にとって僕も命を張れる。

 彼女達が僕を信じてくれるから、僕も彼女達を信じることが出来る。

 そういう存在達に、僕は出会う事が出来た―――だから。

「やぁ、魔王サマ」
「久しいな、きつね」

 目の前に現れた魔王を僕が倒す。彼女達を助けに行く必要なんて何処にもない、彼女達は彼女達の力で……僕の下へとやって来てくれる筈だからね。
 魔王サマの容姿は、以前と違ってはっきり見えた。どうやら偽装的なスキルは使っていないらしい。つまり、今目の前に居る魔王サマの姿は、魔王サマの本当の姿だということになる。僕としてはそう理解した瞬間、魔王様の容姿が驚愕の対象となった。

 何故なら、長い黒髪であり黒目、黄色人種の容姿……完全にアジア系の異世界人の容姿だったから。すっきりした筋肉を持った肉体と、高い身長。どうやら魔王は男だったようだ。しかも見た目はまんま魔王然としていた。

 この世界に存在している人々や魔族達とは全く違う、僕と同じ異世界人の特徴を持った容姿。もしかして、もしかして魔王サマは……異世界人なのか?

「まず、お前の疑問に答えてやろう……私は異世界人ではないぞ。正真正銘、この世界で生まれた魔族だ」
「……でも、その容姿は?」
「そこまで話してやる義理は無い。だが、そうだな……この容姿に関しては、我が力の影響とだけ言っておこうか」

 魔王サマは面白そうにくつくつ笑いながらそう言う。力の影響、ね……まぁレイラちゃんも元は黒髪だったのが僕への好意に目覚めることで白髪になったし、珍しい事ではないのかもしれない。まぁあの時はレイラちゃんの好意も、美味しい食材に対する好意だったけどね。
 とはいえ、魔王サマの実力は異世界人の容姿をしている以上、特別な物だと思って良いかもしれない。勇者の様な特別なスキルを持っている可能性だってある。

 いや、違うな。間違いなく持っているだろう、でなければ勇者と戦う事など出来はしない。話に聞いた限りじゃ魔王に関する情報は殆ど集まっていないけれど、勇者の規格外さは重々伝わってきている。魔王にもそれに相対するだけの力が合って然るべきだ。

 『不気味体質』を発動させる。

 無駄話は無しだ、結局どれだけの話をした所で……僕と魔王が殺し合うことに変わりは無い。まぁ、勇者失格君には手柄を横取りするみたいで悪いけど、勇者気取り君がやったと言い触らして構わないから、許して欲しいね。

「随分と喧嘩っ早くなったなきつね……暫し言葉を交わすのも一興だとは思わないか?」
「んー、じゃあ1つだけ……異世界に帰る方法を知っているかな?」
「成程……そうだな、残念だが私は知らないな」
「よし、じゃぶっ殺すとしよう」

 魔王でも、元の世界に帰る為の手掛かりを持っていない……か。案外、勇者と魔王云々は異世界へ渡る方法等についてそう触れないのかもしれない。となると、こっち方面でのアプローチはあんまり意味は無いのかな? こりゃ召喚術式とかについて調べてみる方が良いかもしれないね。

 それじゃ手っ取り早く魔王を倒して、さっさと人間の大陸に帰るとしよう。

「行くぞ魔王サマ、手っ取り早く斬り捌いてやるぜ」
「ハッ、やはりお前と会話など……無理があった様だな」

 立ち上がる魔王サマが、僕に向けて大きな拳を向けた。僕はその拳に対して、禍々しい大鎌を構える。迸る魔力が、拳と大鎌を覆う。こうすることで拳の威力は上がり、また『死神(プルート)』は物理的な攻撃力を持った鎌となる。まぁ、その場合恐怖の植え付けは出来ないのだけど。

 手札は隠しておくに越したことは無い。

 そして僕と魔王は同時に駆け出し―――衝突した。

 ◇ ◇ ◇

 思い出すのは、やっぱりきつね君のことだった。

 お腹の中を嫌な水音と共に掻き回されて、吐き気の込み上げてくる感覚を味わいながら倒れた私は、地面に広がる私の赤い血の色を見ながら、思い出していた。
 別に、子宮っていうのを潰されたからって、特に悲しいわけじゃない。きつね君のスキルがあれば、大抵の負傷や欠損は治ってしまうから、生きている限りは大丈夫。目の前でただの物体となってしまった私の子宮を見ながら、私は事態を理解して……びっくりするほど冷静だった。

 だから、ぼんやりした思考で私は思い出す――この魔王城に来るちょっと前のことを。

「レイラちゃん、はいコレ。君が持ってて」
「?」

 星の精霊とかいうのと戦った後、移動中にきつね君が私に渡して来たのは、『魔法袋(マジックポーチ)』だった。食糧や生活用品がこの中にいっぱい入っているのは知っている。きつね君がこの中から食べ物を出しているのを何度も見ていたから。でもなんで私にコレを渡すのかは、分からない。
 首を傾げながら、私はきつね君の差し出した袋を両手で受け取った後、きつね君の顔を見た。どういうこと? という言葉は、きっと私の表情が告げていたと思う。

 きつね君は、苦笑しながらこう言った。

「どうしても、どうにも出来なくなった時は―――この袋を使って」
「何が入ってるの?」
「うん、中にはね―――」
「!」

 きつね君が教えてくれた袋の中身は、想像していなかったモノだった。そして、多分私の魔族としての本能が最も求めているモノ。それは、人間の肉だった。ソレを聞いて、私は驚き半分苦笑半分な反応をしただろう。やっぱり、きつね君にはバレていた。
 そう、私はかなり前からずっと……お腹が空いている。魔王と戦ったあの日からかな? 私は人を食べなくなった。

 いや違うかな? 私は、人を()()()()()()()()()んだ。

 なんでかって言われると、きつね君に嫌われたくなかったからだ。きつね君と初めて出会った時の事は、はっきり覚えている。きつね君の左眼を喰らい、今までに体験した事の無い快感と気を抜けば意識が飛んでしまう程の幸福感に包まれたあの日は、今でも思い出せば身体がぞくぞくと震えてしまう位だ。
 でも、だからこそ、私はきつね君の左眼を食べてしまったことを心の底から後悔している。なんで食べてしまったのか、なんで知ってしまったのか、知ってしまったことで、あの時のきつね君の味を……私の身体は求めてしまう。あの時に戻れるのなら、私はきっときつね君を襲ったりはしなかっただろう。そして、別の出会い方をした筈だ。

 きつね君は、強い。魔族よりも魔族らしい、死神よりも死神らしい力を持っているけれど、それでもきつね君の心は人間。人間を食べたりはしないし、人を嬉々として殺したりするのが常識じゃない。私とは、全く違う常識の中で生きている。
 だから、私が人を食べている時……きつね君は私を見ようとはしない。基本的に必要でないのなら話し掛けても来ないし、ただ放置する。それは、きつね君が『人を食べる』という行為に理解を持っていないからだ。私にとって必要だから止めたりはしないけれど、だからといって許容出来るわけじゃない。

 きつね君にとって、人を食べている時の私は―――寧ろ嫌悪するべき存在なんだ。

 それを理解して、私は人を食べるのを止めた。きつね君がたまに御褒美ということで身体を噛ませてくれることがあり、ソレは食べている訳ではないということで受け取っていたのだけど……最近ではソレも極力遠慮する様にしている。皆と同じ食事、それだけで我慢しようと決めた。

 だから、きつね君に人の肉を渡されて……私は動揺した。

「……でも」
「レイラちゃん……僕は人を食べるのはあまり好きじゃない」
「!」

 袋を返そうとしたら、きつね君が先に口を開いた。

「でもね、レイラちゃんも含めて……僕の仲間が死んでいくのは、もっと嫌だ。コレを手に入れたのは偶然だったけれど、役に立つのなら君が持っておくべきだ」
「……いいの?」
「良いよ……君が死ぬよりマシだ。良いかいレイラちゃん、君は自由だ。食べたいなら食べても良い、許容は出来ないけれど……人間ってのは相手のどの部分も好きになる事は出来ないんだ。嫌いな部分がないなんて、それこそ気持ち悪い。まして、相手に合わせて自分の好きなことを止めるのはもっとあり得ない」

 きつね君はそう言って、袋を返そうとした私の手を押し返した。そしてそのまま私の両手を包み込む様に両手で握り、真剣な眼差しで言う。

「良いかい? もしも君がこの戦いで死ぬようなことがあるのなら―――僕は泣いちゃうからね」

 その言葉は不思議と、ソレは嫌だなぁと素直に思わせてくれた。

 赤い色が視界を埋め尽くす。無意識に意識が乗っ取られていく。理性を欲望が浸食する。私が『赤い夜(わたし)』に染まっていく。魔族としての本能に身を任せ、私は最後の理性でこう思う。

「……きつね君が泣いちゃうのは、嫌だもんね……♡」

 私は私の為に―――私に課した人を食べない決意を破ることにする。

 そして、私の意識は真っ赤に染まった。

 ◇ ◇ ◇

 笑い声が響く。

 びちゃびちゃと音を立てて、床が赤く染まっていくのも構わずに、お腹に穴を開けた白髪の少女は立ち上がっていく。つり上がった口端は三日月の様に弧を描き、嘔吐した物と血と涎の混じった液体を垂れ流しており、爛々と赤い狂気を宿した瞳には、ハートマークが浮かんでいた。
 熱い吐息を吐き、熱に浮かされた様に紅潮した全身の白い肌、噴き出した漆黒の瘴気は不規則に動きまわり、空間を暴れ回っていた。

 どういうことだ、とその少女の目の前にいる魔族の女は思う。最早少女は満身創痍、死ぬのを待つだけの存在だった筈だと困惑していた。
 人を喰らう魔族は、人を喰らわなければ力が出せない。それは魔族の中では常識と言って良い。にも拘らず、何も食べていないこの少女がこれ程の力を出しているのは何故だと。

 すると、少女はスカートのポケットからなにやら袋を取り出した。意識はぶっ飛んでいる故に、何か武器の様な物を取り出す訳ではなく、ただ本能的にその袋から何かを感じた様な様子だった。くんくんと、獣の様に袋の匂いを嗅ぐと、その中に手を突っ込む。

 そして、目的のモノを掴んだのかずるずると"ソレ"を取り出した。

 その袋は『魔法袋(マジックポーチ)』。桔音が此処に来る際に理由あって少女……レイラに預けておいた物だ。彼女がその袋の中からゆっくり取り出したのは……"桔音の脚"だった。
 そう、それは桔音があの星の精霊と戦った際に斬り落としたモノ。脚の根元から斬り落とされた、丸々1本の脚。『初心渡り』で戻した結果、桔音の斬り落とされた脚は地面に転がされていたという訳だ。桔音はそれを回収し、レイラに渡しておいた。

 彼女の―――餌にする為に。

 そしてレイラが求めていたモノが、これなのだ。正確には、彼女の肉体が、だが。
 あの夜、桔音の左眼を喰らったあの日から―――彼女の精神がどう変化しようと、心が人間の恋を理解しようと、身体はずっとこの肉を求めていた。あの左眼と同じモノを、同じ肉をくれと、心の奥底でレイラの内に秘められた魔族の本能が叫んでいたのだ。飢えていたのだ。

「ガブッ……! ぐちゃ、グチィ……! じゅるぶちぶちぐちゃ……!」
「なっ……!?」

 レイラは無我夢中で喰らいつく。なるべく長く味わう様に、肉を噛み千切る感覚も、血が噴き出す感触も、喉を通る心地良さも、身体の中へ桔音が入っていく興奮も、自分の身体が歓喜している快感も、全てじっくり味わう様に、喰らいつく。そして尚且つ、次だ次だと身体が求め、更にその牙が肉を喰らう。
 快楽を貪り、食欲を満たし、己の身体が歓喜するのを心の奥底が心地良いと感じさせる。堪りに堪った欲求不満が、我慢し続けた反動が、飛び込んできた最高の餌によって、爆発的な快感と満足感、幸福感をレイラに与える。

 そして、桔音の脚を喰らい尽くし、血の一滴までもをその身体の中へと取り込んだ彼女は―――

「あっはぁ……♡ さいっこぉ……っ……♡ きつね君きつね君……やっぱり大好きぃ、超愛してるよぉ……♡ ぞっくぞくするよぉぉおぉ……♡」

 ―――その傷を全て完治させた。髪も元に戻り、腹に空いた穴も、潰された子宮も、身体が元通りに治癒していく。桔音の肉を食した結果、レイラの身体は歓喜と同時に成長する。最高の餌を食べた彼女は、本来の実力を取り戻して行くのだ。

 そう、Sランクの魔族である、真の実力を。

 真っ赤に輝く爛々とした瞳が、魔族の女をギロリと見た。不調も、傷も、何もかもが治った今……レイラはベストコンディションだ。更にステータスも、桔音というSランクの人外であり、レイラの身体と最高に相性の良い餌を喰らったことで、大幅に向上した。

 そして、レイラの自我が戻って来る。
 今のレイラのステータスは、Sランク中位にも負けず劣らずのモノへと向上している。そこにレイラ本来の戦闘センスと能力が組み合わされば――

 ―――正真正銘、かつて最強を誇った魔族……Sランクの『赤い夜』が誕生する。

 無論、目の前の魔族の女など敵ではない。

「うふふうふふふ……♪ ねぇねぇ知ってるー? 恋をするってねぇ、すっごい素敵なことなんだよ♡」
「だ……だからどうだっての? さっきも言ったでしょ、気持ち悪いって!!」
「あはっ♪ そっかー、残念♡ それじゃ"コレ"、要らないよね?」
「くっ……はな――――えぅッ……!?」

 レイラの言葉に殴り掛かってきた魔族の女だが、レイラはその拳をやすやすと受け止めると、とても残念そうな声色でありながら、幸せそうな笑顔で魔族の女の下腹部を殴った。魔族の女は余りの威力に1発で情けない声をあげながら嘔吐する。レイラはその姿を見て、魔族の女の髪をガシッと掴んだ。
 そして、その髪を引っ張りながら更に腹部を殴る。魔族の女の真似だろうが、レイラには魔族の女の様に死なない程度の手加減など出来ない。

 故に、2発目でレイラの拳は魔族の女の腹部を貫き、背中へと貫いた。その手には魔族の女の子宮が握られており、ずるりと拳を抜くと同時に子宮を潰す。更に、その上でレイラは潰したソレを魔族の女の口に突っ込んだ。

「ばっちぃや♪ そうだなぁー……自分のなんだし、食べよっか♡」
「んんーーーー!! んーーー! むぐーーー!!」

 口の中にレイラの手が突っ込まれ、悲鳴を上げる魔族の女。これでもレイラは怒っているのだ……自分の子宮が潰されたことを、ではない。桔音に渡されたとはいえ、自分に人の肉を喰わせたことにだ。桔音が見ていないから良いが、彼が許していても、やはりあまり食べている姿を晒したくは無かった。
 だが、無意識に身を任せたレイラは桔音の肉を喰らい、そして魔族の女を圧倒している。そしてその魔族の女が恋を拒否するのならば、子宮などいらないだろうと潰しに掛かった。同じ事をして、壊してやろうと考えたのだ。

「お……ご……ぉ……あ……!!」
「何言ってるか分かんなーい♪ はっきり言ってくれる?」

 呻き声を上げる魔族の女に、レイラはそう言って耳を近づける。すると、魔族の女は怨恨の念をたっぷり込めた声音で、レイラに縋る様にしながらこう言った。

「ご、ろじてやる……!」

 しかし、それは最早叶うことも無い言葉。レイラはその言葉を、にっこり笑って一蹴する。

「あはっ♪ これがきつね君の言う負け犬の遠吠えって奴だね♡ じゃ、ばいばい♪」

 そして、レイラは瘴気のナイフを生み出し、ストン……と魔族の女の首を落とした。
+注意+
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