第3話 全員クラスマッチ
古暮公義です。
入学してから1ヶ月が経ちました。
そうですクラスマッチが終わりました。
クラスマッチの結果の前にクラスマッチ前の僕のことです。
―――毎日が苦痛のようなものでした。―――
授業もほとんど無くて毎日百人一首。しかも、御田が一人でとりながらうざいことも言ってるので、危うく殴るトコでした。しかし僕はあの瞬間から津浪由紀に恋をしていました。
だから、目の前で意味不明に殴ることはできなかったのです……しかしクラスマッチが終わった今は楽です。
と、思っていたがもっとひどい事になりました。それは後ほど。
さてクラスマッチですが、まず僕達以外のアームレスリングですが、あっけなく皆敗退しました。
1人健闘し3回戦までいったのが山田貴一君でしたが、3年の先輩達は最強です。
同じ人間と思えませんでした。
僕達の百人一首はというと、まぁぼちぼちです。
僕の最高の一瞬は由紀ちゃんに「ガンバって!」と言われたこと。
しかし、一回戦負けで。
由紀ちゃんも1回戦負け。湖山は4回戦まで行き、久那は2回戦。
御田は準優勝。まじですごかった。
ちなみに言うと御田はこれで推薦ポイント50P。
推薦ポイントとは、推薦されていくポイントでこれが高い順に推薦される。
だけど先ほど言ったひどい事とは。
クラスマッチが終わったあとの理事長講和です。
クラスマッチが終わり理事長の話。
クラスマッチばっかやる高校を作った馬鹿の理事長だからいかにも馬鹿そうなつらをしているのだろうと真剣に見ていると以外にも美形ジジイ。
つかつかとステージに向かう階段をのぼり礼をする。
「え〜今日もいいクラスマッチでした。でもね皆さん!百人一首面白かったかな?」
と言うと理事長は手を耳の横にやり聞こえやすい格好を取り、生徒が叫ぶのをアピールした。
しかし、そんな小学生みたいなことは誰もやらなかったので、仕方なくまたしゃべり出した。
「あんまり盛りやがらなかったよね?まぁ私の個人的な話ではつまらなかったです。なので面倒なのでもう、知能系クラスマッチやめます。さらに驚く設定にします。今までの個人推薦ポイントを廃止にします。」
その時1年はともかく2,3年はブーイングをしました。
「まぁ、みんなしっかり聞いてください、推薦ポイントはクラスごとにします。つまり1位のクラスは皆推薦してあげます。そのかわりビリは大して良い場所には推薦できません。それにクラスマッチもクラス全員が参加できる種目にします。しかし、今までの個人の推薦ポイントがある人は悲しいのでトップ5にはクラス順位関係無く推薦します」
そう言ったのです。
僕も参加する羽目になりました。つらいです。
まぁクラスが強ければいいんですけど。
そして最後に。
今度のクラスマッチのことですが。
剣豪NO.1とかやるらしいです。
クラス全員が竹刀と最先端の防具をつけて戦います。
その防具はセンサーがついており竹刀があたるとリアルにあたった部分が動かなくなります。
致命傷の場所だと即失格。
最後の一人に残ったクラスが優勝です。
そして最後の5人には推薦ポイントつきです。
まぁそんなとこでまた今度。