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右派に幻滅して左派に行こうとしたが結局同じじゃないかと悟って、言わなくて良いことを言ってしまった男の話

作者: 山田 勝
掲載日:2026/06/30

「やっぱりさ。ドローン兵器、こうやって撃てば良くない?」

「そうだな。最近は火炎放射みたいなドローンもあるようだ」

「「「見たいな!」」」



ここは喫茶店。

俺は席を立った。


「あれ、加勢かぜ、どうしたの?」


「ごめん。今日用事があるから・・・」



ミリタリー系に興味がある友人たちと食事がてら話をした。中学以来の腐れ縁だ、



やるせない。

良い奴らではあるが、時々、倫理を超える。

人の命を軽んじているというよりも想像できないのだ。



そして、彼らは政治的には右派だ。




「俺、左派に行こうかな・・・」


と本気で考えた。


人命を重んじる・・・いや、沖縄の事件があった。


しかし、すべてあれではないだろう。



そう考えながら街中を歩いているとデモと遭遇した。


「〇〇株式会社は、イスラエルに加担しています!」

「大勢の人達が抑圧されています」

「ビラをどうぞ!」




ビラを受け取った。

団体名は「〇〇市民の会」。


どうみても職業的左翼だ。



これも違う。イスラエルに部品を輸出しているからこの会社に抗議しよう。

株主総会に近いから、株主さん。これで本当に良いのですか?


と問いかけている。



「これも、違う。現実味がない・・・・」



ミリオタのあいつらも、ビラを配っている奴らも、どこか浮世離れしている。

自分たちの問題ではない。




そう言えば、日本は不思議な国だ。左翼が憲法改正を阻止し、自民が憲法改正を進める。


変革は革新ではないのか?




数日間、こんなどうでも良い事で悩んだ。


友人たちの話はどこか外道だ。



思い切って言ってみるか?



「加勢、今度は、サバゲの想定を考えてみたよ。聞いてくれ」

「何?」



ショッピングモールに無差別殺人者が現われた。銃を持っている。

それに対して、俺は・・・・



「客の誘導でいいんじゃない?」

「いや、やっつけるのだ。一刻の猶予もない」

「そうだ、警察は10分以上後に来ると想定する」




「・・ゴホン、あのさ。話途中でごめん。まず、人が死ぬことを考えてみようよ・・・そしたら、周りに注意喚起一択じゃない?」


「「「はあ?」」」


一気に機嫌が悪くなった。



それで良い。


「あのさ、これ、遊びじゃないんだよ」


「うん。分かっている・・・」



そう言えば、他のミリオタは知らんが、こいつらは、こんなことばっかり考えている。


付き合うのもたまたま地元っていうだけだ。



それ以来、呼ばれても行かなくなった。・・・・


「結局、1人か、本でも読もう・・・」



今は、価値観を再構築中だ。


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