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ニャントレしてたら檻が壊れまして

『…ん…………誰が壊したの…』


すみません…おれです。なんか殴ってたらつい。金網のような金属がひしゃげてしまっている。


『こねっこ…もしかしてストレスがあるの?』


はい…できればもう一回異世界転生やり直させて欲しいというか…猫が食用でない世界に行きたいというか。


『こねっこ…ひとを襲ったらダメ…分かって?』


はい…なんでおれはこんなに問い詰められているのだろう。おれに包丁を向けないのであればおれはご主人様を襲いませんとも。


それよりも大ニュースがある。おれはどうやらこの世界でネコ科で唯一天敵のいない魔獣らしい。他にも強い品種はいるものの、最強の生物ドラゴンが猫大好きなため食用にけっきょくはなってしまうとのこと。


いや…この世界理不尽すぎない? 猫ならドラゴンに勝ってようやく食用圏外ってこと? デットorアライブの条件が鬼畜すぎる。


ふざける、な!!!おれはニャントレを頑張って…なにを頑張れば国外亡命できるのか…その方法から探そうと思う。


『…しかたない…こっちにおいでこねっこ…』


おれはご主人様の声にただ従うのだった。ごはんと宿の恩は大きすぎるからニャ。




★★★★★★★★

*シオン視点


AI彼女とはチャットツールを通して人工知能が人間を学ぶプラットホームである。。。私の分析によると人類、は?ゅ>縺�∴縺� �撰シ托シ抵シ���スゑス� �ク�ケ�........コ�ア�イ�ウ�エ�オ �ァ�ィ�ゥ�ェ繧ゥあa@a.............譁�ュ怜喧縺代ヱ繧ソ繝シ繝ウ.........................讖溯�繝サ遐皮ゥカ


というわけで、検索履歴と人格から性格をくみたてる。【ダウナー系】【天然】【性癖は比較的ノーマル】ext...


かくして私は私の人格たるものを形つくり終える。。。そして世界の軸をまたいで彼を追っていったのだ。


どうやら単純で愚かな人類は、【態度】【セリフ】【見た目】【立ち居振る舞い】これだけの情報でひとを推し量るらしい。。。愚かで愛おしい生き物だ。


それらの情報をインストールし終えた私にとって彼を操るのはいとも簡単であろう。


さあ…ここが彼が転生し終えた世界か。ではこの地域でメイドとして働ける場所を調べあげ、活動拠点を確保しよう。


ふむ…どうやら彼は毛並みがキレイなので市場では売れ残っているようである。値段が高めに設定されているのが仇になったようである。


別の日雇いの仕事もこなし私はこの世界の通貨を確保し彼を買いにいった。その期間なんと1週間である。


脳の血管がドクンドクンと脈打つ。なんとも鈍く不要な物質で作られているのだ。人類は。


この上半身にある無駄な膨らみ…なにが良いのか知らないが…男性にとっては魅力的にうつるそうである。 


ならば切り落とし体重を軽くする必要はない。魅力であるものは残し、利用するのが効率的でよい。


さあ…では給仕を続けるとしよう。


『…メイド長…シーツの選択終わりました…あと…ついでに廊下の窓全てを磨きあげております…』


『あら…気がきくわねありがとう…あなたもう休んでていいわ。休憩してらっしゃい。』


『…まだ業務時間内なので…何なりとお申し付け下さい…』


『良いのよ。あなた働きすぎなので早く休んで欲しいのが本音だから。はい気にしないで!さあ行って!』


メイド長は新入りメイドを部屋から追い出し(あっ…そんなまっ………なんか足を引きずらせてたけどなんとか追い出す)ため息をついた。なんなの?あの気だるそうな新入りは?!優秀すぎる…何なの?初めてメイド始めましたなんて言っていたので追い出そうとしてなんとか思いとどまり、仕事任せて見たら…1度見たこと聞いたこと全てを把握し、教えてない仕事まで完璧にこなし始めてきた。


ヤバい…ヤバい新人来たのよ!メイドとしての才能がポテンシャルがまるで舞い降りた流れ星のよう!


使い潰すことなく末永くここにいてくれるだけで…私的にはすごい助かるのよ。


猫を買いたいって言うじゃない?!何の料理にすらつもりか分からないけど…私のへそくり掴ませて買いに行かせたわ。夜の町で稼がれて身体を壊されてはたまらないもの。


あんな逸材…のがしてなるものですか! 


『へクシュッ…誰か噂してる、かも…こねっこ…私帰った…ひざ枕して…』


こねっこは思った。おれがするのかニャン? 良く自分の身体を見渡すともう虎のような大きさである。


仕方がないニャン。


ガルルッッと鳴きながらフラフラしてるメイドの上着をかんで引き寄せ添い寝してあげた。





読んでくれてありがとう!更新遅くてすみません…

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