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夕方ともなれば

投稿遅くなりすみません…

夕方になれば、おれはおりの中での生活がまっている。


今日この扉を壊せなければ!おれは晩ごはんにされてしまう!いくら美女とはいえ食べられるのだけは嫌なのだ!


ニャントレ!ニャントレをしなければならない!ってに何をすればええねん!おれの中の大阪のおばちゃんがツッコミをしてくれた。


とりまやっとくっしょ!? 脳内ギャルがアゲてくれる。いつもありがとうギャル…。


【鑑定】スキルない!? この際なんでもいいよ。どんなゴミスキルでもおれは猫の唐揚げや煮付けになりたくないから頑張るよ!


だが現実は残酷だ。おれが【鑑定】なんて高級スキルが使えるわけもなく。。。


仕方ないから爪とぎを1万1095回しといた。猫だからね。爪とぎしてたらなんか良いことあるかもしれないだろ!?


ぜぇぜぇ言いながらおれへそ天にしドアの前で伸びていた。


『ただいま。帰った。お疲れ私。こねっこなんか伸びてる。』


お帰りなさいませ。ご主人様!えっとぉ…おれの寿命ってあと何日になりそうですか? おれは目をパチパチしてみせる。


ご主人様が床に倒れた。いや…なんか伸びている。おれの生命線ーーーー!!


死なないでご主人様!


『…ねえ。このまま…。一緒に昼寝しない?』


いやもう夕方ですぜ。萌え萌えキュン!メイドのご主人様起きて下さい!


ニャーンとないてかけよってみせる。肩をふみふみしながら。


『こねっこは…優秀なお出迎え要因。…感謝…』


さてご主人様寝てるから鍵をくすねるとするか。


ん〜?どこだニャ?


『…鍵? ああ…ここ。ポケットに入れてあるの。君が届かない場所にね…』


あの…ご主人様…あなた寝てるので体重35kgのおれでも届きます。抜けてるのかな…?アホの子なのかな!?


おれは遠慮なぞしないぞ!? その鍵おれによこせニャ〜〜〜!


ニャーンと雄叫びを上げ襲いかかった(飛びつき)


『…その声好き。…静かで…心地良い…』


おれ静かにしてないニャン。鍵盗ろうとしてごめんニャン。おれが悪かったニャン。


ところで…ご主人様小さくなったニャン。


『…ふわふわだねえ…むにゃあ…』


あれ…もしかしておれ猫じゃないニャン!? なんかドアも低く感じてきたニャン。


これはおれのニャントレ生活が覆される大発見である。まだ特に何もしてないけど。


おれってなんて生物なのか身の程を知らなければならニャイ。


ご主人様…あんたを倒しておれは外の世界に羽ばたくニャン。


残念だったのニャン。おれがいつまでもおとなしくしてると思わないことニャン。


「宅配便で〜〜す。猫の檻こちらでよろしかったでしょうか?」


『…スーッ…スーッ…』


しまったニャン。おれはタンスに駆け寄り印鑑加えて玄関に受取りに行った。


「美味しそうな猫ですね?そろそろ食べ頃かな?よしよし!!」


そんな顔でよしよしするなだニャン!背筋がゾッとするニャン。お前あっち行けニャン!あと荷物ありがとニャン。お疲れさまだニャン。


「お利口だね〜。この辺おれ担当だからまた来るよ。食べられてなければまた会えるね!」


お前とっとと帰れだ、ニャン!フン!お前なんかにおすそ分けされて夕飯になんてごめんだニャン!


おれは前足でシッシとした。


「これが…招き猫か…初めてみた。」


宅配のニキがボソリとつぶやき扉はまた閉められた。


違うニャン!なんで伝わらないニャン!? おれはその場でバク転した。










読んでくれてありがとうございます♪

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