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社畜の癒やしは猫動画

久しぶりの新作です 長編作るのが楽しみ! いつもだいたい3000字前後が1話で投稿してましたが…今作は1000字ずつ出来上がりしだい上げて行こうと思います

朝8時半から夜の日付が変わるまで社畜は社畜をして生きている。


昔はおれだって友だちがいた。しかしこのを貫いて過労死しないようにするためにはおれたちの友情は犠牲にせざるをえなかった。


飲み会を断る日々・・・。悲しきかな。楽しい社会人生活は1年ともたなかった。


おれは気づけば仕事仕事、さらに仕事の毎日を過ごしていた。仕事後にゲームだって?


おれには悲しきかな・・・。デイリーを終わらす体力すら残されていない。


寝る前の5分だけ見る猫動画だけが毎日の癒やしだった。猫は良い。あのもちもちしてそうな肉球。子猫のかすれたようなか細い天使のような声。


おれ、来世は猫になりたい。チート能力をもらって異世界転生なんてごめんだ。どうせ勇者も国に使える社畜なんだ。


あ〜あ素晴らしき猫生! 猫におれはなってみせる!


自由にお昼までぐっすり寝て、好きなときに狩りをして、ずっとゴロゴロして生きていくんだ!


そう思って今日も冷たい布団に頭をしずめる。


あ…あ…いつの日か。おれは猫に生まれかニャって…



★★★★★★★★★



「ま、まぶしいここはどこ!?私は誰!?」


転生したって記憶がかすかにあるってことは、おれの前世は人間だったらしい。種族は社畜。


だが…良く思い出せない。私は前世男だったのだろうか? それとも可憐な美少女でアイドルなんかもしてたのだろうか?


まあ、この際どうでも良かろう。おれは今…。猫。


そして猫はこの国で食用にされている。ここは市場。んでおれ(?)はよりによって檻の中。


「安いよ安いよ〜〜〜!そこのお姉さんどうですかね?新鮮な子猫だよ〜〜〜〜!!」


誰か!タスケテ下さいませだニャ!! 


おれ何か悪いことした? なんで食用になりそうなの?


そういえば1時間ほど前・・・。うんなんかおれは【白い部屋】で女神と話していた気がする。


そしてなんかこういう話題があった。


「汝…罪深くもなく、猫好きなものよ…。異世界転生したら何になりたい?申してみよ」


おれは願った猫になりたいと。誰だよ!?猫になんてなりたがったやつは!?


おれだよ・・・・・・・・・(涙)


「誰か!タスケテ下さいませだニャ!! 何でもするニャぁあぁあぁあ〜〜〜〜〜!!!」


こっちを見るな少年ども! ジュルリとよだれを垂らして見るニャ〜〜〜!!!


異世界なんて野蛮だよ!こんな幼気な子猫を食べるなんて!!!


信じられないほど野蛮人どもだニャん!


おれは異世界の食文化を呪ったのだった。


読んでくれてありがとうございます♪

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