奥手同士
浴場の脱衣所でアイーシャと舞子は衣服を脱いだ。
「舞子さん、何故タオルで隠すのですか?」
「そりゃあ恥ずかしいから……」
「女性同士なのに?」
「そ、そうですよねーじゃあ取っちゃいます!」
「うふふ、やっぱり綺麗なおしり」
アイーシャは舞子の尻を撫でた。
「開く開く、だから新しい扉開いちゃうって!」
「では、入りましょう」
二人は先に屋内の浴場で身体を洗い、湯船で充分に温まってから露天風呂に出た。
「気持ち良い〜〜!!!」
「そうでしょ?最高なんです、このお風呂は」
「あ、黒龍様!」
湯煙の中を進むと黒龍の姿が見えた。
「きっとロキ様が私達の護衛につけてくれたんですね。後で身体を洗ってあげましょう」
「良いですね!私も洗ってあげたいです。アイーシャ様」
「舞子さん、アイーシャ様じゃなくてアイさんで良いですよ」
「でも、お客様なんで……」
「ロキ様はそうかもしれないけど、私達は秘書と執事だから立場は一緒ですよ」
「じゃあ、アイさん……あの、女同士だから聞いちゃうんですけど、ロキ様とはどうなんです?」
「エルフって恋愛しないんですよ」
「え!?そうなんですか?」
「しないと言うか、機会が少ないと言うか。里も女性しか居ませんし。そう言う事に奥手なんですよね」
「あらぁ、社長曰くロキ様も女性にモテるのにに引く位奥手らしいからなぁ」
「そうなんですよ!あんな顔してメチャクチャ奥手なんです!まぁでも、だからモテてても安心なんですけどね……」
舞子(もう、好きって言ってるやん、それ)
「まぁ、私達長生きなんで、気長にね……」
舞子(エルフの気長って……何年かかるやら)
「でもアイさん、これだけは言っておきます。ロキ様はアイさんの事、めっちゃ好きです!多分愛してますよ!」
「やだぁ!舞子さん、照れますよぉ〜」
舞子(…………中学生か!)




