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先生と俺  作者: みなと劉
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第4話

その次の日、俺はまた先生に会うのが楽しみで、朝早く学校に向かった。

最近は先生との会話が楽しくて、学校に行くのが待ち遠しくなっている。そして今日は、火星の名前の由来になった戦神マルスについて聞いてみようと決めていた。

教室に入ると、先生は既に席についていて、何かを読んでいた。

俺は声をかけた。

「先生、おはようございます!」


先生は顔を上げて、いつもの優しい笑顔で答えた。

「おはようございます、正彦くん。今日も何か質問がありますか?」

俺はうなずいて、少し興奮しながら言った。

「はい!今日は、戦神マルスについて教えて欲しいです。昨日、火星がマルスにちなんで名付けられたって聞いて、もっと知りたくなりました。」

先生は微笑みながら、本を閉じて話を始めた。「いいですね、マルスについて知ることは、古代ローマの文化を理解するのにも役立ちますよ。マルスは、ローマ神話における戦争の神で、ローマ人にとって非常に重要な存在でした。」

俺は興味津々で聞いていた。

「どうしてマルスはそんなに大切な神様だったんですか?」


先生はうなずきながら説明を続けた。

「マルスは戦士たちに力を与え、勝利をもたらす神として崇められていました。古代ローマでは、戦争は国の繁栄や領土の拡大に直結していたため、戦神マルスに祈りを捧げることがとても重要だったのです。また、マルスはローマの創建者ロムルスの父ともされています。このことがさらに彼を特別な存在にしました。」

「ロムルスの父?」

俺はその言葉に驚いた。

「じゃあ、ローマはマルスと深い関係があったんですね。」


先生は再びうなずいた。

「その通りです。ローマ人はマルスを自分たちの守護神と見なしており、彼に捧げる祭りや儀式が多く行われていました。特に、戦争が始まる前にはマルスに祈りを捧げて、その加護を求めました。」

俺はその話に感心しながら、さらに考えを巡らせた。

「じゃあ、火星が赤く見えるのも、戦いの神だからってことと関係があるんですか?」

先生は少し笑いながら答えた。

「そうかもしれませんね。赤い色は古代の人々にとって血や戦争を連想させる色でもありましたから、火星がマルスと結びつけられるのは自然なことだったのかもしれません。」

「なるほど、そういうことだったんですね。」

俺は先生の話に納得し、またひとつ賢くなった気がした。


先生は優しく微笑んで言った。

「宇宙や神話の世界には、まだまだたくさんの面白いことが隠されています。正彦くんがこれからどんなことに興味を持つのか、楽しみですね。」

俺はその言葉に胸が温かくなり、さらに興味が湧いてきた。

次はどんな質問をしようか、早くも考え始めていた。

次の日になるのがいまから楽しみである。

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