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作者のガチ体験談

100%実話の話なので落ち無し山なし後日談無しです。

この小説のタイトルが「ネットによくある怪談を創作してみた」なのにガチ体験談を書く僕を許してください。ネタ切れってほどではないけどストックがなくなってきたのと、今書いてる話がいつもの倍の量になってるので推敲に時間がかかってるので、こういう話でお茶を濁さざるを得ないんです。


僕が小学校の時の話です。


僕は小学生の時、田舎に住んでいました。どれくらい田舎かというと、僕の家の目の前がまあまあな大きさの畑だったくらいの田舎です。もうちょっと言うとH道というところに住んでいました。


で、たしか9歳くらいの時にそこの畑が全部住宅街になることになったんです。そこの土地所有者と親が仲良かったんで話聞いたんですけど、ろくに手入れしてなかった畑がとんでもない金額で買われたってウハウハ言ってました。


開発は順調に進んで、もう家の骨組みが立ってきたねなんて言ってた頃、夕方でしたね。救急車の音がどこからともなく聞こえてきたんですね。


母ちゃんと近く通るかもねなんて言ってたら、僕の家の真ん前で止まったんですよ。パトカーもちょっと遅れてきてましたね。


そっから道路にドラマとかでよく見る警察の黄色の帯(KEEP OUTとか書いてあるアレ)が張られて、野次馬を警察がいなして、田舎だったので普通に大事件よね。


何があったかって、僕いまだにわかってないんですけど、とにかく僕の家の間の前に立つはずだったところで事故があったらしい。救急隊員が骨組みの家の中に入ってって、中で倒れてる人になんか大声で声かけてるのをベランダ越しに見てました。


後日聞いた話では二つのパターンがあって、一つが作業員同士でいざこざがあって、一人スパナかなんかでぶん殴られたって話。もう一つが作ってる骨組みから一人落下したただの事故って話。


どっちの話でも共通してたのが「ヘルメットがなければ死んでた」ってところ。まあ多分普通に頭打ってやばかったってだけだと思う。前者の話だったら流石に新聞に載る。


そんなこんながありつつも、結局僕が中学校上がる前くらいに住宅街が完成したんよ。で、例の事故がありつつも建った家にも人が住みだした。


お向かいさんってこともあってそこそこ交流があったんよね。家族四人、両親と、兄弟が引っ越してきてた。


兄弟は僕の一個下ってこともあってそこそこ仲良くしてた。僕が部活帰りに一緒にボール遊びするくらいには仲良かったんよ。


んだけど、僕ら家族はそのあと本州のほうに引っ越すことになって、その家には祖母が暮らすことになった。


で、ここから一気に時が飛んで、今年の正月の話。久々に祖母の家、元僕ら家族の家に戻ったんよ。


家族団らん、みんなでガ〇使見ながらふとお向かいさんの近況が気になった。ていうのも、お向かいさん、正月には門松、子供の日にはこいのぼり、クリスマスにはリースを飾るような家だったのに、今回は何も飾られてなかったんよ。


祖母に聞いたら一瞬顔強張ってさ、ちょっと黙った後に言ったのよ。


「お父さんが病死、お母さんが事故死、お兄ちゃんが自殺。弟さんは今施設にいるよ」


身近な人の死って初めてだったからまあインパクトすごかったよね。


実は話としてはこれで終わりなんよ。病気は普通に癌だったし、事故はありふれたって言ったら不謹慎だけど、特に不審な点のない交通事故、お兄ちゃんの自殺は両親の死を苦に思ったとかじゃないのかな。自殺の件はさすがに詳しく聞くことはできなかった。


畑ももとは墓場だったとかいうオチもない。わざわざ郷土資料館に行って調べました。


蝦夷地開拓の時代から資料の残った土地なんだけど、特に先住民とのいざこざがあったわけでもない普通の土地。


最初に工事中事故が起きたときに何か曰くがついたのかなって思ってる。

実話を解説するのも不謹慎だけど、ジャンル分けするなら曰く付きの物件ものかなあ。不動産系の怖い話な気がする。

次帰省した時に詳しく聞けたら聞いてくるわ。

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