はじめは探す、きっと見つける。そして助ける。
がががが
「うるせぇな」
窓の外から響く 農機具の音
素朴で平凡な会社員だった俺は、母親の他界をきっかけに仕事を辞めた。
「母親の死」これを言い訳にした。
実家に帰ったのは良いが、無口な父親との共同生活は辛かった。
ここは田舎
仕事を探し始めるも、なかなか安定するような職には巡り合えなかった。
道路工事に警備会社、ラブホの清掃員 アルバイトはどれも長く続かず…
コンビニの夜勤はオーナーがうざくて辞めた。
前に働いてた会社だってそうだ
上のやつはいつも偉そうな態度で、無茶を投げつけてくる。
世の中を非難しながら、いつだって自分は世間体を気にしてる。
母親の四十九日を迎えた頃…
父親との関係は変わらず、会話をすることはほとんどなかった。
幸いにもpcに詳しかった俺は、ユーチューバーとかいう人間達の
動画編集をすることでお金を稼ぐことができるようになった。
自分の部屋から 世界を広げることのできる時代に感謝した。
初めての続き物の小説(予定)です。
本当は脱出ゲームをつくりたくて、その台本を書いてる最中
楽しくなりすぎて規模がすごく大きい脱出ゲームになってしまったので、
これはもうすべてフィクションの世界にするしかないな…と
思い立った次第です。
どうぞ最後までよろしくお願いします。
2020/05/21 きんぷら