平凡?そんな物知らないそれが私達
初めまして、 ぽんず 兼 炙り出し❥ でっす
この小説は何故最底辺ばかり這い上がるのかなる疑問からできましたね☆
題名通り、中間クラスが何かやらかしまくる話
まだ前書きなんで←
ちゃんとここからバトル系に話持っていきますんで多分←
____キャラメイクを私の友人に手伝って貰ったのでその友達の名前も作者名に入ります
私は『ぽんず』
友達は『ruru』
_そして、ここまで読んでくれてありがとですっ(土下座)
「規則だから……けどなぁ………」
溜息を吐いて先生は次年度のクラス表を作成していた。
新年度。
それは皆さんにとって、どのような物なのだろうか?
どんなクラスになるのかワクワクして登校するのではないかと思う…
友達と一緒だったら良いな、問題児が入っていなかったら良いな、と。
そう願いながら登校するような気がする。
「起立、礼、おねがいします」
紅木中学校2年B組はこんな平凡な挨拶から初まった。
「えーとな、私の名前は今田晴喜。今年のお前らの担任だ」
そう笑いながら教壇に立つ男は自己紹介した。
黒髪に黒目の平均的な顔。
平均を極め、平凡を極めたいB組らしい担任だ。
噂によると『永遠のB組担任』。
「この1時間、お互いの事をよく知るために……と言っても大多数が知り合いか…自己紹介でもしてくれ」
そう言って今田は教室の端の方にある椅子に座った。あとは生徒に任せる、とでもいったところか。
「んーと……誰からするの?」
黒い瞳にダークブラウンの長髪。左手のギプスを揺らしながら話しだした女子に、翡翠色の目の女子が、多分なのですよ_と前置きして後の女子を振り向きながら、
「多分私と寿音以外は知り合いなのですよね~?だから…私たちから紹介するのです!え~と……其処で仮にも授業中に堂々と本を読んでいる黒髪を下ろしている女子は桜葉寿音と言うのです…因みに身長は120cmピッタリのチ
「黙れ夜咲」
低い声で自分についての紹介を遮った青い目の少女は読んでいた本に栞を挟み口を開いた。
「本人に許可を取らずに勝手に他人紹介を始めた阿呆は夜咲雨音だ……腐れ縁だ。決して友達では無いぞ」
え、寿音酷いのですよ?と文句を言う夜咲を見るに多分友達だろう。
「じゃあ、次はあたしが自己紹介すんねん!」
元気に手を挙げて立ち上がったのは茶色とも黒色ともつかない髪をポニーテールにした少女。
意気込みながら口を開け、
「あそこの、茶色の目をした大阪弁風の子は真瀬・卑弥呼・癒羽
「ちゃうわ!!」
ギプスの女子により紹介された。
「え…と、多分『卑弥呼』はあだ名なのですよね?」
大困惑しながら真瀬に聞いた夜咲に答えたのは本人では無く、藍色の髪を白いゴムでくくった女子で、
「『卑弥呼』という題名の
「小説なんて書いてへんわっ!!」
本人は自爆しただけであった。
流れに沿った方が良いのかな_と呟いて真瀬の自爆を手伝った子はギプスの女子を手で指し示しながら話した。
「あそこの骨折魔は、安川千夏。…………あえて言うなら、闇が深い」
「ついでに言うと割と賢いよな!あ、俺はこいつの紹介をするぜ!!藍色の髪に紫色の目の女子の名前は上保莉菜!自称かよわい系女子。本当は怪力女子だけどな」
最後の方を早口で言った赤髪に黒目の男子に上保の回し蹴りが叩き込まれた。藍色の髪が宙に舞った。
「え、じゃあ俺が要の紹介をすれば良いの?」
灰色の目をした大人しそうな男子が地面に伏せてうめき声を上げる赤髪を指差し
「そこの太い
「足方ァ??」
「分かった……発育の良い男子は綱島要で意外と賢い。そしてスケベ」
綱島に首を絞められながらもなんとか紹介を終わり……咳き込んではいるが、そこはまぁさておき。
「それはぁ……優太が言えることじゃあないよぉ?」
ふんわりと笑いながら口を挟んだ。黄色い目は今にも寝そうな程閉じられている。
「じゃあぁ…優太の事はわたしが説明するねぇ……多分分かってると思うけどぉ、茶髪に灰色の目の男子はぁ、足方優太…この人もぉ……変態だよぉ?」
一瞬の沈黙。
「俺と同じ男子だろう?ほら、君も俺と同じ変態だ!!」
素晴らしい程に飛躍したこじつけ論法に…
「多分、治は変態じゃないと、僕は思う……よ?」
高めの声が不安げに疑問形で反論した。
「ついでに……、治の紹介…する、ね?え…と、名前は万福治で…割と…運動が出来る……あとは…ゆるふわの銀髪のショートカットで……ふわふわしてるけど……男子」
男子……という言葉は桜葉と夜咲に少なからずショックを与えた。
「……やっぱり森ちゃん可愛いぃっ!!もう私が紹介するよ!?えーと、声が高くて金髪に水色の目の可愛すぎるガチ天使は、森聖。あ、一応お兄ちゃんで妹が
「お兄ちゃんなのです?!」
そうなの!!と激しくうなずいて夜咲と話し込むピンクの目をした女子を手で指し示しながら、真瀬は 意気込んで、次こそはあたしがやるねん!と言い、
「あそこの聖教の教祖である黒髪を肩よりちょっと下かな…んー、肩ぐらいまでおろしてるピンクの目の子は
「あたしが説明すんねん!!?」
「川野ありさっていう名前でテニスが上手いゴリラ」
真瀬の必死な突っ込みも華麗に無視する安川によって紹介する事が出来なかった。
「え?ゴリラなのか?」
首を傾けて聞き返す桜葉に、満面の笑みで安川が
「一言で言うとゴリラだけど二言で言うと脳筋ゴリラね。ここ大事!」
と言った瞬間に安川の頭から血が流れてきた。
「あ、ごめん手が滑ったの!!」
そうわざとらしく謝る川野の手から飛んできた本が原因だった。
読んで下さり有難う御座いました(スライディング土下座)