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詩、あるいは詞

寒いよ

作者: 志賀飛介

風が冷たい

首のあたりが特に冷たい

あと指先も

雨が降っているせいかより一層冷たく感じる

こんな日に限ってみんなのことを思い出すのは、幸せな証拠なのかも知れない

その事がやけに疎ましい




寒いよ




缶コーヒーを買った

微糖のやつ

ほんとはブラックの方がよかったんだけど、こっちの方が安かったから

たった30円だけどね

その30円が気になるのだ

甘くて、ほんの少し苦くて、おいしかった




さっきすれ違った子、可愛かったな

マフラーがすごく似合ってた

こっちを見てた気がするけど知り合いだったのかな

だとしたらだな

どこの誰とも分からない、けどなんか可愛い子とすれ違う

そういうのがいい




頭がぼーっとする

耳が痛い




犬飼いたいな

猫でもいいけど

ちゃんとお世話すれば懐いてくれるかな

おいでって言えば来てくれるかな

猫は呼んでも来ないって言うけど

きっと見ているだけで癒やされるんだろうなぁ




寒いよ


寒い


寒いよ


寒い




寒いねって言えたなら、少しは和らいだろうか


冬ですねぇ……。

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