表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
8/20

なんでこうなった!!

私は今、人生で初めての体験をしている

だがこれだけは一生ないと思っていた


その体験とは・・・


《修羅場》というものである


現在目の前には二人のイケメンが火花を散らしながら睨み合っている


『なんでこうなった!!』


時を遡ること30分前――――

学校からの帰り道、突然肩を叩かれた


「おい」


一瞬また連れ去られるのかと思い、肩をビクッと跳ねさせたがすぐに声で誰か分かったので安心した


「―――っ!!なんだ煉くんか・・・もうビックリさせないでよ」

「あー、悪い」


それから私は後ろを振り向いて彼の顔を見た

その時、昨日のことが脳内で再生されてプシューと顔から湯気が出た


「ここでお前のこと待ってたんだよ・・・って聞いてんのか?」


そこでようやく脳が再始動した


『今すぐここから逃げなきゃ・・・』


そう思い、私は回れ右をして家まで全速力疾走をした

ふと後ろを振り返ると彼が追いかけてきた

何かを叫んでいるようだが私はそれに耳を傾けることなく必死に走った

しかしそこは男女の差と言うことで家まで後少しのところで捕まってしまった


「おいっ!なんでっ、逃げんっ、だよっ!」


息を切らしながら彼は当然のことを訊く


「だってっ!!」


言い訳のように叫んだがその続きは恥ずかしくて言葉に出来なかった


『チッ!!早く手を放せよぉ!!』


心の中で叫んだ


『いかんいかん苛つくとつい言葉使いが・・・平常心、平常心って』


「なれるかぁぁぁ!!!」


遂に声に出してしまった

そこから私は恥ずかしさから恐慌状態になってしまったためハチャメチャに暴れてしまい、彼に八つ当たりのごとくイケメンな顔を殴り付けてしまった


それで私は正気に戻ったがそこで初めて自分のしでかしたことに気づいた


「あっ・・・・・」


何か言われる前にすぐに私は彼に対して謝り続けた


「ごめんなさい!ごめんなさい!ごめんなさい!わざとじゃないんです!」


頭をさげて平謝りをしていた時、私の目の前に突然乱入者が現れた

それはお隣さん兼幼なじみの拓海くんだった


「こんなに謝ってんだから許してやれよ」

「は?お前には関係ないだろ」


乱入者に一瞬戸惑いを見せたものの煉くんはすぐに言い返し、拓海くんのことを睨み付けた


「関係あるよ」

「なんだと?」


拓海くんも負けじと相手を睨み返して言い返したが、続く言葉に衝撃を受けた


「桜は・・・・・・・桜はオレの彼女だから!!」


『はい?誰が誰の彼女だって・・・?』


その発言により、場の雰囲気が一気に凍り付いた


「・・・・・誰が誰の彼女だと?」


私の心の声が煉くんによって代弁された


「だから桜がオレの彼女って言ってんだよ!!」

「・・・・・桜、こいつが言ってることは本当か?」


煉くんは拓海くんをスルーして私の方に問いかけた


「それは・・・・」


言い淀んだ私は拓海くんの心意がいまいちわからずにその後考え込んでしまった


そんな私を見て、煉くんは何を勘違いしたのか拓海くんを押し退けて私に詰め寄った


「おい、どうなんだよ!」


そう言って彼は私の腕を掴んだがその力が強かったため小さく悲鳴を上げてしまった


「っっ!!」


すると掴まれていた手が離れた

なぜなら拓海くんが煉くんの手を掴んで私の腕から離してくれたからだ


「桜が痛がってるだろ!!」


そこから2人は睨み合いながら火花を散らす

そんな2人を見て、私はおろおろとすることしか出来なかった


『なんでこうなった!!』

いつも読んで頂きありがとうございます!


この度読者様にお詫びを1つ述べさせて頂きます

実は一話投稿がズレているということが今回発覚致しました


誠に申し訳ありませんでした!!(スライディング土下座)


ちなみにズレてしまったのは

一匹オオカミの孤独

というサブタイトルです


本当に申し訳ありませんでした!!

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ