始まりは午前様
大学を期に上京した、中野京香。大学1年生の夏休み、ふと夜中に目が覚めてしまいコンビニへ向かう。暗い商店街を抜け、いつもの借り部屋の近くの青い看板が目印のコンビニに入ったはずなのに、どう見ても酒場であった。どう見ても異国情緒漂うその店。「よう、嬢ちゃん! アルバイト志望かい?」「……はい?」
ここは、どこなのか。そして私は帰れるのか、いや、店主がイケメンだから帰りたくない気もする。
こうして彼女を大きく変えてしまった夏休みが始まった。
ここは、どこなのか。そして私は帰れるのか、いや、店主がイケメンだから帰りたくない気もする。
こうして彼女を大きく変えてしまった夏休みが始まった。
プロローグ
2014/08/18 12:54