フレッシュリーフ社長 (マチス、若葉、⬛︎⬛︎)
やっべ、前回声の描写忘れてた…そこそこな描写だったのに…
近いうち修正します。その時にこの前書きは削除されます。
『健闘を祈る』
社長の案内の声が聞こえ、景色が高速で動く。ビルが立ち並ぶ街が高速に見えて、気がついたら。
僕はビルの中の一室にいた
まずは周りの索敵
僕は耳を澄ます…
(人々の喧騒の声、信号機の音、銃声、…悲鳴)
…女性の悲鳴だった。
僕は、窓に近づき悲鳴の方角を探る
何もしていないのにNPCが悲鳴を上げるわけないからね。ぜったい社長の仕業だ
多分、中央のタワーの方かな?
「中央のタワーに社長がいる可能性が高いなぁ…………っ!」
社長の居所に思考を巡らせていると…
窓が割れ、少し後ろの床に銃弾が当たった
遅れて聞こえてくる銃声…
…これ絶対頭狙ってた!
このステージ、ビルが立ち並ぶ街中【ザ・シティ】は一際大きなビルが、東西南北に一つずつと、中央にタワーが一つある
中央のタワーは、ほぼ東京タワーの見た目をしている。…まんま東京タワーである
もう一発撃ってきた
弾丸に反応出来るわけもなく、頬に掠った…
ひとまず窓際から離れることにする
さて、なぜバレたのか。
音を出して窓際の方へ誘導したとしても、この広いエリアで自分を探すことは難しいだろう
…
…
…あっ!
そういえば、中央のタワー、プレイヤーの位置を調べる装置があったような…
やっべ
ミサイルのような物が飛んできているのが窓にチラリと見えた
僕は反射的に反対側の窓に向かって走り、突き破って跳ぶ。
窓を突き破ると同時に、背後からの爆風に飛ばされた…
◇◇◇源 若葉視点(少し前)◇◇◇
「あーたーらーなーいー!」
私は今、イライラしている。
職業[暗殺者]の【Aジェント】の専用機、[くろいくるま!]に乗り、すぐにタワーに来て、探知装置を起動した。
そして、NPCに悲鳴を出させるように立ち回り、空くんを窓際まで来させることは成功した。
そこからだ。
弾が当たらないのだ!
スコープをよく覗いて慎重に狙ったのに、当たらなかった…
空くんは考え込んでいてほとんど動いていなかったというのに…
あー…
うー!
「もういいだろう⁉︎手加減はおしまい…これが大人の力だーー!」
そう言って私は【ロケットランチャー】を取り出した
「外さない外さない、私は絶対外さない…よし発射ー!」
よく狙い、自己暗示を掛け、精神を統一。引き金を引いた
課金追加アイテムの【ロケットランチャー】まで出したんだ。これで大したダメージ与えれていなかったら、私は泣く!おそらく泣く!
……さて、爆炎によって見失ってしまったからもう一度探知をしようか。
探知装置のクールタイムは30秒なのでそろそろ使えるはずである。
私は、エレベーターの傍にある装置に向かい、装置を起動する
「さてさて、どこにいるのかな?空くん……って近い!」
「はぁーい?しゃちょー!」
マップ上に出た空くんの現在地は、ほぼ私と同じ位置だった
振り向くと背後から走って来ていた空くんがすぐ目の前にいた
空くんはマチェットを大きく振りかぶって。【職業必殺技】「急所狩り」を発動
マチェットは私の首に当たり、一瞬の痛みと同時に
ーーーーー
you lost
死因 【space】の「急所狩り」
ーーーーー
負けの表示が出た
◇◇◇視点戻ります◇◇◇
勝った。勝ったけど…
いやー、お互いに戦闘が下手過ぎる
最後の「急所狩り」は正面からだと避けやすいと評判な技だったが、社長が思っていたより鈍かったお陰でなんとか勝てた
タワーの階段600段駆け上がって奇襲とかマジで疲れた
「空くん、どうだった?」
「どう?ですか。そうですね、久しぶりにやったにしてはまあまあじゃないですかね…」
「作品の感想だ」
「…逃げ回っていたら、その試合がグダる気がした…フィールドが広いから」
「そうだな、だから【ザ・シティ】は徐々に行ける範囲を狭くして…とまあ、そこら辺の工夫は後で話すとして。楽しかったか?」
「そうですねぇ、人を攻撃する罪悪感がでたので、5分の2ぐらいですね」
少しきつめに評価を伝える。でも、嘘は言っていない
攻撃する対象が、あまりにもリアルな人間なのだ。それを殺すというのは少し…かなり躊躇われる
「…そうか。はっきり言ってくれてありがとう。そうなんだ、遊びは楽しくやれるのが1番なんだ!メイン要素のバトルで罪悪感が出るのが1番ダメだと私達も気づいている」
(…)
「空くん…作るゲームは、VRMMOは楽しく遊んでもらえるように努力してくれ。罪悪感が出ないような、そんなゲームを」
「…シリアス系のシナリオでも後腐れなしの方が良いんですか?」
「できればそうしてくれ。いや、うん。できる限りそうしてくれ」
…
「分かりました。尽力を尽くします。」
過去の傷のようなものだろう。社長はファンバトが好きである。それはすごく伝わってくる。そして社長は、ファンバトのダメな部分もしっかりと理解している。だから、評価が低くても文句が言えない。しかし、修正をしようとしても、戦闘ルール、又はキャラを変えないと解決されないこの問題は、修正できないのだろう。
僕にできることは、社長の指示に従い、プレイヤーが楽しめるゲームになるように協力することだと
僕は強く感じた
胸糞悪いクエストを考えていたのは秘密にしておく
僕は今、ファンバトの【ストーリーモード】というものをやっている
キャラごとにストーリーが違うため、48個のストーリーがあり
社長にやって欲しいと言われやっている
社長は懐かしむ様な目をしていた。
最初の頃はチュートリアルの様なものでキャラの動かし方などがあった。これは僕も一回やったことがあるため簡単にクリア、ストーリーが進んだ。ここまでは知っていた。ここまでは
分岐が、出たのだ
こんなの知らない
ってああ、違う方の選択肢を選んでも結局は同じルートになるのか、へー。新しいルートを作る必要はないけど選択肢で選ばせることでキャラに感情移入させやすくする。参考になるなぁ
…
良かった!すっごい良かった!昔軽く見た程度であまり覚えていなかったけど、こんなだったんだなぁ
え?去年変わった?へー
?でも設定自体は昔からあった?…当時の経験と技術不足…なるほど
社長とのファンバト研究会は楽しかった
そうだよ?研究だったんだよ?
ファンバトの良いところを利用する。そのためにね
ねっむ、今何時よ、
ゲームを終了した僕はとてつもない眠気に襲われていた
2時?…
しゃちょー、おやすみなさーい
僕は借りている僕の部屋に行き、倒れるように布団に寝て、就寝した
ーーーーーー
うちは目が覚めた
うち?うちは【イト】って言う名前
この名前はイズミが考えたのよ、そこそこ良い名前だと思ってる
あ、性別は女の子だから
それで…
ここどこ?
マチスはもうちょい警戒をする必要があった
社長の戦法はほぼ賭け。成り立たずに自分の居場所を晒すだけになっていた可能性大
社長、ステータスのダイスも課金で一個増やしてたのに
(1d6),1
(1d6),1
という悲しい結果でした。不運
こっからどうしよっかなぁ、
・人格を出していきながらゲーム開発(交互)
・ゲーム開発一筋、人格要素薄め
・人格要素強め、ついでのゲーム開発
・人格とゲームの両立(激ムズ)