第7話
遅れてすみません
海自護衛艦隊はアゾフ海の中に入った。そして一部が護衛艦隊から別れてウクライナ南部の重要都市マリウポリを目指して行った。ウクライナ軍の反転攻勢と同時に海自は揚陸艦を使ってマリウポリ上陸作戦を決行する予定だ。そのためには専門部隊の水陸機動団が動く。そしてマリウポリから海自の水陸機動団が攻め上がってザポリージャ原発(Zaporizhzhya nuclear power plants or ZNPP)を奪還する予定だ。そこでウクライナ軍と合流する。ザポリージャ原発は長らく危険におかれていてIAEAの監査が入り続けていた。しかし充分な安全は保証される事は永遠になかった。それが今安全になろうとしているのだ。ただロシア軍が軍事基地化して攻撃もかけられずに危険に起き続けていた。これまで何度も爆発の危機が起こっていた。これを傷付けず、危険に置かずに奪還するのはかなりの難易度だ。しかし補給を止めて持久戦にしたら可能だろう。そしてマリウポリからザポリージャ原発までの奪還によって南部と東部でロシア軍の分断が可能になるだろう。ウクライナ軍はドニプロ川の渡河作戦を行なってザポリージャ原発とその周辺そしてマリウポリに向けて奪還地域を拡大する予定だ。そしたら南部ヘルソンから来るウクライナ軍が切断線から南部を奪還して東部ドネツク、ルハンスクで戦っているウクライナ軍が東部を奪還する。そこにはウクライナ軍の予備軍も加わる予定だ。さらに海自とウクライナ軍の切断線の部隊は協力して切断線を守りながらウクライナの領土を奪還していく。こうすることによってロシア軍を2個に分断できる。さらに追い打ちをかけるようにクリミア橋を爆破して南部ロシア軍を完全に孤立させて包囲殲滅する。そして東部はハルキウ州駐留部隊がハルキウ側からルハンスク州、ドネツク州に入って横と縦から攻める。これは日本の参戦により予定は少し変わったが元々予定していた春の大攻勢だ。変わった点は自衛隊との共同作戦だがどちらもそこまで多く無いと言えど精鋭、共同作戦もぶっつけ本番で成功させる可能性はかなり高かった。
遂に作戦決行の時刻がやってきた。日付は4月8日、時刻は夜8時、日は既に沈み、空は真っ暗だ。周りの景色を見るのも一苦労だ。しかし暗視装置を付けていたら余裕で見れる。海自水陸機動団の兵士は全員暗視装置を付けているのに対してロシア軍は将官が一人で何個もつけていたりと全員に行き渡らず更に前線から遠く離れているために酔っ払って油断している。よって海自水陸機動団を発見する事は容易では無いだろう。海自は全員暗視装置をつけて装備もして奇襲を仕掛ける用意を完了した。そして遂に暗闇の中マリウポリ奪還のために奇襲を決行した。
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