色々と情報確認!…いやなんか更にチートになってない?
((( ゜ д ゜ ;)))
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書こうと思ったら感想で楽しみにしてますと書かれてた時の顔
そんなこんなで森を歩きながら色々と話を聞いてました。
簡単にまとめるとこうかな?
この王女様旅行帰りだったみたい
↓
そしたら帰りの馬車で襲われた
↓
必死に逃げたら私とごっつんごしちゃった
的な。そんな感じらしい。
…誰に言ってるのかは気にしないでおこう。
ちなみに服装は悲鳴が聞こえてから駆けつけるまでに和服に戻しといた。だってそっちの方が誰だ感増さない?
それで今はそのハインベルグ王国?だっけな。
その国まで送っていく事になったけど…どこか分からねぇ…!!
「えーっと…王女様?」
「ミラで大丈夫です。リュウ様」
「自分のは意地でも取らないのね…」
「命の恩人ですから」
「そっかぁ…ところでハインベルグ王国って…どっち?」
「えーっと…あっちです!」
そう言いながら、元気に指を指す。事前に自分が遠い所から来たって言っといたから知らなくても疑問に思わないでくれた。
やっぱ大事だね。こういうの。
そして女神アイ発動っ!!具体的に言うと<オールスキル>の中にあった<千里眼>!!
[<千里眼>の使用を確認しました。権限<超越>を自動使用します…完了しました。スキル<千里眼>をソウルスキル<超越の神眼>へと変更しました]
ちょっと待て。急に何が起きた!?
だけど頭の中に直接聞こえた声は、そこで止まらなかったのだ…
[権限の使用を確認しました。条件を達成。権限を解放します]
[開放中…完了。権限<不老不死>を取得]
[権限<不老不死>の取得を確認。権限<超越>を自動使用します…完了しました。権限<不老不死>をソウルスキル<死の超越>へと変更しました]
[開放中…完了。権限<神の威光>を取得]
[権限<神の威光>の取得を確認。権限<超越>を自動使用します…完了しました。権限<神の威光>をソウルスキル<超越女神の威光>へと変更しました]
[開放中…完了。権限<世界情報閲覧>を取得]
[権限<世界情報閲覧>の取得を確認。権限<超越>を自動使用します…完了しました。権限<世界情報閲覧>をソウルスキル<全知別人格体>へと変更しました]
おおう!?なんか一気に取得したぞ!?
[<全知別人格体>を起動中…人格形成中…完了。<全知別人格体>を起動します]
なんか起動した!?えーっとこれって…聞こえてます?
[はい。聞こえています。マスター]
「にゅえあっ!?」
後ろから聞こえたっ!!って誰だ!?
そう思いながらばっと後ろを振り返るとそこにいたのは…
「…自分?」
自分と全く同じ容姿をしてる人?だった。
[そうであり、そうではありません]
「えーっと、つまり?」
[私は<全知別人格体>。ありとあらゆる知恵を持っている貴女の別人格体。私は貴女であり、貴女ではないのです]
「えーっと…アルターエゴって事?」
[イエス。故に私は、貴女のサポートをさせていただきます。何卒、よろしくお願いします]
「あっはい。よろしくお願いします。ってミラは…」
そう思いミラの方を見ると…止まってる?
[ご安心を。事前に時を止めました。誰にも聞かれることも、見られることもありません]
「そんな事出来るの!?」
[イエス。世界全てを停止させる。などの荒業は通常不可能ですがマスターに限り可能です]
「へー…って他の神様とかは出来ないの?」
[部分的にイエス。神王と呼ばれる存在が可能ではありますが、それでも止めていられるのはごく短時間。全力を出して10分程が限界です。]
[世界全体の時間の完全停止はそれ程難しいのです。無限の魔力を持ち、尚且つ全てを超えた存在であるマスターだからこそ出来る荒業だと思ってください]
「そうなのか…他にも色々と聞きたいことはあるけど、とりあえず新しいスキル?の説明出来る?」
[イエス。ではまず簡単にソウルスキルの説明を。]
<ソウルスキル>
その人物毎の魂に直接刻まれているスキル。
固有スキルと似てはいるが、その違いは繋がりの強さ。
このスキルは奪われる、消滅される、封印されるという事は決してない。
また唯一無二のスキルである場合が殆どである。
また魂同士の強い繋がりを得た上で、本人から許可が出れば所有者以外も使用可能となる。
「えーっと、固有スキルの完全上位互換って認識でオケ?」
[イエス、マスター。では新たに得たソウルスキルの説明をします]
<死の超越>
死を超えた者が得るソウルスキル。
このスキルを持つものは真の意味で死という概念が消滅する
また歳を一切とらなくなる
<超越の神眼>
ありとあらゆる魔眼、神眼の効果を持ち、新たに自身が望んだ魔眼、神眼を作り出すことも出来る
敵からの魔眼、神眼を無効化する
<超越女神の威光>
自身が望んだ範囲内全ての意識を持つものを無条件で平伏させる
<全知別人格体>
ありとあらゆる知恵を持つ者
「…君のスキルの説明文少ないね」
[それだけ強力だということでもあります]
「だねー…にしてもなんだこのチートのオンパレード…」
[それと疑問に思ってる事の返答を。<不老不死>はあくまでも歳をとらなくして、極端に死ににくくなるものであり、死のうと思えば死にます]
「えっそうなのか!?」
[イエス。そして<死の超越>はその極端に死ににくくなるという所を強化し、完全に死の概念を無くすものです。つまりは心臓が抉られようと完全に肉体が消滅しようと死にません。復活します]
「怖っ!?でもまあ死にたくはないしいいのか…」
[他に質問はございますか?]
「うーん…とりあえずは無いかな。ハインベルグに行かなきゃだし」
[では転移魔法をおすすめします]
「あっやっぱりあるんだ」
[存在します。通常ならば難易度が高い魔法となってますが、マスターの前では呼吸をするようなものです]
「そんなに簡単なのね…この身体って本当にチートなのな…」
[では時の停止を解除します。私はマスターの中に戻りますのでここからは念話でお願いします]
「りょうかーい。ってどう戻るの?」
[こうします]
そう言うと同時に、光の粒子となって自分の中に吸い込まれていった。えっこれ大丈夫…?
[問題ありません。では解除します]
こいつ…直接脳内に…!?
それから何やら鈴のような音がすると同時に、風が吹いた。
この鈴の音が解除の合図なのね…
ちなみにハインベルグは普通に見えた。普通の人の眼だったら見えないんだろうけど普通じゃないからね…
「あー…うんあそこか。見えたよ」
「えぇ!?私見えないんですが…まさかそういうスキル持ちですか?」
「うん。まあ一応ね」
何故かさっき強化されたけどねぇ!!
「とりあえずミラ。手を出してくれる?」
「?分かりました」
そう言いながらミラが手を出してくる。
それを握ると途端に顔が赤くなってた。えっ女性同士だから問題ないよね…?
いやまあミラは可愛いし眼福なんだけど。
金髪蒼眼少女が赤面してるって言えばいいかな?
[マスターの姿でやられれば女性であろうとこうなると予想。少し表情を引き締めれば、俗に言う胸のついたイケメンにもなります]
そうなのか。とりあえず抱き寄せとこ。
「なっなななな…何を!?」
「静かに…あまり他の人には知られたくないから…ね?」
そう言いながら顔を更に近付けるとミラが慌てる慌てる。
可愛いね?あと楽しいね。
ちなみに右手は握ったままで左手は背中に回してます。
[では飛びます。<時空の扉>を起動。ハインベルグ王国のミラの部屋へと飛ばします]
何故にミラの部屋へと!?
[街中や門の近くに飛ばすより部屋の方が移動の関係上、楽かと]
…アルタ楽しんでない?
[部分的にイエス。少々楽しんでおります。それと名前をつけて頂きありがとうございます]
アルターエゴから取ったんだけど、我ながらに良くない?
[転移まで、3…2…1…]
無視ぃ!?
[起動完了。転移します]
後で感想聞くからなァァァァァァ!
そうアルタに対して心の中で全力で叫びつつ、光に包まれた。
<SIDE アルタ>
私は、全知の存在で。
それだけで、マスターを補佐するだけの存在。
…そのつもりだったんですけどね。
[マスターが楽しそうだから、私まで楽しくなってしまいます]
ふと顔に手を添えてみる。不思議な事に顔が笑っている事に気づいた。
[…えぇ、嬉しいです。とても。とても…]
私はアルタ。マスターを補佐する者。
それだけの存在だと、役割を果たすだけの存在の筈だった者。
…でも産まれた以上、私も楽しみたい。
そう思ったのは、マスターがマスターだからか。
[私に知らない事は、ありません。故にマスターの思ってる事も分かるんですよ]
マスターは無意識だったのかもしれない。いや、実際に無意識だったのだろう。
私という存在が産まれてから、話をしていながら、僅かな間でも、マスターが信頼を置いてくれた。
[私の、マスター]
その信頼に、答えます。
信頼は裏切りません。何故なら…
[全てを超えし者に、全てを識る者。そんなの誰から見ても…]
最強、ですから。
ヒロイン1人目!
アルタはヒロイン枠です。無感情の子が裏では感情豊かってのも良いよね…!