模擬戦の時間…手加減はしたと思う。うん
なんとこの作品のブックマーク数が100件を突破しました!!ありがとうございます…!!
これからも頑張って更新していくのでよろしくお願いします。
開始の合図と共にカイルがいきなり目の前に現れ拳を振るう。
というか早っ!?その拳を右足を1歩後ろに下げ、半身ずらす事で回避する。その事にカイルは驚きを隠せないのか目を見開いていた。
[スキルの<瞬歩>です。更には<ランナー>のスキルを低レベルながらも取得しています]
<瞬歩>
相手との距離を一瞬で移動し無くす。一直線にしか移動出来ない。
レベル毎にクールタイムが変化する。
<ランナー>
運動による体力消費を軽減する。レベルが上がる程その効果は上昇する。
なーるほど運動が得意ってそういうのも絡んでたからなのか…
<瞬歩>による不意打ちを狙ったけどもって所かな。
「今の避けるか!?」
「はっ!」
カイルの影から俺の顔目掛けて剣の突きが飛んでくる。それを当たらないギリギリで回避をしていく。というか流石神の眼ってか…普通なら見えない気がするぞ…
「ふっ!はっ!そこっ!!」
更に連続で突きが飛んでくる。というかそれ片手剣の戦い方じゃなくてレイピアじゃねぇ!?
「随分と片手剣らしくない戦い方だなぁ!?」
「それをギリギリで避ける先生も相当だがなッ!!」
そして唐突に首を狙って切り払ってくる。それをイナバウアー的な感じで回避した。というか怖っ急に首狙ってくるとか…
「隙ありってなぁ!」
回避した隙を狙ってカイルが横から再び拳を振るってくる。というか早いな!元の俊敏力も高いなこの子…
さてどう回避するかって?それは普通なら無理だと思うがそこは女神だ。
そのイナバウアーの状態から無理矢理バク宙の容量で横に薙ぎ払われてる途中の剣を蹴りあげレイの手元から離れさせる。そしてそのままカイルからの攻撃も回避。
カイルは空ぶるので持ち前のステータスで即座に近づき空ぶった右腕を掴むと同時にそのまま振り回しレイへとぶん投げた。そしてそれは剣を蹴り上げられ体制を崩していたレイへと命中した。
「どわぁっつ!?」
「ごはっ!」
そのままレイは気絶した。だがレイがクッションとなったのかカイルはまだ意識を残してた。だが衝撃が強かったのかすぐには動けないみたいだ。
蹴りあげた剣が落ちてきたのでそれをキャッチする。それをそのまま背後へと軽く振ると何かを弾いた。
「レイとカイルに集中させといて自身は気配遮断でも使って私の意識から除外。そして隙が出来たと同時に首に目掛けて…まあ単純だけど良い作戦だったんじゃない?相手が悪かったとしか思えないけど…マイヤ」
「…っ」
「とりあえず男子は終わりだな。マイヤもカイルもそれでいいか?」
「待てよ!マイヤはまだ…っ」
「…いいよ…僕のスキルとかを考えても…真正面から先生に当てれる未来が見えない…」
「マイヤっ!?」
「そもそも…僕のやり方は奇襲特化だから…それに…今回の場合は1度失敗した時点で先生に当てれる可能性は無くなる…」
「…だーっ!分かったよ!降参だ降参!!確かにこのまま続けても先生に1発当てれる気もしないしな…」
「…おいカイル。重いからどけ」
「おわっ!?起きたのか!」
「マイヤが奇襲に失敗した辺りからな…先生が手加減したのか傷も無い」
そう言いながら服に着いた土を軽く払いつつ立ち上がる。怪我は無いようだ。まあこれもスキルを発動しといたからなんだが…
<手加減>
文字通りのスキル。発動中、誰かに怪我等をさせる威力の攻撃が命中した場合、命中時に威力が激減する。
衝撃等はそのままの為、気絶はする。
便利だよね。投擲とかにも適用されるらしく、これのおかげで怪我とかはさせないで済むから…自分のステータスを考えると普通に便利なスキルだ。
「にしても一撃も当たるどころかかすりもしなかったな…流石に厳しいか」
「というか最初の不意打ちも見抜かれてたみたいだしよ〜…先生本当に人間か?」
「人間だ…」
ちなみにマイヤはカイルの言った事に対して頷いている。人間だよ…中身は一応人間だよ…身体が女神ってだけだから…!
「とりあえず交代な。ミラ達を呼んでこい。ティアの所で休憩しとけ」
「はーい…あのティアさん。なんで俺に対してそんな目をしてるんですか?」
若干カイルがティアに睨まれていた気がするが無視だ。
「という事で次はミラ達だな」
「うへぇ〜…見てたけど先生に勝てる気がしないよ?」
「勝とうとしなくていい。今回はどれぐらいの実力があるかの確認だからな」
「うーん…とりあえず頑張りますねぇ〜」
「…よし大丈夫です!」
準備が整ったようだ。ミラは杖。殴る事も出来るから実質鈍器だな!メグはナックル…運動が苦手とは?そしてナタリアは槍を持っていた。ナタリアは普通だな…いや12歳だよね?その歳から槍って使うものか…?
「…開始だっ!」
とりあえず考えるのはまた今度にしよう。うん。
「メグちゃん!」
「分かってる!『大地を砕け<アースブレイク>』!」
「『巻き起こせ旋風<ストーム>』!」
「おっ?」
2人が発動した魔法により砂嵐が発生した。カイル達の方はティアが即座に魔法で風の壁を張ったので問題ないが…あれカイルだけなんか目潰し喰らってる。
にしても視界は最悪…というか良い連携だな。事前に決めていたか?しかもさらっと詠唱短縮してるし。
ちなみに前者は土や岩を分解して細かく砂のようにする初級魔法…後者は竜巻を発生させる中級魔法だっけ?
[合っています]
との事。アルタさん物知りぃー。
「そぉーれ!」
視界が悪い中、後ろからナタリアが槍で突いてきた。それを今度は左半身を右足を軸に45度回転させて回避する。そして槍の柄を掴みそのまま引っ張ってナタリアの足をかけた。
当然ステータス的にも抗えるわけなくそのまま転んだ。
「あいたっ…」
「少し借りるぞ」
「あらら〜?」
そして引っ張った槍を即座に持ち直し――
――力任せに振り下ろした
「せいっ!!」
「うわっぷ!?」
結果、その一振が暴風を起こし砂嵐を晴らした。
「けほっけほっ…そんなのありぃ!?」
「『断ち切れ風の刃<ウィンドカッター>』!」
即座にミラが魔法を放つが…自分はそれに対して槍を持っていない方で裏拳を放つ。
結果は――霧散
「なっ!」
「おりゃあっ!!」
即座にメグが正拳突きを放つ。が、自分はそれに対して槍を捨てて逆に腕を掴んだ。
「うえっ!?」
「そぉい!!」
そしてそのまま背負い投げをする。身長差?んなものステータス的に無問題だ。
「あいったぁ!」
「メグちゃっ!?」
「はい。終わりね」
何をしたって?ミラの元に移動。そして目の前に拳を突き出したってだけだ。まあその動作を一切見えてないっぽいけど…
力が抜けたのかミラはぺたんと座り込んだ。
「大丈夫か?」
「あっ…はい。少し力が抜けただけです」
「私は先生の足元にいましたから〜…動いたら危なかったですねぇ〜」
「というか力任せに振り下ろしてあの砂嵐を晴らすって…どんだけ人間離れしてるの先生…」
そんな事言われても心は人間だよ?身体が女神ってだけで…
「んー…とりあえずは魔法とスキルとかの訓練するだけでいいんじゃないか?」
「それはまた何故?」
「ぶっちゃけ動きとかは良いんだ。連携に関しても問題無さそうだったし」
「私達は相手が悪かったってだけね…」
「そういう事だ、メグ」
「それじゃあ〜何から訓練しましょうか〜」
「何を言ってるんだ?」
「はぇ?他に何かする事あるの?先生」
「いやそうじゃないが…訓練は実戦形式でするぞ?」
「…えっ?」
なんかミラが変な顔してる。ほっぺむにむにしてやろうか。
「えっじゃない…実戦形式でした方が早いだろうが」
「それは〜そうですが〜…」
「相手はどうするんですか?」
「私だが」
そう言った瞬間、こっちに来ていたカイル達含めて6人の生徒全員が固まった。
「……なぁ先生。俺の聞き間違いじゃなければ先生と実戦で訓練するって聞こえたんだが…」
「聞き間違いじゃないぞ〜?」
実際それが早いと思うしな。習うより慣れろだ。まあアドバイスぐらいはするが…
[記録等は撮ってあります。アドバイス等はおまかせを]
さっすがアルタさん敏腕秘書ぉ〜!
[…いつかマスターからご褒美でも貰いましょうか]
…えっ?
[…ふふ]
よ、よーし。今度ご褒美あげちゃうぞぉ〜!女神様頑張っちゃうぞ〜!!
[ありがとうございます。私も頑張ります。マスター]
時々圧が凄いぜアルタさん…頑張りますか。
「ほらほら。少し休憩挟んだら一人一人やっていくぞ」
『はーい』
「先生けっ「カイルだけ厳しくするか…」酷いっ!?」
「お前はどういう思考をしたらその行動を取る気になったんだ…」
「…なんとなく?」
「先生このバカを徹底的に指導してくれ」
「レイさぁーん!?」
…とりあえず頑張って闘技大会に備えますか。
[お手伝いします。マイマスター]
何処まで強くなるんでしょうねぇ…(遠い目)
「あんたのさじ加減次第でしょうが」
メメタァ…




