始業式!…テンプレさんがアップを開始しました
珍しくミラ視点から。そして実質毎日投稿だな!!←
だからYouTubeを見ながらするn((ry
<SIDE ミラ>
「着きましたね…今日からここでしばらく過ごすのですか…」
そう言ったのはハインベルグ王国の王女であるミラ。大きな荷物を持ってセイクリッド学園の校門の前に立っていた。
「始業式がもうすぐ始まりますので体育館へ急いでください!」
「焦らずに並んでくださいね〜!」
そう言う教師の人達。今日から始まる学園生活にワクワクしながら歩いていくと見知った顔が見えた。
「メグちゃーん!」
そう呼ばれた女の子は白銀の髪を揺らしながらミラへと振り返った。
「あっミラちゃん!」
「一緒に行こ!」
「うん!」
彼女はミラの友人であるメグ。とある貴族の娘だ。ミラとはパーティーで会ってからというものの意気投合したのか仲が良い。
「そういえばミラちゃん。なんか少しざわざわしてるね」
「普通じゃないかなぁ。始業式だし」
「ううん。ほらあそこ。なんか人だかりが出来てるよ」
体育館に入ってからメグの指さした方向には人が集まっていた。というか生徒が集まってた。
「何かあったのかな。あそこって先生達の座る席がある所だよね」
「うーん…ねえそこの君。あそこで何かあったの?」
メグが一人の生徒に聞くと、その生徒は少し赤い顔で言ってきた。
「あそこに今年新しく入ってくる先生がいるんだけどね。凄い美人さんなの!」
「美人さん…ちょっと見てみたいかも」
「でもメグちゃん…人が多いよ?もうすぐ始業式始まっちゃうし…」
「へーきへーき!少しぐらいなら大丈夫だって!」
「あっちょっと!」
そう言うメグに手を引かれミラは人混みの中に入って行く。
「すみませーん…人多いね〜っと」
「だから言ったのにぃ〜」
「あっ見えた…」
「どうしたの?メグちゃ…」
不意に静かになったメグの視線の先には一人の女性の先生が座っていた。
座っていれば床までつきそうな風に揺れる艶やかな黒い長髪に宝石のような黒目。長い足は組まれており、黒縁のメガネをかけている。
何かの細い棒を淡い桜色の唇で咥えながら、その真剣な目は手元の本を見ていた。またスタイルが抜群によく、大きな胸や細い腰周りが白衣と黒い服のせいで余計に主張されていた。
言ってしまえば全てが完璧の絶世の美女…いやその言葉すら霞むほどの美貌の持ち主だった。その椅子に座っているだけでも1枚の絵として完成されている程だった。
更にはその隣に一人のメイドが立っていた。身長は自分達とあまり変わらないぐらいだろうか。それより少し大きいぐらいかもしれない。だがこちらもその先生に負けず劣らずの美貌を持っていた。
それが余計に絵としての完成度を上げているのだろうか。誰もがその2人に見惚れていた。
「綺麗…ミラちゃん?どうしたの?」
ただ、ミラだけは他の人とは別の反応をしていた。
「な…なんであの人が…」
「ミラちゃん知り合い?」
「知り合いというか…なんというか…」
何故そんな反応をしているか?答えは単純である。何故ならその先生は…
「なんでリュウさんが…!?」
「リュウさん…ってあの先生?」
「その…命の恩人というか…」
そんな会話をしてた時だ。リュウがミラに気付いたのか本をパタンと閉じ、立ち上がってミラの方へと歩いてきた。
それに反応してかミラとメグ以外の生徒は少し距離を取った。
「ようミラ。どうしたんだこっちに来て。生徒の席は向こうだろ?」
「あっあのその…」
「人混みが凄かったので…えーっと見に来たんです!」
「ん?…あぁ確かに凄いね。ところで君は…」
「メグです!ミラちゃんのお友達です!」
「そうか。私はリュウだ。とりあえず席の方に戻ったらどうだ?」
「あっ時間!」
「ほらお前達もさっさと席につけ。もうすぐ始業式が始まるぞ?」
そう言われた生徒達は急いで自分達の席へと歩いて行く。
だがミラが席へと行く前に1つ質問をした。
「あのリュウさん!」
「どうした?自分の席が分からないとか?」
「それは知ってます!ってそうじゃなくってなんで先生を…?」
そう聞くと少し思考した後にリュウが口元に人差し指を当てながら少し悪戯っぽい笑顔で言ってきた。
「内緒、かな」
その笑顔にミラは顔を赤くするが始業式がもうすぐ始まる事を思い出し、メグを連れて席へと戻って行く。
「メグちゃん行こ!」
「でも顔真っ赤…」
「始まっちゃうからぁ!」
「う…うんそうだね」
そうして手を引っ張って行くミラだった。
しかし内緒にした意味などは特には無くただ弄られてたことには気付かないのだった…
<SIDE リュウ>
そんなわけで始業式の前に軽くミラを弄ってから始業式が始まった…のだが特に何かある訳でもなくすぐに終わった。
始業式の前の人だかりに関してはなんで反応してなかったって?いやうん…面倒だったというか…
それからはそれぞれのクラスの教室へと行くようにと指示が出され、先生達もそれぞれのクラスへと行くように言われた。
という事で自分もクラスの方へと歩いていく事にした。
「あの〜リュウさ…じゃなくて先生!」
「どうしたんだ?ミラ」
「先生が何の担当なのかなと…」
「授業とかの?Sクラスの担任だよ」
「おぉ〜じゃあメグ達のクラスの担任なんですね!」
「そうなんだ宜しくね」
「はい!」
そこまで言った時だった。何やら随分豪勢な服を着た男の人がこっちへ歩いてきた。先生かな?
「おいお前!!」
「…何か用事でも?」
一瞬で感じ取った。これは…テンプレの匂い…!
「何故貴様のような奴がSクラスの担任をしているんだ!!Sクラスは俺のような貴族である者が担当するべきだろう!!」
「そう言われてもなぁ…担任は自分達で決めるんじゃないんだしどうにもならないだろ」
「どうせその身体で誘ったりしたのだろう?ハッ!!貴様は冒険者と聞いてるぞ?どうせ薄汚い冒険者がSクラスになろうとしてもそうするぐらいしかないものなぁ!!」
「無い事言い散らかすのは別に構わないけどさ。今この場で言う時点でお前の評価は最悪だよ?」
なんで始業式の終わった直後に言ってきたんだろうね?周りの生徒がなんだこの先生と思ってる顔で見てるよ。
「本当の事を言って何が悪い?少なくとも俺が貴様より優れているということは絶対だろう?」
などと言ってきてる。自分でもだいぶイラッときてるよ。何処にでもこんな絵に描いたような馬鹿っているんだね…
「そこまで言うなら決闘でもすればよかろう?」
「あっ校長」
「校長?何故この俺があの薄汚い冒険者としなければならないのです?」
「ほう?そう言うということは負けるのが怖いのかの?」
「…良いでしょう。広場の方へ来い!!この私が相手になるのだ!!光栄に思えよ!!」
とか言いながら広場の方へと歩いて行った。いやーなんで初日にこんなのとよく会うんだろうね?
[テンプレですから仕方ないかと]
[ところでご主人?あの屑を切り刻んでもいいか?]
[姉様。私にもやらしてください]
どうどう落ち着け。俺が心を全力で折りたいから今回は抑えて。
[…ご主人がそう言うなら]
[ご主人様…分かりました]
二人もイラついてたんだね。分かるけど抑えてもらう。とりあえず自分が力を示さないと意味が無いだろうし。
「リュウ先生。大丈夫ですか?」
「問題無いよ。というか何処にでもあんな奴はいるもんだね…」
「一応あんなでも実力はある奴なのがまたタチが悪いのじゃ…まあ今回は問題ないと思うがの」
そう言いながらユークリッド校長がマイクを持った。何をするんだろ?
『あー生徒諸君。今回の入学生達の中でのSクラスの担任をする事になってる人がこのリュウ先生なんだが…』
『その実力を見てもらうためにもあの先生はあのような事を言ったのだ。とりあえず広場へと移動してもらいたい。面白いものが見れると思うぞ?』
そう言うと生徒達はそれぞれ広場の方へと歩いていく。
それぞれ楽しそうな話をしながら行ってるが…これ普通なのかな。
「ほっほっ。このようなイベントは結構するんじゃよ。だから皆も1つのイベントだと思ってくれとるよ」
「はぁ…何が狙いで?」
「分かっとるじゃろう?」
「あいつの心を完膚なきまでに折るんじゃよ」
場所は変わって広場…広場というか…あれだ。円形になってる闘技場みたいな。周りに観客席があって真ん中が戦う場所になってる奴。
そこにはさっきの先生がいた。それと観客席は全部埋まってる。
「ハッ!!逃げずに来たようだな!!」
「逃げる理由もないと思うんだけど」
そんな会話をしてると実況席の方に設置されてるスピーカーらしき物から声が聞こえてきた。ティアは実況席の方に行ってもらったよ。
『あーという事で。始業式イベントという事で!!先生同士の決闘を開始します!!』
そう聞こえてきた声はアリサ先生だった。あの人あんなキャラだったっけ?
『片方は今回喧嘩を売った先生!!ホバアカ先生!!』
名前酷いな!?入れ替えたらバカアホじゃねえか!!
ちなみにブーイングとかが聞こえる。人気無かったのね。
『そして対するは〜!!Sクラスの担任でありぃ!!更には最強と言われる唯一の王冠ランク冒険者ァァァ!!』
『<覇龍女王>!!リュウ先生ィィィ!!』
テンション高いな!!キャラ崩壊してない!?
[普段は落ち着いてますがイベントになるとテンションが上がってああなるようです]
あっそう…それと何故かホバアカ先生が顔面蒼白になってた。何故に?
[マスターがかの有名な王冠ランクの冒険者だと知らなかったようです]
えっ知らないで喧嘩売ってたの…?
[あいつ馬鹿なのか?]
[姉様。馬鹿なのかではありません。馬鹿なのです]
エクリとデュランが手厳しい。さっきの煽りで思いっきりイラついてるのが分かる…
そして戸惑っているホバアカ先生を置き去りにして実況は続く。
『それではァ!!両者準備は問題ないようです!!』
「ちょっまっ」
『レディィィィィィ!!ファァァァァイト!!!!』
そしてそのまま戦いの火蓋は切って落とされたのだった。
戦闘は次回です…イエス…(深夜テンション)




