新たな依頼!…この王様め…
ツイッターとかはしてないのであしからず…
にしてもYouTubeを見ながらだとやっぱり遅(殴
ランクが一気に上がってから約1ヶ月程経った今現在。俺は結構平和に暮らしていた。
いや依頼とかは受けたりしたよ?ちなみに新しい家とかも買ったりしたよ。ずっと宿暮しってのもね…
それ以外には特に何かしてたわけでもなく…あっミラはいじりに行ってたかな。夜の方はって?はっはっはっ…
まあそれは置いといてだ。今日はラクス王直々に呼ばれたので王城に来たよ。なんの用事かは聞いてない。ティアはいつも通り着いてきてる。マギア?あの龍王は留守番だよ。
そんなわけで場所は応接室。城に入る時はどうしたって?顔パス…いつものフード付きコートなのに顔パス…時間は朝の6時ぐらいだよ。早いよ。少し眠いよ…
途中でメイドさんに応接室まで案内してもらってから王様を呼んでもらう。暇だったからその間ティアに入れてもらった紅茶を飲んでた。ティア最近練習してるのか美味しくて…
しばらくすると扉が開かれて一人の男性が入ってきた。相変わらずの優しそうなおじいちゃんな顔であるラクス王だ。
「すまないな…少し仕事に追われててな…」
「大丈夫だけど…話の内容は?」
そう聞くと「どっこいせ…」とか言いながら対面の椅子に座る。おじいちゃん大丈夫…?あとティアはずっと俺の隣に立ってる。
「さて…それでな。話なんじゃが…まあ依頼だよ」
「まあ予想はしてたけどさ…依頼内容は?護衛とかそんなの?」
「ふむ…まあ護衛といえば護衛なのかな」
護衛といえば…うーん護衛に似た依頼かな。
「リュウ殿…貴女にはとある学園に教師として入ってもらいたい」
「…教師ぃ?」
「うむ。実は今年からミラが学園に入学する事になっているのだ」
「でもミラってまだ12歳だろ?学園って何歳からなんだ?」
「学園は12歳から入学可能なのだよ。セイクリッド学園と言ってな…魔法や戦闘。座学まで色々と学ぶ場所だ。王族でもそれなりに戦えなければいざという時に自分の身も守れないのでな…」
「つまりは教師としてミラを教えながら何かあった時の護衛と?」
「理解が早くて助かるよ。大方そんなところだ。いざとなったら貴女に…<覇龍女王>である貴女に守ってもらいたい」
「その呼び方はやめて欲しいな…一応聞くが報酬は?」
「…白銀金貨100枚でどうだ?」
白銀金貨100枚って日本円で1億かぁ…いや普通に考えたらヤバいな…ってそっか護衛って言っても表向きは教師としてだから…最低でも数年は…面倒だな…
[しかし逆に考えればそれ以外の依頼をしばらく受けなくても過ごせるという事でもありますが]
よし受けよう。割りと歩いて目的地まで行くの面倒だったんだ…!
教師生活でゆっくり過ごすのもありかもしれないし…
[転移魔法…]
気にしなーい気にしなーい。
[マスターの仰せのままに…]
書類関係はアルタに助けてもらうとしよう。
[それ以外も助けてもらおうとしてましたよね。マスターの願いならやぶさかじゃないですが]
流石アルタさん!!
「はぁ…まあお金には困ってはないんだけども…いいよ。その依頼受けるよ」
「そうか!それは良かった…それでは今から向かって欲しいんだ」
「ん?向かって欲しいって…何処へ?」
「決まってるじゃないか。セイクリッド学園にだよ」
「…はぁ!?」
「実は今日が入学式でな!!いやー断られたらどうしようかと」
「いやいやいや。断る可能性は考えなかったのか!?」
「考えたとも。でも君なら断らないかな。ともね」
何考えてるんだこの王…
「無茶苦茶だと思われるだろうが、君がランクに合わない依頼ばかり受けてると聞いてね。ではそこまで激しい依頼はしたがらないのではと考えたんだ。だったら教師兼護衛として着いてもらえるんじゃないかと思ってね。君はミラとも仲が良いしな」
「だからって…はぁ…分かったよ。とりあえず場所を教えてくれ」
「はっはっはっ。では場所はこの城の横だ。すぐそこに大きい建物が見えるだろう?」
そう促されて窓の方を見ると確かに大きい建物が見えた。5階建てぐらいの建物が3つ並んでおり、その近くに体育館らしき建物も見えた。またすぐ近くに広い広場も見えた。
「…あそこか?」
「あそこだ。では後で報酬金は支払っとこう。もうすぐ始業式が始まると思うから行ってきてくれ」
「はぁー…というか私じゃなくて護衛隊を付けるとか考えなかったのか?」
「君程の実力者だから頼んだのだよ。それに常に護衛が付いていてもミラも休まらんだろう」
「…その言い方もしかして」
「あぁ。しばらく寮暮らしだ。だから君に依頼したのだよ」
「全く…まあもう受けた依頼だからやるけどさ」
「頼んだよ。最強の冒険者」
そう言われながら扉を開け、部屋を出ていった。
それから少しして、人気のない街道に出てから腰に付けていた2本の刀が変化する。エクリとデュランだ。
「よかったのか?ご主人。数年がかりの依頼だろあれ」
「いいんだよ。ぶっちゃけ国の外に出るの少し面倒だったし」
「その割りにはクレアさんと組んでる時楽しそうな顔を…」
「国から出るのがめんどいのであってクレアとパーティー組むのはまた違います」
そう言いながら服を変える。<超越女神の和服>の効果で自由に服装変えれるの地味に便利だよね…
そんなわけで変えた服装は黒いヒートテックに白衣を着ている。ズボンはジーパンだ。長い黒髪が風で揺れてる。
ついでに黒縁メガネをかけて棒付き飴を舐めてる。ちなみにいちご味だよ。美味しい。靴?普通の革靴…
[似合ってますね]
素直に褒められた。珍しいというかなんというか…
[私だって褒める時は褒めます]
「とりあえず私は武器に戻りますね。姉様も戻りますよ」
「えぇ〜…分かったよ。またなご主人」
「念話で会話出来るよね…まあまたね」
そう言い終わると2人は刀に戻っていった。
それから少し歩くと学園の校門前に着いた。時刻は7時ぐらい。人は…うんあまりいないね。
[始業式は8時からです。早かったですね]
とりあえず中に入るか…そしてすぐに目に入ってきたのは大きな1本の木だった。普通に大きいな。大体7mぐらいない?あれ。
「あの〜…関係者ですか?」
そんな事を考えてると横から声をかけられた。声をかけられた方を見ると一人の女性が立っていた。ここの教師かな?
「依頼でここの教師をする事になった者です。もうすぐ始業式って事なので来たのですが…」
「あぁそうでしたか!!ではまだ少し時間もありますので案内しますね」
「ありがとうございます。私はリュウです」
「私はアリサです。ではこちらへ」
そしてアリサさんの後ろを歩きながら少し気になった事を言う。
「そういえばなんで依頼で来たって言ったのにそのまま通したんですか?普通なら何か聞くと思いますが…」
「事前に校長から連絡を貰ってました。今日依頼で教師になる人が来るから見かけたら案内してとも」
行動が早い…あの王め…
しばらく歩いていると1つの部屋の前でアリサさんは止まった。扉の札には校長室と書かれてる。
「失礼します校長先生」
とノックせずに扉を開ける。えっしなくていいのか。
「アリサ先生。扉を開ける時はノックをしてくれと…」
「でしたらその書類を片付けてから言ってください。今まで外を出歩いていた結果なんですから」
「一応儂校長だよ?儂泣くよ?」
「ご自由にどうぞ。書類だけはしっかり片付けてくださいね」
「厳しくない?ご老体を労るとか気持ちは無いの?」
「この人が校長です。こんなでも一応校長なのです」
とか白髪のおじいさんと話してる。そして自分に向き合ってそう言ってきた。この人よくほっつき歩くのか…というか尻に敷かれてない?
「おぉ。お主が新しく教師になる冒険者か!」
「はい。そうですが…」
「いい女性じゃのう。少しぐらい触らせて…」
そう言いかけたところで校長の顔の真横に炎の剣を出現させる。それで校長少し焦っているようだ。
「何か言いました?」
「ほっほっ、すまんな…ついつい…」
そう謝った校長を見てから炎の剣を消滅させた。次何か言ったら残ってる髪の毛全部燃やしてやろうか…
「しかし噂通りの…いや噂以上の実力じゃな。儂でも今の魔法の起動が一切見えんかった」
「ん?噂って…というか何か有名な人だったりするんです?」
「一応これでも賢者と言われた事があるんじゃよ。過去のことじゃがの」
意外な事に賢者だったようです。しかしこの人が…スケベな爺さんが…?
「…分かりますがこれでもかつて賢者と言われてたらしいのです…スケベで仕事を全然しない人でも元賢者で校長なんです」
そう疲れたような声色で言ってきた。大変そうだな…
「そういえば名前を言ってなかったな。儂はユークリッドじゃ。よろしく頼むぞ。<覇龍女王>殿?」
「…その名前で呼ばないで欲しいな」
「ほっほっ。そう邪険にする事でもあるまいに」
「校長。覇龍女王とは…」
そうアリサ先生は言ってきた。あぁ…知らなくって良かったのに…
「知らないようじゃな。そこにいるリュウ殿は伝説と言われたSSSランク指定の龍王を単独で下した最強と言われてる冒険者じゃよ。龍王を下した実力とその美貌からその二つ名が付いたんじゃ」
「なんでそんな人が教師に…」
「ラクス王の親バカ、じゃな」
「はぁ…」
そんな会話をしてると時間が来たのかユークリッド校長が立ち上がった。
「そろそろ始業式が始まるぞい。儂らも行くとしようじゃないか」
「そうですね。リュウ先生も行きましょうか」
「分かりました…この校長が賢者ねぇ…」
「聞こえてるからね?本当に儂泣いちゃうからね?」
そんな会話をしながら体育館へと足を運んだ。この世界でも始業式って体育館でするんだな…
「あぁちなみにじゃが、リュウ殿にはSクラスの担任をしてもらうからの」
「Sクラス?」
「うむ。この学園はクラスがSからEまであっての。AからEまでは全員が均等に割り振られるのじゃがSクラスは特に成績優秀だった生徒を集めたクラスなんじゃ」
「それって何か不満とか集まらないのか?」
主に貴族とかの。
「はっはっはっ、無いぞ。というか無いようにしてるしの。うちの学園は貴族とかは一切関係無い。ここに来たのなら全員等しく生徒じゃ。まあそれでも貴族だなんだと言う生徒もいるがのう…」
「ふーん…まあ頑張りますよ」
「期待しておるぞ。リュウ先生」
そう言うが本来はミラの護衛も含まれてるからなぁ…Sクラスにいるのだろうか。
[ミラはSクラスですね。いつか跡を継ぐからと色々と頑張っているらしく成績も優秀です]
流石ミラ。意識高いだけあるね。
[マスターも色々と頑張らなきゃですけどね。それとも先生と言った方がいいですか?]
普通にいつもどおりでいいよ…
いつものそんな会話をアルタとしながら、体育館の扉を開けたのだった。
学園じゃあああ!!(なお教師)
生徒はチートとかにならないよ!!
…本当だよ?




