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外伝:私の生きる理由

意外それは外伝っ!!

それと執筆中には<ガンスリンガーシンデレラ>や<星屑ストラック><ダンガンノーツ>等を…あれ太鼓の達人のナムコオリジナルばっかだな…

私の村は平和な場所だった。


「お母さん…これ…」


「あらティア!薬草取ってきてくれたのね。ありがとう」


そう言ってお母さんは撫でてくれた。


「帰ったぞ〜ティアもいい子にしてたか?」


「おかえりなさいあなた」


「おうただいま。イノシシが出たんでな。今日は豪華になるぞ〜」


「それは良いわね!だけどお風呂に入ってきてね。返り血を流してらっしゃい」


「おうすまんかったな」


お父さんは強くて優しかった。とても大好きな、家族だった。








でも崩壊は突然やってきた。


「ティアを連れてお前は逃げろ!!」


「でも…!」


「でもじゃない!!お前らを逃がすだけの時間は稼ぐ。それに…ティアやお前を残して死ぬつもりも無いからな」


「…分かったわ。その言葉、守ってもらいますから」


「おう。任せとけ」


何があったのか、よく分からなかった。でも外から悲鳴が聞こえたのは、今も覚えている。


お父さんが弓を持って扉を出て行く。それを見ながら私はお母さんに手を引っ張られながら反対方向に走っていった。


森の中を走ってる理由はよく分からなかった。いや、でも悪い何かから逃げてるのは分かった。


森の中を走ってた時、いきなりお母さんが止まって後ろを少し見てから、私を見てきた。その目は、とても優しい目だったのを覚えている。


「いいティア。よく聞いて。ここから先は一人で行くのよ」


「お母さん…?」


「大丈夫よ。貴女なら問題無いわ」


「でも…お母さんは…」


「…心配しないで。悪い魔物をこらしめるだけだから。貴女は行って。少ししたら、追いつくから…ね」


「…うん」


酷く、悲しそうな目をしてたのも覚えている。

「いい子ね」と一言言われて、それから背中を押された。私はひたすら森の中を走った。


最後に、背後から何か言われたような気がした。


しばらく走って、息を切らしながらも走って、少しして止まって後ろを見てみた。


お母さんはいなかった。森しか広がってなかった。その事に、少し涙を流した。



それからの記憶は、あまり無かった。誰かに拾われて馬車に乗ったり、誰かと話したような記憶はあるけど内容はあまり覚えてない。


それから首輪をされて、部屋に入れられた。そのはめた人が言うには、これで私を私だと認識されなくなる。他人のように見られなくなるとか言ってた気がする。


「…私にはこれぐらいしか出来ない。本当に、すまない…」


何か酷く悲しそうな目をしながらその人は謝っていた。

その意味は、よく分からなかった。





それからしばらく考えたりしてた。ご飯は毎日出してくれた。

時々、好きなものを出してくれたりもした。


そんな生活をしてて、私は分かった。


多分、お母さんは死んでしまったのだと。お父さんも死んでしまったと。


あの悲しそうな目は、多分私を1人にしてしまうのを悲しんでいたのでは無いのか。一生懸命考えて、私の中で出した答えがそうだった。


その事に考えついた日の夜は、部屋の中のベッドで涙を流した。



それから数週間ぐらい経っただろうか。

私は生きる意味を見いだせずにいた。


時々人が入ってきて、他の部屋にいる人を見たりしていく。

私に関しては首輪の効果なのか、あまり見られなかった。


それから少しして、また人が入ってきた。どうせいつもどうり素通りするのだろう。


そう思いながら、何となくその入ってきた人を見た。

コートを着て、フードを被っている人だった。


その人と目が合った時、時間が止まったかのようにこちらを見つめてきた。その人が酷く、輝いていたのを覚えている。


黒い宝石の様な目で、静かにこちらを見ていた。


その人を見つめ返していると自分の胸がドクドク言っているのが聞こえた。顔は暑かった。でも目をそらすことは出来なかった。


「ダルミルさん。この娘にする」


そう綺麗な女性の声が聞こえた時、自分の耳が忙しなく動いてる事に気付いた。


それから女の人が私を連れて別の部屋に移動して服を着替えさしてきた。どうやらさっきの女性がお金を支払って服を購入したんだとか。


「これから買われるの?頑張って稼げるといいね」


「…うん」


「稼ぎがよかったら早めに解放されると思うけど…自由に生きなよ。その時は」


「……うん」


「それと首輪は変えるからね。えーっと…」


そう話しながら服を着替え終わった。ドレスのような、フリフリがついてる。


それとさっきの女の人に言われた言葉が、何か引っかかった。


なんだろうかと、記憶を探る。あれでもないこれでもないと考えながら首輪を変えつつ扉を開ける時に、ハッと思い出した。


母の言葉。最後に言われた言葉。なんで忘れていたのだろうと今になって思った。



『自由に生きなさい』



その言葉を思い出す。あの時はっきり聞こえなかったけど、そう聞き取れた言葉を。


それからさっきの女性の前に戻る。その人をじっと見つめながら考えた。


この人と目が合った時になんでドキドキしたのかと。ひたすらに考えた。


結果は、恋なのだと結論づけた。


お母さんと話してた時に言われた事があった。


『ドキドキしてる時はもしかしたら恋かもしれないわね』


『…恋…?』


『そうよ〜貴女もきっと恋をする時が来たら気付くわよ』


その事を思い出し、恋なのだと分かったら余計に顔が暑く感じた。

一目惚れ、という奴だろうか。でも悪い気分ではない。


むしろ心地良い様な。そんな感じがする。


…お母さんは自由に生きてと、言ってくれた。


だったら自分の初恋の人に着いていく。それが自分の今決めた事。

たとえ一目惚れの人でも…


他の人は、おかしいと言うのかな。とか思う。


けどこの気持ちはきっと、悪いものでは無いはずだ。


私の全てを捧げてたいと、思ってしまったのだから。













「…んぅ…」


早朝、ベッドの中で目を覚ます。隣には主様がいて、もう1つのベッドには主様が倒した結果着いてきた龍王が寝ていた。主様が起きる時間はもう少し後だ。


主様の寝ているお顔はとても綺麗で、いつ見ても私の心を乱そうとする。つい襲いたくなるが我慢だ。


「…主様…」


あれから1ヶ月ぐらい経つが、私の気持ちはより一層強くなっていた。


「私の…主様…」


「私の全てを…主様に…」


私の、存在意義。

今の私の生きる理由。


…この気持ちは、もう変える事は出来ないと思う。


「…主様…」


お母さんの言われた通りに、自由に生きようと思う。


私の主様の為に、全てを捧げて生きる。


この命は、主様の為に…




そう思いながら、私は主様の腕の中で目を閉じた。


もう少しだけ、この感触を味わっていたいから。


そして静かに私は、主様の腕の中で二度寝を始めた。

少し雑になったかもしれないと思いつつ外伝は書いてて楽しかったです。はい まる

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