いざ帰還!…なんでこんな二つ名が…
色んな曲をひたすらにループさせながら執筆してたりする今日この頃。
「はぁ…はぁ…もういいわ…もう突っ込まないから…」
「とりあえず帰ろうか。あっマギアも着いてきてね?」
「分かりました!!だから命だけは」
「取らないって…」
「帰るにしてもどうするのよ。また歩いて…」
とりあえずアルタ転移魔法で移動出来る?
[イエス。<時空の扉>を起動します]
そしてその場にいた4人が光に包まれると森からいなくなった。
「行くにしても…あれ?」
光が収まるとハインベルグへと着いていた。転移魔法万歳。
「…ねぇリュウ」
「何?」
「私の気の所為じゃなければここハインベルグよね?」
「そうだな」
「…貴女、もしかして転移魔法…」
「使えるが…」
「よし、もう何も言わないわ。さっさと報告しに行きましょ」
この切り替えの早さである。凄いよね。
それから少し歩いてギルド内に入る。ギルド内は少しドタバタとしていた。
「なーんか皆ざわついてるな…何かあったのかな」
「既に何かはあったんでしょうね。主にリュウとか貴女とか」
そうジト目で言ってくるけど気にしない。とりあえず受付の方へと行く。
「すいません。何かあったんですか?」
「あぁ冒険者さんですか?実は帰らずの森の方で龍王が確認されたと報告がありまして。今は帰らずの森に関する依頼のストップとか勧告が出されてるんですよ」
「へーそうなんですか…」
そう言いながらマギアの方を見ると凄く気まずそうな顔をしていた。そりゃ原因ですからね貴女。
「ところでギルマスとお話がしたいんですが」
「すみません…今ギルマスは外出してまして…」
ギルマスがいないかぁ…これ報告しときたいんだけどなぁ。
そうしてると後ろの方から扉が開く音がした。そちらを向くと先日ギルドカードを渡してきたギルマスが入ってきた。えーっと名前は確か…グレイだっけな。
「おーう戻ったぞ。話は聞こえてたからな。応接室に行こうや」
「分かった」
というか外から戻ってきたのに今の会話を聞こえてたのか…
[元々冒険者としてSSランクに上り詰めるほどの実力者です。それなりのステータスはありますので可能ですね]
そうなのか…とりあえず応接室に入って扉を閉めるとグレイが椅子に座ってため息をつきこちらを見てくる。
「とりあえず座れや…それでどういうつもりだ龍王…」
「どういうつもりも無いっすよ…ただ負けただけっす」
「負けた?お前がか?」
「そうっすよ。完膚なきまでに負けました。この人に1対1で」
そう言いながらマギアは自分を指さしてくる。というかこいつら知り合い?
[過去に1度話し合いをした事があるようです。その時は戦闘はしなかったようですが]
「正直もう戦いたくないっす…あんなにボコボコにされるとは思わないっすよ」
「というかマギアってそんな喋り方だったの?」
「本当はこういう喋り方っすね」
そんな話をしてるとグレイが再びため息をつきながら口を開いた。
「はぁ…とりあえずだ。リュウ」
「なんだ?」
「お前のランクを引き上げる。少なくともSSSランク以上は確定な」
「…何故に?」
「何故ってお前…普通ならSSSランクがパーティーを組んでようやく撃退できるかどうかの龍王を単独で、しかも完膚なきまでに負かしたって言うんだぞ?しかも龍王直々にだ。もしかしたら新しいランクも作られるかもな」
「なるほど?」
「なるほどって…実感無いみたいな言い方してるっすけど本当に凄いことっすからね?」
「そうだぞ〜クレアもなんか言ってやれ」
「…私はもう疲れたから」
「…そうか」
そんなまるで俺のせいで疲れたみたいな言い方…
[マスターのせいで疲労してますね]
…そっか
「とりあえずだ。俺はこれから色々と忙しいからお前らは一旦帰って休んでくれ。依頼に関しては達成したという事にしておく。以上だ」
そう言われたのでとりあえず宿に戻ることにした。ちなみにクレアは…
「また今度色々と話したい事あるからまた会いましょ」
と言って宿に戻って行った。そして自分も宿へと戻ろうとして歩き始める…のだが。
「なんで着いてきてるのよマギア…」
「だって暇ですし。着いてきてって言ったのは貴女様ですし」
「名前はリュウだよ…さっきギルマスも言ってただろうが…」
「そうでしたっけ。まあ着いていきますが」
「だからなんで…」
「私負けたじゃないですか」
「うん」
「そういう事です」
「どういう事だよ!?」
[龍は圧倒的なまでの実力差を見せつけられたりするとその人に主従する事があります]
…それで自分が負かしたから主と認めたと?
[でしょうね。彼女の場合は暇なのもあるでしょうが]
「あのまま一人でいても退屈だったし。だったらリュウ様に着いていこうかなと思ったっす」
「…好きにしたら」
「やった」
どうやらスローライフの仲間がまた一人増えたようです。
[スローライフ今のところ出来てませんけどね]
今から頑張るから良いの。
翌日。同じ宿に泊まりギルマスから呼び出されたのでギルドに行く事にした。ちなみに手紙で呼び出された。短く1文のみだったが…それとギルドに行こうとしたらティアは兎も角何故かマギアまで着いてきた。曰く暇だからだとか。暇人か。
それからギルドに着き応接室に入る。そこには既にギルマスのグレイが既に座っていた。
「おーう来たか。とりあえずギルドカード出してくれや」
「いきなりだね…はい」
グレイにギルドカードを渡すと床から何かを持ち上げ机の上に置いた。機械みたいな箱にカードの差し込み口がある。あれ魔道具か…
それに俺のカードを差し込んで少しするとレンジの焼きあがった時のチーン!という音と共に出てきた。見た目が黒いカードに変わってる。何あれブラックカード?
「ほい終了だ。これでお前さんはめでたく王冠ランクになったわけだ」
「王冠クラスって…新しいランクか?」
「そのとーり。昨日本部とかに急いで話をつけた結果そのランクを作ってわけだ。冒険者の頂点。王のランクという意を込めてな。さっさと納得させるのが面倒だったぜ」
「それって平気なのか?色々とありそうだが…」
「何言ってるんだ?龍王を単独で完膚なきまでに負かすような奴がSSSランクに収まるわけないだろう。まあ世界中の冒険者ギルドに新しいランクが誕生したって知らせとお前さんの名前は既に伝わってると思うから何かあればそれを見せとけ。それで1発で黙るはずだから」
「随分と便利な事で」
「それとお前さんに二つ名が付いてたぞ?確か…<覇龍女王>だったか?龍王を単独で下したその覇龍の如き実力からだとか」
「…なんでそんな名前が…」
「おいおいカッコいいだろう。しかも二つ名が付くことは冒険者にとっては名誉な事でもあるんだぞ?」
「人によっては…違うんだよ…」
「お…おう…そうか…」
「私はカッコいいと思うっすけどねぇ…」
なんでそんな痛い名前がぁ…
[異世界だと案外普通なので気にしなくても良いかと]
俺が気にするわぁ!!
「はぁ…とりあえず依頼でも見てくるから…」
「おう。これからも宜しくな。とりあえず俺はまだ色々とする事あるから忙しいんだよ…」
それから応接室から出るとクレアを見かけた。クレアもこちらを見つけると向かってきた。
「どうしたのリュウ。なんか疲れたような顔して」
「いやなんでもない…ギルドカード更新したぐらいだ」
「へぇ。もう更新したんだ…あの実力なら有り得るのかな」
「はいこれ」
「なにこれ…黒いギルドカードなんて見た事ないけど…」
「新しく作ったんだってさ」
「ほーん…………うんもう驚かないから。まさか1番上のランクが更新されて貴女がそれになってたとしても驚かないから」
そういうが口角がひくひくしてる。とりあえずギルドカードは返してもらった。
「うん…とりあえず私は依頼を受けてくるわ」
「じゃあ自分も一緒に行くよ」
「じゃあ私も行くっす」
「…主様に…着いていく…」
「…貴女いいの?そのランクなら他の依頼をした方が全然稼げるでしょう?」
まあ確かにそうなんだろうけど…激しい依頼はあまりしたくないってのが本音だ。
[マスターの場合どんな依頼でも苦労する未来が見えないのですが]
言っちゃいけない。
「面倒な依頼はあまりしたくないからなぁ…」
「…そう。じゃあ色々と手伝って貰おうかしら」
「楽なものでお願いするよ」
「私は別に戦闘系でも…あっなんでもないっす」
何か言いかけたマギアを睨みつけておいて、1枚の依頼書を持ち受付の方へ歩いて行った。スローライフでいいんだから緩く仕事してゆっくりしたいんだよ…
[その割には楽しんでると思いますが]
楽しむと楽するのは別だから。
そうアルタと会話しつつ、色々と聞いたりしていく。
アルタと色々と言い合うのも1つの楽しみとなっている事に少し笑みを浮かべつつ今日も依頼を受け、仲間とこなしていくのであった。
まだ終わらないからね!!
それと次回辺りからミラ関係の物語を展開出来るかな…




