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デトデート!(3)

 夏と言えば何だろう。

俺がまず思い浮かべるのはカキ氷。そしてアイスクリーム。

その次の次の次くらいにプール。前にも言ったが俺は泳げない。なのでプールなど自発的に来る事などまずないが、何年ぶりかに俺は来てしまった。高校にはプールの授業自体無かったし。


 ちなみに今は女性陣が着替え終わるのを待っている。

忍者娘ことマホマホと奏さんだ。俺と大和君、そして正月(むつき)さんは先にプールサイドでカキ氷を購入し早速食べていた。


「お兄様のイチゴ味でござるか? 一口欲しいでござる」


ふむ、よかろう。ほら、アーンするのだ!


「あーん」


うふふ、可愛い弟め! お兄様は嬉しいぞ!


 俺の差し出すスプーンにかぶりつく可愛い弟こと大和君。

ちなみに今は女装では無く、当たり前だが男バージョン。坊主頭に海パン姿だ。男三人、海パンはここで購入した。デザインは超適当に。


「大和君、いい筋肉してるねぇ。私も鍛えようかな……」


そう呟くのはイケメンこと正月さん。ベンチに座り、足を組んでカキ氷を食べているだけで通りすがる女は皆注目する。この人の本性を知ればドン引きするだろうが、見た目だけは本当にイケメンだ。


「えっと……正月さんも良い体でござるよ、お腹も引き締まってるし……」


「フフフ、ありがとう。出来ればもっと罵った言い方でもう一回お願い」


すみません、うちの弟にハードモードな要求はしないでいただきたい。

というか男に罵られて嬉しいのか、アンタは。


「大和君や君みたいな若い子に罵られてもグっとくるよ! 私もうオッサンだからさ……若い子には敵わないし……」


いやいや、オッサンってあんたいくつよ。見た目そんなに行ってないだろ。


「私は今年で二十七だよ。親からは結婚しろ結婚しろ言われるけど……理想の女王様は中々いないしね……」


「ふむふむ。正月さんカッコイイし、変な趣味諦めればすぐに結婚できるでござるよ」


ごもっともな意見を言い放つ大和君。

しかし正月さんはチチチ、と指を振り否定する。なんか古いな、その仕草。


「男たるもの……諦めてはならない物があるのだよ、大和君」


「ほほぅ……」


なんだろう、言ってる事はカッコイイのに、全然カッコよくない。

出来れば大和君を抱えてこの場から立ち去りたいくらいだ。


「ところでお兄様、マホマホに渡していたビキニは何でござる? 何でお兄様ビキニなんて持ってたでござるか」


「あぁ、それは……カクカクシカジカ……」


俺は朝っぱらから、二人の人間に水をぶっかけられ、その内一人からお詫びの品としてビキニを貰ったと説明。だが……


「お兄様! もっとマシな嘘つくでござるよ! なんでマホマホにビキニなんてプレゼントするでござる! 拙者に喧嘩売ってるでござるか?!」


「いやいやいやいや! マジなんだって! 事実は小説よりも奇なり! 決して大和君の彼女を奪おうとか思ったわけではない! っていうか俺が狙っているのは……いや、あの……」


「あ……ハイ……」


必死の説得を試みる俺。大和君は俺がマホマホを狙っているわけでは無いと分かってくれたようだ。俺が狙っているのはたった一人。だが今はそのプロセスの段階の途中なのだ。友達から始めようと言ってのは、決して彼女を否定しているわけでは無い。俺は……ただ納得できないとワガママを言っているだけかもしれないが。


「ふーん……大和君の彼女なんだね、あの女王様は」


その時、マホマホの事を不埒な目で見るイケメンが一人。

大和君はピタっとカキ氷を食べる手を止め、正月さんを見つめる。


「だ、ダメでござるよ……マホマホは渡さないでござる! 正月さんの理想の女王様は別に居るでござるから! きっと!」


「ニンニン、何の話してるんだ?」


その時、女性二人が水着姿で近づいてきた!

マホマホは俺が渡した真っ白なビキニ。そして奏さんは……


「すまん、大和君……俺はちょっとトイレに行ってくる」


「ダメでござる。気持ちは分るけども堪えるでござるよ」


そんな事言っても……なんで奏さん、そんな……


「ニンニン、お兄さん鼻血出そう? 大丈夫だ。ここで鼻血を垂らすのはむしろ礼儀! 男として当然の責務だ!」


いや、無茶苦茶言うなマホマホ! そんな変態みたいな真似できない!

ここで鼻血なんて垂らしたらもう俺……外あるけないわ!


「ど、どう? 祥吾……」


「いや、どうと言われても……えっとその……ちょ、直視できないッス……」


奏さんは白を基調とした花柄のビキニ。

別にこんな水着誰でも付けているだろうが、なんか奏さんが着ていると……やばい、俺のハートはもう限界よ!


「ニンニン、というか三人とも先にカキ氷なんぞ食いおってからに。私も食べたいぞ」


大和君はここぞとベンチから立ち上がり、自分のカキ氷をスプーンですくって……


「た、食べる? あ、あーん……」


「ニンニン……あーん」


なんとも微笑ましい光景だ。我が弟が自分の彼女に「あーん」をしてあげる光景を目の前で見れるとは思わなかった。するとチラッチラと奏さんも俺の事を見てくる。


むむっ……こ、これは……俺もアーンをしろということか?

どうしよう、緊張する。手、手が震える……!


「か、奏さん……た、たべ……食べますかしら?」


「ニンニン、なんかオネエっぽい口調になってるぞ、お兄さん。おちつかれよ」


落ち着いていられるか! まさか水着姿見ただけでこんなに緊張するとは思ってもみなかった。


「いただきます……あ、あーん……」


俺の目の前で口を開ける奏さん。

その口へとカキ氷を運ぶ俺。ヤバい、可愛い。もう帰る。


「ニンニン、何満足してるんだ、お兄さん。これからだぜ。というわけで三つのグループに別れよう」


あ? なんで五人なのに三つなんだ。別れたとしても二つだろ。


「ニンニン、私と大和君、お兄さんと奏さん。んで正月さん」


「あぁっ! 私は仲間外れですねっ! 流石分かっていらっしゃる……」


仲間外れにされて悶える正月さん。世の中には色々な人が居るな。


「やっぱり……貴方は理想の女王様……大和君! 女王様をかけて勝負だ!」


「ハイ、種目はレスリングで」


無表情で言い放つレスリング部所属の高校生。

あかん、大和君フルボッコにするつもりマンマンだ。まあ、それはそれで正月さんは悦びそうだが。


「ニンニン、それはそうと、まだ水着に関する感想を聞いていないのだが、お兄さん」


「あ? なんで俺に聞く。まず大和君に聞くべきだろう」


「ニンニン、大和君からはあとでタップリ尋問する。というか、この水着……貰ったとか言ってたけど実は私の為に用意したんだろう? サイズもぴったりだぞ」


いや、あの、マジでそれ貰い物だから……というか大和君からの視線が痛い!

正月さんの前に俺がフルボッコにされてしまう!


「誤解を招く発言はよせ、マホマホ。さっさと大和君と遊んでくるがいい」


「ニンニン! それより感想だ! それを言うまでは動かんぞ!」


なにをムキになっとるんだ。仕方ないな……


「まあ……そうだな。意外と立派だぞ、マホマホ」


サムズアップしながら言う俺。

するとマホマホは一気に赤面し……


「ニ、ニンニン! せ、セクハラだー! うわーん!」


そのままマホマホは大和君の手を引いてプールへと走っていく。

コラ! プールサイドは走るんじゃないぞ!


「お待ちを! 女王様!」


そんな高校生カップルを追いかける正月さん!

ちょ、マジか! 二十七にもなる男が高校生カップルにチャチャ入れる気か!


「止めろバカ」


その時、奏さんは正月さんの足を引っかける!

そして手にもつカキ氷を派手にぶちまけながら転がる正月さん。うわぁ……痛そう……。


「だ、大丈夫ですか?」


「大丈夫大丈夫……いこ、祥吾」


俺の手を引き、倒れる正月さんを跨いで歩き出す奏さん。


「あぁ、ありがとうございまふ……」


案の定、正月さん悦んでるし……まあ、本人が悦んでいるならいいか……。





 ※





 何気に手を繋いで二人で歩く俺と奏さん。

ど、どうしよう。手汗が溢れんばかりに凄い。なんだったら俺の手汗でプールが出来そうだ。


「えっと……ご、ごめんね?」


「……? え、何が?」


いきなり謝ってくる奏さんに、俺は思わずタメ口で返してしまう。

まあ奏さんが男装している時はフレンドリーにタメ口だったんだ、別に良いとは思うが……何故か女バージョンの奏さんに対しては敬語になってしまう。まあ、一応年上だし……決して正月さんのような理由では無い……!


「私、自由すぎたなーって……思って……」


「……まあ、確かに。大和君を拉致って水着を着せようとするなんて……下手したら犯罪……」


「いや、そっちじゃなく……ぁ、いや……そっちもそうなんだけど……」


何が言いたいんだ。自由過ぎたって……人間とは自由に憧れ不自由を愛する生き物だぞ。


「ぁ、それって封神〇義?」


「ですです、漫画版……」


「って、そうじゃなくて……えっと……その……」


奏さんは目を泳せつつ、俺の手を握りこんでくる。

ヤバい……この人……握力結構強い。俺の手は握りつぶされてしまいそうだ!


「あ、あのね、私……この前お祭りの時……男装して酔っぱらって……挙句の果てにマホマホの家に担ぎ込まれて……」


すでに奏さんもマホマホって呼んでる。

女子更衣室で仲良くなったんだろうか。まあ、マホマホは人懐っこい……っていうか手! 痛いでござるよ! 奏さん落ち着いて! 俺の手はもう限界よ!


「だからその……引いちゃうのは当然だよね……私みたいな女……彼女にはしたくないよね……」


今にも泣きそうな顔で俯く奏さん。

あぁ、自由過ぎたってそっちの事か。


「いや、あの……奏さん、前にも言いましたけど……俺、奏さんの事……気になるというか……」


好きなのかどうか分からない。俺は奏さんの事が……好きなのか? と疑問に思っていた。というか手痛い。だから、あの時俺はちゃんと奏さんの事を知りたいと思って、友達からと……っていうか手痛い。


「私は……祥吾の事……す……」


「あぁ! ごめんなさい! 手が、手が砕けそうですたい!」


「え? え?!」


ようやく俺の手を開放してくれる奏さん。俺は手をプラプラ振りつつ痺れを取ろうとする。

ぁ、やばい。俺……情けないにも程がある。女性に手を握られて痛いなんて……なんて軟弱な……!


「ご、ごめん、ごめんね?」


「い、いや、大丈夫です……えっと、何か言いかけてましたよね……」


「……なんでもない……」


むむ、なんだろうか。なんか気になる。

 奏さんは俺の手を両手で包みこむようにして、撫でてくれる。

や、やばい……奏さんが普通の女の子に見える。


「……祥吾は……友達だもんね……」


「いや、その……違うんです!」


そう、違う。これは見解の相違というやつだ。

俺は決して、奏さんと恋人同士になりたくないから友達のままで、というつもりは一切ない。

むしろ……奏さんともっと仲良くなりたくて……でも……


「その……何て言ったら分かりませんが、俺は……その……人を好きになった事が無いというか……」


「……ん?」


何言ってんのコイツ、という目で見てくる奏さん。

あぁ、そうさ、俺は……初恋すらしたことが無い! 完全な恋愛初心者なんだ!


「だから、その……分からないんです。どうやったら……人を好きになれますか……恋って……なんですか……」


「……は? え?!」


顔を真っ赤にして一歩引く奏さん。

あぁ、引かれた。そうだよな、こんな事口走ったら大抵の奴は……


「祥吾……それ、たぶん違う……」


むむ、何が違う! 

俺は恋だのなんだの体験した事が無いんだ! 

恋は精神的欠陥とか言われる程の感情だろう、そんなの俺は感じた事ないんだ!


「……祥吾って絶望的なまでに鈍感だから……」


待てコラ。なんかディスられたような気がする。


「たぶん、祥吾自身……恋してるって事に気が付いてないんだと思う」


「にゃんだと」


「私の事、気になるんだよね?」


え?! ま、まあ……それなりに……


「あははっ、そっかそっか……成程成程……」


泣きそうな顔から途端に明るくなる奏さん。

何が起きたんだ。というか何に納得したんだ。


「……祥吾、私にキスしたよね」


「え?!」


あの七夕祭りのラストか。

確かにキスをした。あの時は猛烈に……キスしたくなったというか……あぁ、最低だ、俺。


「あはは、顔真っ赤にして……スケベ」


「まあ、はい……」


なんだろう、奏さんの雰囲気が一気に変わった。

何がどうしてこうなった? 俺が恋してる事に気が付いてないって……俺は今、恋をしているのか?

っていうかそもそも……


「奏さんって……大和君狙いなんですよね?」


「あははっ、バーカ、鈍感」


にゃ、にゃんだと!

人の事バカっていう方がバカなんだぞっ!


「祥吾は私にとって……間違いなく特別な存在だよ」


そういいながら、再び俺の手を取る奏さん。


特別な存在……それは……つまり……


「ゆっくり待ってるから。私の気持ちに追いついておいで」


なんだか年上の余裕を見せつけられたような気がする。


俺はどこか悔しく思ったのか、少し強く……奏さんの手を握った。




 ※




 太陽の殺人光線を浴びつつプールサイドを手を繋いで歩く俺と奏さん。

先程から散歩する犬のように、俺を振り返っては微笑んでくる。


なんだろう、滅茶苦茶可愛い。

ちなみに俺はマルチーズが好きだ。あのモフモフは一度抱っこするとヤミツキになる。


「祥吾ってさ、今日なんかいい匂いするよね」


「むむ、そう……ですか?」


そうえいばビキニを貰った女性から水をぶっかけられてからだ。

マホマホに抱き着かれ、見知らぬ小学生女子にプロポーズされ、奏さんからもいい匂いがすると言われた。

あの水は何かの薬の失敗作だと言っていた。まさかとは思うが、その薬って惚れ薬的な……。


いやいや、ラブコメ小説じゃああるまいし……そんな事あるわけが無い。


「ちょっと実験してみよっか」


「何をッスか。非人道的な実験は却下ですたい」


「大丈夫大丈夫。私ちょっとたこ焼き買ってくるから。ここで待ってて」


え、それなら俺が買ってくるし……

って、奏さん一目散にたこ焼き屋に突っ走っていく!


うぅ、なんかいきなり一人にされた。ワシ寂しい。


「ねね、お兄さん一人?」


するとどこぞの美女が話しかけてきた。何だいきなり。

道に迷ったのか?!


「クンクン……なんかいい匂いがする……一緒に遊ばない? 友達も一緒にいるし」


「いや、悪いけど……」


俺は今大事な時なんだ! 下がれ小娘!


「里桜―、何してんだ。逆ナンすんなアホンダラケ」


その時、別の女子も現れた! むむ、こっちのポニーテールの子も結構可愛い……

いやいやいや! 俺は奏さん一筋なんだ! 

いやいやいや! 一筋って……


「ちょっと昌! 私は今人生の大事な瞬間迎えてんのよ! お下がり!」


「うっさいボケ。しばくぞ……って、クンクン……何この匂い……いい匂い……」


ってー! あれ、こっちのポニーテールの子も匂いに反応しだした!

ヤバい、もしかして俺来てるのか……?

モテキ……来てるのか?! 


「ねね、お兄さん一緒に遊ぼうよーっ! なんでもいいよ! 野球拳とかでも……」


「バカタレ! 一回負けたら警察に連行されるわ! ほら、もう行くよ!」


「あぅぅぅ、私の青春が……青い春がぁぁぁ……」


そのままポニーテールに引きずられて去る女。

というか、俺の匂いに釣られて? マジか……こ、この匂いは危険だ! 早く洗い落とさないと……


そうだ、プールの中に入ってしまえば匂いなんぞすぐに消える! 筈……。

よし、さっさと洗い落としてしまえ!


『えー、休憩時間ですー。良い子も悪い子もプールから出て下さーい。休憩時間ですー』


その時無慈悲なアナウンスが。

マジか、休憩時間だと! 今入ったら怒られるかしら……っく、しかし休憩時間なんぞ十分かそこらの筈だ。


『ちなみに休憩時間は五時間ですー。その間、肌でも焼いててくださいー』


うおおおぃぃ! 五時間?! 長い! しかも肌焼けってどんなアナウンスだ!

世の中には焼きたくない人も居るのよ!


っく、仕方ない。まあ奏さんが戻ってくれば別に何も心配する必要は無いのだ。

流石に奏さんが居れば逆ナンなんてされない筈。まあ、肝心の奏さんはまだ帰ってこないんだが。


「奏さん何処まで買いにいったんだ、たこ焼き……」


ってー! なんか物陰からこちらを覗き見てる!

奏さんが俺を監視するように、たこ焼き片手に!


「な、なにしてんすか! 奏さん!」


「ぁ、バレちゃった……モテキ来てたねぇ、祥吾」


ぐっ、実験ってこの事か。

もし俺が別の女にホイホイついて行ってたらどうするつもりだったんだ!


「鼻にワサビを入れながら逆立ちしてもらう」


「そんなアクロバティックな事をするつもりはありません。というか、たこ焼きください」


「はいはい、あーん」


うっ! つ、ついに来た! あーんが!

恥ずかしいが仕方ない……


「あ、あーん……」


むむっ、このたこ焼きうめぇ!

熱いけど……滅茶苦茶熱いけど……っていうか熱いけど……


「大丈夫? 祥吾……」


ふぁいふぉうふふぇす(だいじょうぶです)……」


というかこれから五時間の休憩なんだよな……折角プールに来たって言うのに。


「ねね、祥吾……帰りにアレ寄ってかない?」


「……ん? なんですか?」


奏さんが指さすポスター。それは夏祭りイベントが最寄の駅前で開催されるという物。

このプールのすぐそばだ。


「いいですね。じゃあ……もうしばらくウロウロしたら……」


「うん……行ってみようか」




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