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幕末†恋姫~新選組☆恋風録~  作者: 疾風海軍陸戦隊
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入隊試験

みなさんあけましておめでとうございます。投稿に時間がかかってしまいましたがどうぞ楽しんでください

あの夜から翌日、俺は布団で寝ていた。すると・・・・・


「おい・・・・剣一。起きろ」


誰かが俺を呼ぶ、しかし俺はまだ眠かったのか


「あと・・・・もう少し寝かせてくれ」


と、そう寝ぼけて言った瞬間。


ドンッ!


「うわっ!」


急に誰かに枕を蹴っ飛ばされて頭を強く打つ。俺は頭をさすりながら見上げるとそこには土方さんがいた。しかも来ているのは昨日の和服とは違い。浅葱色のだんだら羽織り。新選組の隊服を着ていた。


「ひ、土方さんっ!?いきなり何をするんですか!?」


「なにって、あんたがなかなか起きないから起こしたのよ。それにもうもう朝日が昇っているのよ!今日はあんたの入隊試験をするって昨日言ったはずよ。さっさと起きなさい!」


そう言えばそうだった。俺は起き上がった。


「あ、あの…試験ってどんなの?筆記?」


「馬鹿者。実技・・・剣術での試験に決まっているでしょ?試験は3人と戦っていい線言ったら合格よ。行っとくけどうちの隊士どもは血の気の多い奴らばっかりだからな。覚悟してけよ」


「か、勝てるかな・・・・」


「そこはお前次第だ。ここにいたけば、実力で隊士たちを納得させろ。それじゃあ、私は外で待っているからな」


と、いたずらな笑みでそう言い、土方さんは部屋から出て行ってしまう。俺はすぐに学生服に着替え始める‥‥といっても着るものといえばこれしかないからな。


「着替え終わったか剣一?」


「え?ああ、終わったよ」


そう言い、俺は部屋を出る。すると廊下で土方さんが待っていた


「来たか。よし、じゃあ行くぞ。ついてこい」


そう言うと土方さんは先へ進み俺は彼女の後ろをついていくのだった。そしてしばらく歩くと道場につく


「いいか、剣一。今、桜が隊士たちに説明をしている。桜に入れっと言われたら入るぞ。いいな」


「は、はい」


桜って近藤さんのことか?


「あ、あの・・・土方さん。先ほど近藤さんのことを別名で呼んでいましたけど。それって真名ですか?」


「お前よく真名のこと知ってるな」


「家族に真名を持つ人がいたので」


真名っというのは本人が心を許した証として呼ぶことを許した名前であり、本人の許可無く“真名”で呼びかけることは、問答無用で斬られても文句は言えないほどの失礼に当たるって昔、愛紗姉さんに教えられたっけ(ほんとは祖母だけど)。


「そうか・・・・」


そんな話をしていると・・・・


「花桜梨、剣一。入りなさい」


と、近藤さんの声が聞こえた。


「呼ばれたぞ。入るわよ剣一」


「はい」


そう言い土方さんを先頭に俺は道場へと入るのだった。




数分前

道場


「ええ、皆、朝早く集まってすまないな」


「なんですか局長。急に呼び出したりして」


道場の中で近藤こと桜が新選組幹部を集めて会議をしていた。そしてその中で斎藤一はただじっと黙って聞いていた。


「ああ、話というのは他でもない。今日、我が新選組に入りたいっという少年がいてな。そこで入隊試験をすることになった。そこでお前たちの中から三人を入隊試験の試験官にしたいのよ」


「はぁ?桜さん。入隊試験手まじですか?ひと月前にやったばかりじゃないですか!?」


と、暴走族のヤンキーみたいなボサボサ髪の金髪の女性が槍を片手にそう言う


「私も深虎みこと同じ意見です。それにその入隊する少年ですか?その子の実力は?」


と、眼鏡をかけた少女がそう言う。


「それを確かめるために入隊試験をするのよ。」


「花桜梨さんはなんて桜さん?」


と、少し幼い少女が手を挙げてそう言う


「ああ、菊代。実はこの入隊試験を立案したのは花桜梨よ」


「そうなのか!?」


と、ショートヘアーの女性がそう言う。


「ああ、その後は花桜梨が説明する。おいっ、どうやら来たみたいね。花桜梨、剣一。入りなさい」


桜がそう言うとふすまから土方こと花桜梨が入ってきてその後ろに白い西洋服を着た少年が入ってくるのだった。






「皆待たせたな。この少年が今回新選組に入隊したいという藤田剣一だ」


「は、初めまして・・・藤田剣一です」


と、俺は道場に集まっている人たちに挨拶をするがなんかみんな俺のことを睨んでいるようなそんな感じがした


「副長。入隊試験云々は認めますがその少年の出は?」


「ん?こいつのか?それはご交誼の秘密よ。不満か永倉?」


と、土方さんが黒髪のショートヘアーの少女にそう言う。え?永倉ってもしかして新選組2番隊組長の永倉新八か!?


「はい。あなたとは桜同様、多摩からの付き合いだが素性もわからない奴を隊に入れるのは危険だ!」


まあ、彼女の言うこともそうだろう。実際、義父さんも義母さんと出会ったとき、義母さんが義父さんのことを夫にするって言ったら、姉さんたちに反対されたって聞いたからな。


「そのことなら心配ない。素性については桜と私が保証するし、それで満足しないなら入隊試験でこいつを倒して追い出せばいいだろう」


「ちょっと花桜梨!」


近藤さんがそう言う。すると土方さんが小声で


「(万が一、失格になったら、壬生寺に預け寺小姓とすればいいだろう?まあその心配はないと思うがな)」


「(・・・わかったわ)」


「何話ししてるんですか?局長?」


「いえ、なんでもないわ。それとこれはもう決まったことだから異議は認めないわ。それで入隊試験の試験官は誰がやるの?」


「三人のうち一人は美風がすることになったわ。後の二人は誰がやる?」


と土方さんがそう言いうと。


「私がやるわ」


と、永倉さんが手をあげ、それに続き


「私もやる♪」


「俺もだぜ」


と、二人名乗り出た。


「合わせて4人…一人多いけど、まあそれであんたらが納得するならいいわ。剣一も4人になったけどかまわない?」


「え?あ、はい・・・・いいですけど」


3人も4人も同じだしな・・・・それに自分は断れる立場じゃないし


「決まりね。それじゃあ、最初はだれがやる?」


と、土方さんがそう言うと槍を持ってなんか小夜叉姉さんに似た感じの少女が立ち上がり


「俺だぜ!最初の相手はこの原田深虎左之助が相手だっ!」


と、そう叫ぶのだった









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