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幕末†恋姫~新選組☆恋風録~  作者: 疾風海軍陸戦隊
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時は幕末



「・・・・・え?」


「ん?何だ小僧。そんなキツネにつままれたみたいな顔をして。私たちの名前ががそんなに変か?」


「あ…いえ、そうじゃなくて。すみません。もう一度名前行ってもらえませんか?」


俺がそう言うとポニーテイルの女の子が不機嫌そうに舌打ちし


「土方だ!土方花桜梨歳三かおり!!で、こっちはうちの大将でもある。新選組局長の近藤桜勇さくらだ!もう二度は言わないわよ。ちゃんと覚えておけ!」


「えっ!!あの土方歳三と近藤勇!?」


俺はその名を聞いて驚いた。だってその人は150年昔の人しかもその人たちは男だったはずだ。なんで女性なんだ?はっ!そういえば小さいころ義父さんや祖父さんが言ってたっけ、俺たちの世界っていうのは一つじゃない。木の根や枝のように無数に分かれている。例えば俺が女性だった。また俺が生まれなかった。そしてまたは俺の家族が災害で死んでなかったとかそういうのだ。つまり属でいうパラレルワールドってやつだ。そういえば義母さんたちや祖母・・・・・いやお姉さんたちのいる世界のその世界の住人の一人で義母さんたちは戦国時代の・・・お姉さんたちは三国志の時代の人って聞いたことがあったな・・・・今の今まで冗談かと思ってたがもし元の世界に戻れたら謝らないと・・・・


「おい。花桜梨。こいつ俺たちのこと知ってるみたいだぞ。新選組も有名になったもんだな」


っと、近藤さんが嬉しそうに言うが・・・・


「おい。何をボーとしている。で、お前。藤田剣一って言ったな。貴様。どこから来た?なぜあんなところにいた。事と内容次第では斬る」


そう言い睨む。なんかこの人、思春お姉さんのような感じがする。対して近藤さんの感じはなんというか、桃華お姉さんと雪蓮お姉さんを混ぜ合わせたような感じがする。


「まあ、まあ、花桜梨。。そんなに怖い顔をするな。で、花桜梨の言った通りあんたは一体何者?まさか薩長の連中の仲間か?それとも異人どもが放った間諜か?」


近藤さんも優しく言うが少し目を細めて言う。


「ち、違います!俺はそんなのじゃありません。ただの学生です。それにどうして俺がここで寝ていたんですか?俺は京都の博物館の展示室にいたんですよ?」


「学生?博物館?何よそれ?なに意味の分からん言葉を話してる。ちゃんと答えないと斬るわよ」


「まあ。花桜梨落ち着け。とりあえずこの坊主の話を聞いてみようじゃないか。ほれ。藤田ここで目の覚める前のことを言ってみろ」


近藤さんにそういわれ、俺は声までのことを話す。自分のいたところはこことは150年も先の時代から来たこと。ある時、京都旅行してた時になぜかこの場所にいたことなど言えるだけ答えた。それと俺は証拠にスマホやカメラ学生証なんかも見せる。近藤さんは興味津々にみるが土方さんのほうは警戒してじっと睨むだけ。


「信じられんな・・・・てめえ嘘をつくにしても、もっとましなのをつけ」


土方さんは鋭い目でそういう。全く信じてもらってない。しかし・・・


「ふむ・・・・それは不思議な話ね・・・・・・ま、信じようあなたの話」


「え!?」


「はっ!」


近藤さんが笑顔でそう言うと俺と土方さんは驚いて目を見開いた。


「近藤さんっ!あんた人が良すぎるにもほどがあります!こんな奴の言うこと信じるんですか?」


「ああ、こいつの目を見て聞いていたが、こいつの目には濁りどころか汚れ一つもない気持ちのいい目をしている。自分に正直な奴は他人にも嘘はつけないもんだからな。それにな花桜梨。こんな精巧なからくり恐らく、異国の連中でも作れねえよたぶん」


「ぐっ・・・・」


近藤に言われ返す言葉も出ない土方。


「・・・・わかりました。だがまだ貴様を信じたわけではないからな」


「まったく。花桜梨は頑固だね。それよりも藤田。貴様はこれからどうするんだ?」


「え?」


「え?ッじゃないわよ。これからあなたどうするの?この時代じゃあ、身寄りなんていないでしょ?」


確かに彼女の言う通りだ。本当にここが外史…また過去の世界なら俺は完全なイレギュラーだ。身寄りなんているはずもない。


「まあ、たぶん大丈夫だと思いますよ?こう見えて俺サバイバル経験も豊富ですし」


「さ、さばいばる?」


「あっ!野営のことです」


こう見えて俺は明命姉さんや小夜叉お姉さん。思春姉さんや小波姉さんにサバイバル術を教わっているので大丈夫だと思うんだが・・・


「それはだめよ。」


土方がそう言う


「外には維新志士の人斬りや浪人どもがうようよしている。あんたが斬られようが別に気にもしない。っと言いたいが、うちの屯所の近くで拾った人間をむざむざ殺されたら目覚めも悪い・・・・」


そう言い腕を組んで俺の考えを却下する土方さん。もしかしてこの人見かけによらずいい人なのか?


「じゃあ、どうする花桜梨」


「簡単なことよ。こいつが生き残れるかはわからないけど。・・・・・」


「花桜梨・・・・・あなたまさか」


「ええ、そのまさかよ。それでこの身元不明の男を・・・・」


土方さんは一息入れそしてこういった


「新選組に入隊させるのはどうだ?」


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