60話『タイムリミット』
「ああ……あああ……」
スウは声が出ず血を出して顔が真っ青になっていた。
「ふはははははははははははは!! 勝ったぞ! この糞野郎が! お前は死ぬんだ! お前の愛は私の愛に勝てなかったんだ! てめえの人生の愛も所詮はそんなものだったな!!」
ルレーテは勝ち誇りながら言った。
そしてそのまま食いちぎってとどめを刺そうとすると
「ハグウウウ!!」
スウは血まみれになりながらルレーテの腕を噛み千切った。
「グウ! フン! 所詮その程度か、無駄な悪あがきをやれば勝てるとでも思ってるのか! それとも奇跡でも起こるとでも思ったか! 起きねえよ! バカが!! ははははははははははは」
スウはそのままぐったりとした。
そして少し笑っていた。
「何だ! 何で笑ってる! お前の人生は終わりだ! シネエエエエエエエエエエエエエエエエエ!!」
グシャア!
そのままスウの体を食いちぎってそのまま体が地面に落ちた。
「ば……かな……というと思ったろ! 俺はお前の細胞が必要だから喰っただけだよばあああああああああああああか!」
すると数の体が再生していく。
「!! お前! 何をした!」
「簡単だよ! お前は悪魔と契約したと言うより肉体に宿らしたんだろ! 意識だって薄れてきた状態で戦ってたんだろ! だったらその体はほとんど悪魔の体のような者! それに魔力を使ったことのないお前が魔法を使ったってことは魔力も悪魔の者だ!」
「だからどうしたってんだ!」
「つまり今俺の体には悪魔の魔力が入ってしまったことだ! そしてチャンスだと思って俺を操ろうとしている悪魔! 残念でした!」
そして誰かがスウの頭に手を置いた。
「やあ、封印溶けたんだね! チレイたん!」
「お待たせしましたね、私の信者さん」
そしてそのままチレイたんはスウの体に魔力を注いだ。
「ははははははは! 今の俺は悪魔の魔力とチレイたんの魔力を一色単にさせた! 俺の感情! 悪魔の魔力! そして神となったチレイたんの魔力を俺が信仰で与えることで様々な感情を与えることでチレイたんはより最強の神となる! 魔王の魔力はすごかったが! やはり悪魔とは比にならんからな! 悪魔の方が強く偉大な魔力を秘めているのが取り込んですぐに分かったよ!」
そのままチレイたんの体が光出して、力が溜まっていくのが分かった。
「……負けたのか、私は……」
「そう落ち込むなよ、お前の愛は俺を殺しかけたんだ、正直負けることを見てしまったぐらいに痛かったんだから、ただタイムリミットが着てしまっただけさ、惜しかったな」
カアアアアアアアアアアアアアア!!
そうしてそのままチレイたんはルレーテの体を消滅させた。
「お姉ちゃん! そんな!」
ペレーイは絶望しながらルレーテの消滅を見た。
「負けたか、ごめんな勝たせてあげられなくて……」
ヴァイプも涙を流しながらルレーテを見送った。
「逃げるよ、もう勝ち目はないから……」
「嫌ああああああああああああああああああああ!!」
しかし嫌がるペレーイを無理やり引っ張ってヴァイプは逃げた。
「これで神にも勝てるかな?」
「さあ? わかりませんが悪魔の魔力の影響と私の魔力を貰い過ぎたあなたはもう人間ではないみたいですよ」
「そうなの? まあいいや、君の傍で永遠にいられるのなら前世の後悔も無くなるからさ!」
そう言ってスウは嬉しそうにチレイたんを見つめていた。
次回最終回
のはず……




