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異世界でも、二次元キャラを崇拝する。  作者: 糖来 入吐
第一章転生から幼年期編
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5話『公園デビューならぬ村デビュー』

スウ・アンベートは1歳で喋れるようになり、現在2歳である。

スウは、赤ちゃんの頃一度お婆様に魔法を使ってるところを見られてからまったく遠慮なく練習をしたり、魔力を鍛えることを毎日行っていた。

お婆様は都合よくスウが無意識に魔法を使っていると思い、止めることはなかった。

それを繰り返すうちに今では、魔法は凡人のレベルくらいにまで上がった。

前世では発揮されなかったが、自分で試行錯誤したり、工夫することを転生後ではきっちり行うことで、魔法を覚えるのも早かった。今では普通に空を1時間は飛ぶことが出来たり、魔力を自由自在に使うこと、相手の心を数秒読むことも出来るようになった。

転移も2回は可能である。

そして1歳後半ぐらいに筋トレを始めた。

見た目は金髪の長い髪の碧い眼に前世でいう中世の在り来たりな服装である。

目はパッチリとして女の子としては美人に生まれたと自分でも思っている。

そして、3歳の今ある程度筋力もついてきたが、お婆様は外に出ない孫を心配していた。

「スウ、鍛錬もいいけどお外でお友達を作ってきたら?」

「うむ、確かコミュ力も必要だな、それがないと元も子もないしな」

「コミュ力が何かわからないけど、友達が出来ることは大切なことだと思うからお外に行くのもいいかもしれないわよ」

「わかった、では行ってくる、帰りは遅くなるかもしれないが、夕飯までには戻るようにする」

「あっ待って、私もついて行った方がいいんじゃ」

「大丈夫だ、こういうのは自分ひとりの力で作った方が、いいと思うから」

「そっそれもそうね、スウちゃんしっかりしてるから、くれぐれも怪我しないようにね」

「わかった、お婆様」

「行ってらっしゃい」

「行ってきます」

お婆様は不安そうな顔でスウを見送った。

スウは村へと向かった。

村に到着すると、初めに見つけたのは3人の少女たちであった。

「おおー、女の子たちがいる。しかも3人だ、これは女の子イベントとして、胸のもみ合いやどれだけ大きくなったかなどを調べるイベントがもらえそうだな、正直男だったけどそういうイベント実際に経験してみたいと常々思ってたからな、すげー楽しみだ!」

スウはそう思うと早速その3人に話しかけた。

「すみませんそこの御三方、少しお話よろしいですか?」

「えーなにー?」

「どーしたのー?」

「……」

スウは、話しかけると2人は反応し、もう1人は振り向いて少し警戒した。

1人が警戒していることを気づかずスウは、

「あ、いえ僕と仲良くして頂けると嬉しいんですが、よろしいでしょうか?」

「女の子なのに僕って変なのー」

「喋り方も少しか変わってるー面白―い」

「……」

2人は笑っているが、もう一人はまだ警戒をしている。

「でもいいよー、お友達になろー、私はペレーイ・グーテス、こっちはお姉ちゃんのルレーテ・グーテスって言うのー、よろしくねー」

ペレーイは自分の名前とさっきから黙っている少女が自分のお姉ちゃんであることを紹介する。

「私は、ヴァイプ・メイモスだよー、よろしくねー」

「ルレーテさん、ペレーイさん、ヴァイプさん、初めまして、僕の名前はスウ・アンベートと申します。以後よろしく」

(ぐへへへ、これで女子イベントは達成できそうだな!)

「……私あなたと友達になりたくない、行こ、二人とも」

「えっ! あっ、待って! お姉ちゃあああん!」

「ルレーテー! どーしちゃったのー!」

ルレーテは二人を連れて行ってしまった。

―――――――――――――――――――――――――――――――――――――

ルレーテside

何か変の予感がした。

スウと名乗る少女から異様に危険な感じがした。

私だけならともかく、私の大事な妹、そして大事な友達にも何かしようと企んでるようなそういう感じがした。

二人は気づいていないが私は自分が感じた違和感を信じた。

「ねえー、どーしちゃったのいったい、お姉ちゃんが仲良くしないっていうの珍しいよねー」

「そうよ、確かに少し変わった子だけど、仲良くしたくないなんて、ルレーテらしくない気がする」

「そうかもしれないけど、なんだか嫌な感じがするの、だからあなたたちもあいつに関わらないで、何かあったら嫌だから、私」

「……わかった! お姉ちゃんの言うとおりにする」

「私も、あなたはいつも私たちを助けてくれるし、信じる」

「ありがとう」

―――――――――――――――――――――――――――――――――――――

スウside

(クソっ、キャラ付けのための社会人キャラはあまり良くなかったか、お婆様だけが微妙な顔をすると思ったが、あまりこのキャラよくないのかな、でも今更戻すのもややこしくなりそうだし、このままのキャラを貫き通すことにするしかないな)

スウは、事実を誤解したままそのキャラを取り敢えず貫くことを決意した。

(取り敢えず、もうちょっと他の子供にも挨拶に行くか)

しかし、スウは貴族ではないが少し恵まれた家庭のため、他の子ども達から受け入れてもらうことが出来なかった。

しかし、スウは前世では友達がいなかったわけではなかったが、こういう状態になれていたため、心のダメージはあまりなかった。

「うむ、やはりどこの世界でも微妙な金持ちはしょうもない嫉妬で、敬遠されがちなんだな、いいことか悪いことか全然分からんがな、やはり俺にはチレイたんしかいないのかもしれないな」

そう思いながら夕方まで帰るまでにかなり時間が余ってしまった。まだ出て、10分くらいしか経っていない。

(どうしよう、このまま帰ってもなんかもったいないダケな気がするなせっかく外に出たんだし何かしてから帰るか、例えば、この世界ゲームもアニメもエロゲーも小説も漫画もライトノベルもないからクソ暇な時間家では勉強か魔法鍛錬と筋トレしかしてなかったからな、家ではあまり壊したりするのがあったらまずいと思った格闘と剣術の想定訓練をやってみようかな、どうせ暇だし、のちのち魔法を組み合わせた格闘と剣術を考えながら、練習してみよう凡人の俺がどこまでできるか、でも想定の訓練にチレイたんの妄想はやめよ、当たったら大惨事だからな)

そう思いながらスウは、広い場所を見つけ、そこでさっき拾った棒切れなどを使い格闘の練習や剣術の練習を始めた。

「取り敢えず怪我しないように家から一応持ってきた布を手に巻いて気にパンチをしてみようどういう風にすれば勢いが出るのかを考えていこう、確か漫画知識ではわきを締めて腰を入れてパンチ繰り出すんだっけ」

スウは実際にそれを見つけた木にやってみた。

ドンっ

すると、日ごろから筋トレをしていたおかげで手もあまり痛くなく、気の表面が少し割れた。

「よしいい感じだな、この感じで一回拳に魔力を注いで、パンチするとき風魔法を噴射しながら繰り出してみるか、どれだけ勢いがあるか見ておかないとな」

そして、その状態でパンチを繰り出した。

すると、

ドゴオー――――――――ン!

そのまま木が折れて倒れてしまった。

「すげええ、めっさ勢い出たぞおい」

スウは嬉しそうにしたが、少し拳が痛いことに気づき殴った拳を見た。

「少し血が滲んでるな、治癒魔法ですぐ回復しとこ、布はそこらで洗うか」

拳に治癒魔法をかけすぐに回復し、布もきれいに洗った。

「洗っている間にだいぶ時間が潰れてしまったが、まあ剣術の練習と護身術の練習は出来るだろう、一応剣術は素振りをして、そのあと相手を想像して、練習するか」

そういって、そこらへんで見つけた木の枝を素振りしその後、護身術の練習をした。

「格闘には、やはり合気道なども入れたいよな、もしかしたら役に立つかも出し、でも俺卓球部のヘタレ部員として部活していた俺じゃあなあ、合気道やったことないからな、取り敢えず相手の力を利用する動きだから、襲いかかった敵をそのまま流すようにバランスを崩させるようにした訓練とパンチを加えたり、ガードをどうするか考える必要があるな」

そして、自分なりに格闘の練習をした。

そして、あたりが暗くなる前に早めに帰るようにした。

「練習はしたものの、シュミレーションだからな、実践ではうまくいかんだろうな、でもやらないよりは対応もできる気がするしやっとくだけやっとこ」

そう思いながら家に帰った。

家に到着すると

「お帰りスウちゃん、お友達と遊んできたの?」

「すまない、友達が出来なかったから一人で、鍛錬してた」

「そっそうなの、でも焦らないで、絶対お友達出来るから、だってスウちゃんかわいいんだもの!」

「そっそうですか、ありがとうございます」

スウは、微妙な顔をしながらもご飯を食べてお風呂に入る筋トレをした後寝た。

次の日、お婆様と一緒に買い物に行くことになった。

その時、

「ひひひっひどい!! どうして、何でえええええええ!」

一人のおじいさんが倒れた木の前で泣いていた。

周りにいた人たちは、

「あれ、確かボウリ爺が奥さんとの思い出だと言ってた木じゃないか、完全に折れてるなまだ折れるような気でもなかったと思うが」

スウは、その気に見覚えがあった。

(やっちまったな、あれ昨日俺が風の魔法を利用した噴射でパンチして折った木だ)

スウは、さすがに謝った方がいいと思い正直になることにした。

「すみません、お爺さん、僕がおってしまいました。そんなに大切な気だと知りませんでした。ごめんなさい」

「スウちゃん」

スウは正直に謝りお婆様はびっくりしていたが、黙って見守るように見ていた。

「おい、あの子が木を折ったのか、あんな小さい体でどうやって」

「魔法じゃないのか」

「いやいや、さすがにあの幼少の体で木を折る魔力があるわけが……」

「ほら、村にもたまに来る天才と同じような奴じゃないか?」

「確かに、それならあり得るか」

周りの人たちが話してる中

「そっそうだったのか、君が折ってしまったんだね、折れてしまったのは仕方ない大切な思い出の木じゃが、正直に謝ってくれてありがとう」

「お爺さん」

お爺さんは優しい顔をして、スウの手を取った

ベキイイイイッ!!

「っっっ!ああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!」

「スウちゃああああああああああああああああああああああん!」

優しいお爺さんはスウの手をそのまま引き寄せ膝でスウの腕をへし折るだけで許してくれた。

スウとお婆様はそのまますぐに家に帰った。

スウはこの後滅茶苦茶治癒魔法をかけ、自分の腕を回復させた。

次の日、お爺さんは首を吊って死んでいた。


今度はちゃんと最後まで確認したはず、大丈夫のはず

昨日はごめんなさい ちゃんと最後まで貼りましたので、また閲覧してみてください。

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